火野レイ
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美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初)Act 3 「レイ ?SAILOR MARS?」
美少女戦士セーラームーン・第10話「呪われたバス! 炎の戦士マーズ登場」
作者武内直子
声優富沢美智恵(テレビアニメ)
佐藤利奈(Crystalシリーズ)
女優#キャスト 節を参照
プロフィール
別名セーラーマーズ
性別女
種類地球人
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火野 レイ(ひの レイ)は、メディアミックス作品『美少女戦士セーラームーン』の架空の人物

原作・実写版では第3話、『Crystal』では第2話[注釈 1]テレビアニメでは第10話で初登場。DICエンターテイメントによる北米版の名前はRaye Hino(レイ・ヒノ)。
人物

セーラーマーズに変身する、火川神社の霊感少女。色に近いストレートロングの黒髪[注釈 2]の美少女で、高貴な顔立ちと紫色の目を持つ。初登場時はミッション系の名門校・私立T.A女学院[注釈 3]の中等部2年生。火川神社の宮司の孫娘で、家の手伝いで巫女の仕事をしている。

性格はちょっぴりイジワルだが大人っぽく、責任感が強くて頭もいい。悪霊退散のお札を使う除霊が得意な霊能力者で、邪悪な妖気を感知したり、を用いた祈祷も行う。T.A女学院では学園の女王に祭り上げられるほど慕われる存在。

九字を切って護摩を焚く火川神社は神仏分離を免れた神社らしいが、近所の人々はレイの霊能力を不気味がって近寄らない[注釈 4]。初登場時は神社近くの仙台坂上を通るバスが消える都市伝説「魔の6時のバス」の原因が自らの霊能力という噂を流されて調査に行き、ダーク・キングダム四天王のジェダイトによる行方不明事件に巻き込まれた。

祖父の火川宮司との二人暮らしで、神社の境内に居着いたカラスのフォボスディモスの面倒を見ている。テレビアニメでは神職見習いの熊田雄一郎を加えた三人暮らし。幼い頃に母親を病気で亡くし、死に目にも会いに来なかった大物政治家の父親と仲が悪く、祖父が住む火川神社に身を寄せている。将来は祖父の跡を継ぎたいと思っているが、テレビアニメでは家庭環境は語られずに将来の夢もたくさんある。T.A女学院の制服はブレザーに似たミニスカートの灰色セーラー[注釈 5]

初期設定では「夜の神ニュクス[1]に変身する「夜野みやび」という名前だった[2]。原作者の武内直子によるとモデルは観月ありさ[注釈 6]巫女という設定になったのは、武内が大学時代に芝大神宮で巫女のアルバイトを経験したため。なお、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する綾波レイの名前は、彼女の名前に由来している[3]

原作者・武内直子はお気に入りのキャラクターの一人に挙げており、レイの性格の改変をテレビアニメ版に対する不満点のひとつにしている。テレビアニメ版で声優を担当した富沢美智恵も「初登場時はかっこよかったのに、だんだん愉快な描写が増えてきた」と苦言を呈している。

月刊アニメージュ』の「レイちゃん人気倍増計画」のコーナーでは、富沢が「ギャグキャラになって残念」と述べ、レイがギャグキャラ化した糸を引いているのは幾原邦彦と指摘。対して幾原は「レイちゃんは通好みのキャラだから」と説得し、「ギャグキャラとしていく所まで行かせる」と宣言した。対して富沢は「もう、いいわ。読者の皆さん、レイちゃんにラブレターを送ってください。わたしがお返事を書きます」と宣言。「★上のような事情で、レイちゃんへのラブレターを募集します(女の子が応募してもいいぞ)」と締めくくった[4]

実写ドラマと『Crystal』では原作設定をベースとしているが若干の相違もある。
プロフィール

プロフィールは殆ど原作のもの。

年齢:14?16歳、ラスト21歳(原作)14?16歳(テレビアニメ)14歳、ラスト18歳(実写)

誕生日:
4月17日

誕生石:ダイヤモンド

星座:牡羊座(牡羊座の守護星火星

血液型:AB型

好きな宝石:ルビー

好きな色:

