気象庁は最初の4月14日21時26分の地震を「平成28年(2016年)熊本地震」(英語: The 2016 Kumamoto Earthquake)と命名し、4月15日に発表した[25]。4月16日には、さらに規模が大きい地震が発生し、同庁は4月17日、今後の状況を見た上で名称を再検討する意向を表明[26]。しかし4月18日に、気象庁地震津波監視課課長の青木元が、記者会見で一連の地震について「熊本地震と引き続く地震活動と捉えている」との見解を示し、名称を変更しない考えを明らかにした[27]。4月21日に気象庁は、「平成28年(2016年)熊本地震」は「4月14日21時26分以降に発生した熊本県を中心とする一連の地震活動」を指すとする説明を発表した[28][29]。
報道においては朝日、産経、毎日、読売の各全国紙の電子版で熊本県外への地震の影響に言及する記事(2016年5月1日以降)でも見出しなどで「熊本地震」という呼称を使用している例がある[30][31][32][33]。他方、大分県の地方紙である大分合同新聞の記事(4月22日付け朝刊以降)では、「熊本地震」のほか「熊本・大分地震」という呼称も使用している[34][35][36]。 熊本県又は大分県において2016年4月14日以降に発生した震度5弱以上またはMj5.0以上の地震を以下に示す。 なお、2019年1月3日に和水町で震度6弱を観測した地震について、気象庁の担当官や京都大学の梅田康弘は、熊本地震の活動領域から離れているため直接的な関連はないとの見解を示している[37][38]。詳細は「熊本地震 (2019年)」を参照。 熊本県又は大分県において2016年 4月14日以降に発生した
主な地震の一覧
震度5弱以上またはMj5.0以上の地震(気象庁資料による)発震日時
[表註 1][表註 2]震源[注釈 2][表註 3]規模 ( M J M A {\displaystyle M_{JMA}} )
[表註 4]最大震度
(気象庁震度階級)出典
2016年04月14日21時26分#熊本県熊本(深さ11km)
北緯32度44.5分 東経130度48.5分 / 北緯32.7417度 東経130.8083度 / 32.7417; 130.8083
2016年04月14日22時07分#熊本県熊本(深さ8km)
北緯32度46.5分 東経130度50.9分 / 北緯32.7750度 東経130.8483度 / 32.7750; 130.8483