火星探査機
マーズ・グローバル・サーベイヤー
1996年11月7日打ち上げ、1997年9月12日に火星周回軌道に入る。火星の詳細な地図の製作に成功した。2006年11月2日太陽電池パネルに異常が起こり通信が途絶えた。
マーズ・パスファインダー
1996年12月4日打ち上げ、1997年7月4日に着陸機「ソジャーナ」の軟着陸に成功した。ソジャーナは1997年9月27日まで探査を行い、地表の映像と地質データを送信した。
マーズ・クライメイト・オービター
1998年12月11日打ち上げ、1999年9月23日に火星に到達したが軌道投入に失敗。そのまま火星表面に墜落した。
マーズ・ポーラー・ランダー
1999年1月3日打ち上げ、12月3日に火星に到達したが、着陸に失敗した。
ディープ・スペース2号
マーズ・ポーラー・ランダーに搭載して打ち上げられて火星に到着したが、データは送られて来なかった。
2001マーズ・オデッセイ
2001年4月7日打ち上げ、10月24日に周回軌道に入り、2012年時点も観測を継続中。
マーズ・エクスプロレーション・ローバー (MER)
MER-A「スピリット」 - 2003年6月10日打ち上げ、2004年1月3日に火星表面に着陸した。2011年4月にミッション終了を宣言。
MER-B「オポチュニティ」 - 2003年7月7日打ち上げ、2004年1月24日に火星表面に着陸した。2018年6月13日にNASAのジェット推進研究所が、大砂嵐で太陽光が遮られたためにバッテリー残量が低下して休眠状態に入り、米国時間の10日午前を最後に通信が途絶えたと発表。
マーズ・リコネッサンス・オービター
2005年8月12日に打ち上げられ、2006年3月10日に火星の周回軌道に到達した。2011年現在も観測を継続中。
フェニックス
2007年8月4日打ち上げ。2008年5月25日、火星の北極地域に着陸した。火星の冬の到来の影響でバッテリー機能が低下、2008年11月2日を最後に通信途絶。NASAは「活動を再開できる可能性はきわめて低い」と事実上の活動停止を表明。
ドーン
2007年9月27日打ち上げ、2009年2月に火星スイングバイ。探査目標は小惑星ベスタと準惑星ケレス。
マーズ・サイエンス・ラボラトリー
2011年11月26日打ち上げ。2012年8月6日に、愛称「キュリオシティ」と名付けられたローバーを火星表面に軟着陸させた。
MAVEN
2013年11月18日打ち上げ。2014年9月21日に火星周回軌道に到達。マーズ・スカウト)ミッションの2番目に当たる。火星周回軌道から火星の大気について調査する。
インサイト
2018年5月5日打ち上げ。ディスカバリー計画の一つとして行われ、火星表面に着陸し、火星の地下について探査する。
マーズ2020「パーサヴィアランス」
2020年7月30日、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられ、2021年2月18日に火星に着陸した。火星の生命痕跡調査が目的[1]。
計画中
マーズ・サンプルリターン・ミッション
欧州宇宙機関 (ESA) との共同ミッションで2020年代を予定。
計画中止
マーズ・サイエンス・アンド・テレコミュニケーション・オービター (MTO)
2009年頃の打上げを目指していた火星用のデータ中継衛星であるが、2005年7月にキャンセルされた。
アストロバイオロジー・フィールド・ラボラトリー
2016年頃の打上げを計画していたが、予算面での問題によりキャンセル。
中華人民共和国
蛍火1号 - 2011年11月9日、ロシアのフォボス・グルントに相乗りする形で打ち上げられたが、地球周回軌道離脱に失敗。
天問1号 - 2020年7月23日、海南省の文昌航天ロケット発射場から長征5号により打ち上げられ、2021年2月10日20時頃 (CST) - 火星周回軌道投入、5月15日午前-火星への軟着陸に成功し、探査車「祝融」で、火星表面の気候や土壌などを調査する予定である[2]。
計画中
上記の「天問1号」に続き、2028年にも火星探査機を送り込む計画が2018年に明らかにされている[3]。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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