診断がつかない腹痛や腸閉塞時は使用しない。透析患者や腎機能障害を有している場合、塩類下剤は禁忌[12]。
治療の原則
下剤はあくまで対症療法であり、治療可能な原疾患を忘れないようにする。
同じ下剤でも、量を増やせばいくらでも強くなる。
第一選択薬は、酸化マグネシウムかポリエチレングリコールである。無効時は変更か併用。
同一下剤の長期連用は、効果の低下や習慣性の原因となる。回復したら徐々に減量、中止する。
参考文献
横張英子、岡崎昌利、千堂年昭、「薬物相互作用 (13?下剤の薬物相互作用)」 岡山医学会雑誌 Vol.120 (2008) No.2 P.223-226, doi:10.4044/joma.120.223
表
話
編
歴
薬理学:医薬品の分類
消化器/代謝(A)
胃酸中和剤
制酸薬
H2ブロッカー
プロトンポンプ阻害薬
制吐薬
瀉下薬
止瀉薬/止痢薬
抗肥満薬
血糖降下薬
ビタミン
ミネラル
血液、血液生成器官(B)
抗血栓薬
抗血小板剤
抗凝固薬
血栓溶解薬
抗出血薬
血小板
凝固・線溶系
抗線維素溶解性
循環器系(C)
心臓療法/狭心症治療薬
強心配糖体
抗不整脈薬
昇圧薬
降圧薬
利尿薬
血管拡張薬
交感神経β受容体遮断薬
カルシウム拮抗剤