好きな食べ物:フグ

苦手な食べ物:缶詰のアスパラ

好きな教科:古文

苦手な教科:現代社会

趣味:占い、読書

特技:座禅

嫌いなもの:テレビ番組(原作。ドラマではカラオケ#原作とアニメの相違を参照)

将来の夢:宮司(テレビアニメでは国際派キャリアウーマンシンガーソングライター声優モデルなど)

経歴:T.A女学院中等部→T.A女学院高等部

原作漫画

一匹狼のおしとやかなクールビューティー。T.A女学園では「レイ様」と崇拝されて「学園の女王」の異名を持ち、外部の生徒に高嶺の花と噂される。未来を予言したり、近い未来の危機の予知夢を見る力を持つ。タロット占いも得意。好きな花はカサブランカ

神秘的な雰囲気などで男女どちらからもモテる描写があり、愛野美奈子によると複数の男子校にレイのおっかけがいる噂もある。番外編『レイと美奈子の女子校バトル』では「男ってバカだと思ってるから」「(テレビは)うるさいしくだらないし」と断言したが、カルピスこども劇場デビルマンは見ていたという。

仕事人間の政治家の父に幼少期から祖父の神社に預けられっぱなしで、誕生日にだけ会うが母の見舞いもしなかった父をよく思っていない。第一部では「わたくし」「?ですわ」などのお嬢様口調で喋っていたが、第二部からは普通の少女らしい口調で喋るようになり、月野うさぎたちの影響で砕けてきていると感じる場面がある(お嬢様学校のT.A女学院では以前と同じ口調で話す)。原作と『Crystal』では最初はうさぎを「うさぎちゃん」と呼んでいたが、途中から呼び捨てに変わった(実写では最初から呼び捨て)。

第一部では「魔の6時のバス」の真相を探ろうとしてダーク・キングダム四天王のジェダイトにさらわれ、ルナに貰った変身ペンでセーラーマーズに初めて変身した。番外編『カサブランカ・メモリー』によると、中学一年生の頃に兄のように慕っていた父の秘書・海堂と恋に落ちたが、政治家を目指す海堂が父の意思によって政略結婚して「もう恋はしない」と決めた。しかし、もしも本気で恋をしたらその人を狂わせてしまうほど束縛するだろうと感じている。ジェダイトと前世で恋仲だった構想があり、海堂にジェダイトの面影を重ねたり、敵として現れたジェダイトに気に入られている。

第二部では、レイに張り合うようにT.A女学園生徒の「黒月紅安」と名乗り潜入し不吉な予言を繰り返すブラック・ムーン一族のコーアンの自然発火事件に巻き込まれた。

第三部では滝行中に無限学園生徒の聖体を奪うデス・バスターズのユージアルに遭遇。カオリナイトの呪術でユージアルが復活すると、心の奥に隠した一人でいたい気持ちを利用されて操られかけ、外部太陽系戦士の増援で事なきを得た。

第四部では仲間達が十番高校に進学するが、エスカレーター式のT.A女学院に通うレイだけはT.A女学院高等部に進学し、弓道部に所属した。のタロットカードで不吉を予言。デッド・ムーンサーカスのミラーハウスに出現した鏡の中の自分とタイガーズ・アイに幻惑され、退散札で一度は撃退したがタイガーズ・アイに喰らわれかける。人間体に変身したフォボス・ディモスにセーラークリスタルを授けられ、パラパラの魔術とタイガーズ・アイを破って海王みちるのアドバイスを思い出した。ネヘレニア戦ではプリンセス・マーズに変身して火星の城「フォボス・ディモス キャッスル」のエナジーを新しい聖杯に注ぎ、エターナル戦士にパワーアップする。

第五部では、はるかやみちるも十番高校に入学したことなどで「あたしも十番高校に入ればよかったかな」と漏らしている。タロットカードで危機を警告したスリーライツ(セーラースターライツ)に出会う。セーラー戦士に変身したフォボスとディモスをシャドウ・ギャラクティカのセーラーアニマメイツに倒され、駆けつけたセーラームーンの目の前でセーラークリスタルを抜かれて消滅。セーラーギャラクシアに操られた状態で復活し、セーラームーンに倒されてコルドロンの海に投げ込まれた。コルドロンに溶けたうさぎと再会し、数年後のうさぎと衛の結婚式に出席する。

