そうした状況のため、2016年(平成28年)には県議会で「県民に広く親しまれている『琵琶湖周航の歌』を県民歌とすべきではないか」との意見も出されている[5]。県が毎年発行している県民手帳には「滋賀県民の歌」と「琵琶湖周航の歌」の両方が掲載されており、県では2017年(平成29年)が「琵琶湖周航の歌」発表100周年に当たることから、同年に開催される県の事業で「周航の歌」と合わせて「県民の歌」のPRを実施し、認知度の向上を目指す方針を検討している[5]。
歌碑大津市の滋賀県庁舎前にある服部岩吉顕彰碑兼「滋賀県民の歌」歌碑
旧滋賀会館の敷地内には制定時の知事であった服部岩吉の顕彰碑を兼ねた「滋賀県民の歌の碑」が建立されていたが[7]、会館の廃止・解体に伴い2016年(平成28年)に滋賀県庁舎前へ移設された[5]。県庁舎前に県民歌の歌碑を設置する事例は、長野県庁舎前の「信濃の国」に続き2例目となる。
参考文献
滋賀県百科事典刊行会 編『滋賀県百科事典』(大和書房、1984年) ISBN 4-479-90012-8
国民文化協会 編『事典 シンボルと公式制度 日本篇』(国際図書、1968年)
中山裕一郎 監修『 ⇒全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版、2012年) ISBN 978-4-490-20803-0
出典^ 滋賀県百科事典(1984), p346
^ 朝日新聞社『朝日人』1990年1月号, p172 高松弥生「追悼 鷲は飛び去った」。
^ a b 国民文化協会(1968年), p199
^ 中山(2012), p266
^ a b c d e “滋賀県民の歌「知らない」6割超 歌碑移設、ホームページ掲載…浸透いまひとつ”. 産経新聞 (産経新聞大阪本社). (2016年12月14日). https://www.sankei.com/article/20161214-5T6VGXBZKFLXNGSLVVGVNIO63U/ 2017年1月1日閲覧。
^ ⇒“滋賀県民の歌、6割「知らない」 「周航の歌」に押され気味…”. 京都新聞. (2016年12月30日). ⇒http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20161230000039 2017年1月1日閲覧。
^ ⇒滋賀県民の歌の碑(大津のかんきょう宝箱)
外部リンク
滋賀県民の歌 - 滋賀県