熊倉一雄
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2014年11月に行われた舞台「遭難姉妹と毒キノコ」が最後の出演となった[8]
人物

声優としての当たり役にはヒッチコックのほか、1990年から日本で放送が開始されたテレビドラマ版の『名探偵ポワロ』のエルキュール・ポアロデヴィッド・スーシェ)の吹き替えがあり、熊倉のライフワークとなっていた。

ひょっこりひょうたん島』(トラヒゲ)、『ばくさんのかばん』(ばくさん)でも知られる。

愛称はクマちゃん[7]

高校時代は音楽部に所属していた[7]ピッコロを担当したり、中学時代の仲間が結成した未完成室内楽団に入部してもらったりしていた[3]
エピソード

山田康雄納谷悟朗等を自らテアトル・エコーにスカウトしており、誘われた山田は「熊ちゃんは人拐いだった」と称している。

神谷明は熊倉の三枚目の演技と歌唱に感銘を受け、後に『キン肉マン』で主人公キン肉マンを演じる参考になったと語っている[17]

2012年に、BSプレミアムで放映された『名探偵ポワロ』の新シリーズの吹き替え収録でのプレマップのインタビューの際には、「ポワロにはまだまだドラマ化されていない作品が残っておりますので、私もこれからも頑張ってやっていきます」と、これからもポワロの吹き替えを続けていく意気込みを語った(ポワロを演じているデヴィッド・スーシェも「全ての作品を演じるまでは続けていく」と語っている)。そして、2014年の最終シリーズ放送に際して行われたインタビューで、「この吹き替えの仕事だけは誰にも渡したくないと思っていたが、生きているうちに最後まで吹き替えられるか心配だったため、無事に完遂して仕事を果たした気持ちになった」と語った[18]

『名探偵ポワロ』の吹き替えで共演したミス・レモン役の翠準子とは長く同じ劇団にいたため古い付き合いで、ジャップ警部役の坂口芳貞とは酒を酌み交わす仲だという。一方、シリーズ途中でヘイスティングス大尉役の富山敬が死去したことに対して「辛かった」とも述べた[18]。ちなみに富山からヘイスティングス役を引き継いだのは劇団の後輩の安原義人だった。
後任

熊倉の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

後任役名概要作品後任の初担当作品
多田野曜平ミスター・スミー『ピーター・パン』『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち
コグスワース『美女と野獣』『美女と野獣“魔法のものがたり”
浦山迅先生『白雪姫』『ディズニー・クリスマス・ストーリーズ
高木渉ゼペット『ピノキオ』『ピノキオの冒険旅行』アナウンス部分
小倉久寛コグスワース『美女と野獣』『美女と野獣
楠見尚己スクービー・ドゥー『スクービー・ドゥー』『弱虫スクービーの大冒険

出演作品

※太字はメインキャラクター。
テレビドラマ

御存じ歌草紙
(1955年、日本テレビ

歌う青春列車(1956年、TBS

キス夫とミー子(1956年、TBS)

ありちゃんのおかっぱ侍 第18話(1957年、TBS)

惑星への招待(1957年、TBS)

西武民話劇場(1957年 - 1960年、TBS)

眼(1958年、日本テレビ)

東芝日曜劇場 ミュージカル・コメディ 源氏物語(1958年4月13日、TBS)

遊星王子(1958年、日本テレビ)

ダイヤル110番(日本テレビ)

第60回「暗い運転席」(1958年10月28日)

第62回「密告屋」(1958年11月11日)

第74話「悪い水」(1959年2月3日)


私は貝になりたい(1958年10月31日、TBS) - 滝田二等兵 役

お気に召すまま 第3話「天才の秘密」(1962年、テレビ朝日

松本清張シリーズ・黒の組曲 / 不在証明(1962年、NHK

忍者ハットリくん (実写版) - ハットリくんの声

忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ - ハットリくんの声


快獣ブースカ

第32話「すてきな快獣の日」(1967年) - 電子の神の声

第35話「銀河へ行こう!」(1967年) - カボチャ星人の声


太陽にほえろ! 第162話「したたかな目撃者」(1975年、日本テレビ / 東宝) - 堀田四郎

俺たちの朝(1976年、日本テレビ / 東宝) - 洋品店店主 役


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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