番外編『ぱられるせぇらぁむ?ん』では、婿養子で教師の夫(気が弱いらしい)と結婚し、娘の火野れいを育てている。
テレビアニメ

しっかり者だが、原作とは逆にテレビや漫画が好きで恋愛にも積極的。男っぽく義理堅い性格で、やや短気で負けず嫌い。祖父や下級生の面倒を見ているせいか大人びているが、月野うさぎが絡むと子供っぽい言動を見せる。ボケも多いが基本的には常識人で、抜けた所があるセーラーチームの貴重なツッコミ役。火川神社の自分の部屋を勉強会と作戦会議に提供し、私物の漫画本はうさぎがよく読んでいる。

仕事中は巫女装束を着ているが、ガーリーからマニッシュまで何でも着こなす。仲間内で唯一うさぎを呼び捨てにする(他には「バカうさ」や「ドジうさぎ」なども)。泣き虫だがさっぱりした気性のうさぎとは喧嘩するほど仲がいいという関係で、張り合いながら世話を焼いている。うさぎとはカッコいい男性(特に衛)を巡るライバル同士でもあるが、最終的にはうさぎとの友情を選んだ。T.A女学院では「レイ様」と呼ばれてアイドル視されている[5]。得意料理はレトルト食品のハイカレーで、CMのキャッチコピーを丸暗記している。

初登場回はお嬢様口調で高飛車な態度など比較的原作に近い面も見られたが[注釈 7]、次の回からはうさぎ同レベルのミーハーで気が強い性格になった。一人称を「レイちゃん」にすることがあり、「レイちゃんって呼んでください」と自己紹介する場面がある[注釈 8]。アニメスタジオを見学してアニメオタクの言動を表し、後に「保存用、観賞用、他人に見せびらかす用」というセリフを発している。レイ役の富沢がマイケル・ジャクソンの大ファンであることに起因する場面も存在する。

『無印』初登場時は火川神社の神職見習いになりすましたダーク・キングダム四天王のジェダイトを怪しみ、セーラーマーズに変身して追い払う。当初はセーラームーンの仕事を楽観視していたが、敵の攻撃からとっさにセーラームーンを庇ってもいる[6]。敵の本拠地に一気に乗り込んで倒そうと考える向こう見ずさも見せた[7]。妖魔七人衆に変化した火野宮司をセーラームーンとの連携で元に戻した。ムーンを仲間外れにしたと思わせて敵を油断させる作戦中に、ムーンにリーダーの証「ムーンスティック」を託される。敵の攻撃で窮地に陥ったムーンを助けたい気持ちをこらえるが、ジュピターに「本当にセーラームーンが嫌いなんじゃ」と疑われて「本当に嫌いだったら、こんな大切なもの預かる訳ないじゃない」と作戦中断して助けに向かった。

地場衛を気に入り、待ち伏せしてデートに誘ってからは複数回一緒に出かけている。タキシード仮面にも衛本人と知らずに[注釈 9]憧れていたが、正体を明かしたタキシード仮面がムーンを庇って倒れた上に、前世のうさぎと衛が恋人同士だった事が明かされると、前世からの運命を受け入れられないうさぎに活を入れ、衛をすっぱり諦めてうさぎの恋を応援し始めた。以降はレイを気に入って神職見習いに来た熊田雄一郎の気持ちを受け入れ始め、「あたしの雄一郎」と呼んだり、照れたり頬にキスする場面もある[8]。第38話でもマーズの姿で雄一郎にキスしているが(当然雄一郎はマーズの正体がレイだと知らない)、相思相愛にまでは達しておらず、その後も彼氏を欲しがるエピソードがある。

無印第45話ではうさぎに雄一郎とのキスを勧められるが、仲間達が戦死する中で最後までセーラームーンを守って戦い、DDガールズの最後の二人を倒して「やっぱりうさぎの言う通り、雄一郎にキスしとけばよかったね」と言い残す。スーパー・ベリルとの決戦では幻の姿でうさぎに力を貸し、記憶を消されて再転生した。

