源義仲
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^ 義仲が木曾谷で成長していることから、当然のように木曾谷にて挙兵したと考えられている。『源平盛衰記』でも、滋野行親が木曾谷の山下(現在の木曽町新開上田付近)で兵を集めたと記述されている。だが、一志茂樹はこの記述に疑問を抱き、義仲が根拠地としたのは滋野氏の本拠があった東信・西上野であると説いた(「木曽義仲挙兵の基地としての東信地方」(『千曲』創刊号、1974年))。菱沼一憲も、後の横田河原の戦いにて義仲方に参加した木曾谷の武士(木曾衆)で姓氏が明確なのは中原兼遠の子供達のみであり、義仲が木曾谷で挙兵したとしても本拠地としたのは佐久小県の両郡および西上野の一部であり、市原合戦や横田河原の戦いもそれを前提に考えるべきであるとする(菱沼一憲「木曽義仲の挙兵と市原・横田河原の合戦」(初出:『群馬歴史民俗』25号(2004年)/改題:「木曽義仲の挙兵と東信濃・西上野地域社会」菱沼『中世地域社会と将軍権力』(汲古書院、2011年) ISBN 978-4-7629-4210-5 T部第二章1節)。
^ 『玉葉』7月28日条には、「参入の間、かの両人相並び、敢へて前後せず。争権の意趣これを以て知るべし」とある。
^ 三之宮が丹後局と寵愛を競う坊門局(平信重の娘・円恵法親王の生母)の姪孫であったことも影響があったと考えられている。
^ 『玉葉』閏10月17日条には、「或人云はく、頼朝の郎従等、多く以て秀平の許に向ふ。仍つて秀平頼朝の士卒異心ある由を知り、内々飛脚を以て義仲に触れ示す」とあり、藤原秀衡が義仲に情報を伝えたとしている。
^ 義仲に従ったのは子飼いの部下を除くと、志田義広と近江源氏だけだった。義広は義仲滅亡後も抵抗を続けるが、元暦元年(1184年)5月4日に鎌倉軍との戦闘で討ち取られる。近江源氏の山本義経は法住寺合戦後に若狭守に任じられるが、その後の消息は不明である。
^ 義仲と基房の娘の婚姻を語るのは『平家物語』だけで、『玉葉』『愚管抄』には記述がないため、『平家物語』の創作とする見解もある。
^ 平治の乱以降、院御厩別当と左馬頭は平氏一門が独占していた。ただし12月10日には、左馬頭を辞任している。同一人物が両方の職を兼任することはなかったため、その先例に従ったものと推測される。

出典^尊卑分脈
^ 久保田昌希編『戦国・織豊期と地方史研究』(岩田書院、2020年)
^ 檀一雄『木曾義仲』上・下(筑摩書房、1955年)
^ 西田直敏「平家物語の性格造型手法―平重盛・木曾義仲の表現をめぐって―」(『解釈』3巻5号、1957年)
^ 齋藤純一「木曾義仲と項羽―国文学と漢籍その一―」(『解釈』3巻6号、1957年)
^ 長島喜平『朝日将軍木曾義仲』(国書刊行会、1991年)
^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰『コンサイス日本人名辞典 第5版』(株式会社三省堂、2009年) 27頁。
^吉記
^ 『玉葉』7月30日条
^ 『吉記』7月30日条
^百錬抄』同日条、『玉葉』8月11日条
^ a b 『玉葉』8月12日条
^ 『玉葉』8月14日条
^ 『玉葉』8月18日条
^ 『玉葉』9月3日条
^ 『玉葉』9月21日条
^ 『玉葉』10月2日条
^ 『百錬抄』
^ 『玉葉』閏10月17日条
^ a b c 『玉葉』同日条
^ 『玉葉』閏10月21日条
^ 『玉葉』閏10月20日条
^ 『玉葉』閏10月26日条
^ 『玉葉』閏10月27日条
^ 『玉葉』11月16日条
^ 『玉葉』11月8日条
^ 『玉葉』11月17日条、『吉記』『百錬抄』11月18日条
^ 『玉葉』11月18日条
^ 『玉葉』11月22日条
^愚管抄
^ 『百錬抄」同日条、『吉記』は21日とする。
^ 『吉記』『百錬抄』同日条、『玉葉』29日条
^ a b 『吉記』同日条
^ 『百錬抄』『吉記』同日条
^ 島崎直人「木曾義仲関係史蹟を歩く」(鈴木彰・樋口州男・松井吉昭編著『木曾義仲のすべて』新人物往来社、2008年)182頁
^ “弓の清水”. 高岡市観光ポータルサイト「たかおか道しるべ」. 高岡市観光協会・高岡市観光交流課. 2022年4月17日閲覧。
^ “弓の清水”. 富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」. 富山県地方創生局観光振興室・とやま観光推進機構. 2022年4月17日閲覧。
^ 「とやまの公園空中散歩 中田中央公園(高岡市常国)」『北日本新聞』2018年5月8日付、11面。
^ 「義仲像すっきり 小矢部・埴生護国八幡宮、おみぬぐい」『富山新聞』、2021年12月14日。
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