『R』魔界樹編では第47話時点でうさぎたちに出会い、第51話でルナに記憶を返された。魔界樹編の直前を描いた『アニメイトカセットコレクション3』では衛の顔見知りとして登場し、衛がうさぎに惚れていると見抜いている。ブラック・ムーン編ではあやかしの四姉妹のコーアンに雄一郎を「弱い男」となじられるが、コーアンの攻撃から自分を庇って倒れた雄一郎を「あたしは雄一郎の誠意に応えたいだけよ」と言って守り、ルベウスに見捨てられたコーアンを説得して改心させる。第52話では文化祭の実行委員長に選ばれてリサイタル用の歌を作り、努力を人に見せない意外な一面を見せた。終盤ではちびうさが未来のうさぎと衛の娘と知ってショックを受けている。

『R』以降はうさぎがピンチになると最初に駆けつけ、『S』『スターズ』のクライマックスでもセーラー戦士の一番手として登場する。その純粋さゆえか、「ピュアな心」や「夢の鏡」をセーラー戦士で最初に狙われた。その後もうさぎと衛の橋渡しをし、『アニメイトカセットコレクション3』ではエンディミオンを元の時代に帰すことを躊躇ううさぎの肩を持ち、『S』でうさぎの誕生日を知らなかった衛の相談を受けた。

『S』では世界が崩壊する不吉な夢を見ているが、長い間誰にも言えなかった。第99話では毎晩徹夜で炎占いを続けて心配した雄一郎に「髪を燃やさないように」と水色のたすきをもらい[注釈 10]、その後のエピソードでもお守りとして身に着けている。終盤でセーラープルートの指摘を受けて仲間に打ち明け、最終決戦では仲間と協力して無限学園周辺に敵の力を抑える結界を張る[注釈 11]。『SuperS』ではレポートの期限が迫った衛を一晩泊めてうさぎと雄一郎に警戒されるが、本人は特に何も思っていなかった。

『S』から『SuperS』までの間を描いたSFCゲーム『Another Story』では、敵の罠で衛への未練を仄めかしたり(ただしアニメ本編とは矛盾がある)、ジェダイトに似た少年に出会う。

『スターズ』では衛と連絡が取れないまま星野光に求愛されて苦悩するうさぎを心配し、しょっちゅう十番高校に顔を出している。文化祭では占い師に変装してうさぎの本音を聞き出そうとした。第196話ではスターライツとうさぎを庇ってスターシードを抜かれ、うさぎの腕の中で消えてしまうが、心を取り戻したギャラクシアにスターシードを返されて復活する。
実写ドラマ

原作同様、孤独でクールビューティーな美少女だがお嬢様口調ではなく、うさぎに文句を言いながら世話を焼くお姉さん的存在で、負けず嫌いなテレビアニメの要素も混ざっている。愛野美奈子にからかわれ、嫌いなカラオケをアイドル「マーズ・れい子」として歌わされたりと周囲に振り回される一面もある。

信条的に前世を否定しているため、前世の使命に忠実で単独行動を取る美奈子と対立する。実際には病魔に蝕まれていた美奈子はもうプリンセスを守れる余力がないと自覚していたため、自分が死んだ後のセーラー戦士のリーダーをレイに託すべく厳しく接していた。その気持ちに気づいた後はセーラー戦士の立場を超えた友情が芽生え、後に美奈子の病死を知った時には誰よりも号泣している。原作より父親との対立が更に掘り下げられ、オリジナルの設定も多数存在する。物語序盤はやや高慢な部分があり、うさぎたちとも心を開いていなかったが、その後は誰よりも熱い一面を見せるなど、物語を通して最も成長したセーラー戦士のメンバーである。

原作と同じく男嫌いを自称しているものの、神社に来た理由や男嫌いの原因が異なり、実写では母親が亡くなった後神社へ預けられた上、母の死に目に会わなかった父親への反抗心が男嫌いの主な原因となっている。そのため、父親とある程度和解した後は、うさぎと衛の結婚式で花嫁のブーケトスに向かいたそうにしている。「special act」では将来宮司となったが、最後の戦いでは怪我で参戦出来なかった。
ミュージカル版

バンダイ版ではテレビアニメ、ネルケ版では原作を主にベースにしている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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