満洲民族
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過半数は、遼寧省に居住しており[6]河北省吉林省黒竜江省内モンゴル自治区新疆ウイグル自治区甘粛省山東省にも分布し、北京天津成都西安広州銀川などの大都市やその他中小都市にも居住する。清朝前期の公文書や民間史料は満洲語だけで記されているが、人びとの満洲語に対する意識は薄れており、満洲語は危機に瀕している[6]。『朝日新聞』の報道によれば2013年時点で、中国国内で満洲語を解し、古文献も読めるレベルの学者は決して多くないという。一方で黒竜江大学中央民族大学、北京市社会科学院などをはじめとする大学・研究機関によっても満洲語に関する研究が行われている。満洲文字モンゴル文字を起源とするアルファベットであり、満洲文字を解すモンゴル族の研究者(哈斯巴特爾(ハスバートル)氏など)もおられる。日本でも有名な『論語』『孟子』『 詩経』『孫子兵法』など中国の伝統文化を代表する著作にも満洲語の訳本が存在し、満洲文字が漢文と併記されている。研究機関以外の場所で自学や授業を通じて満洲語を習得した学習者の人数を除いても、満洲語を解し、古文献を読むことができるレベルの学者が10名ほどに過ぎないのは疑わしい。[6]

清朝発祥の地といわれているのが、遼寧省の撫順市新賓満族自治県である[6]。しかし、そこにあっても満洲民族の小学校は1校しかなく、満洲族固有の姓を用いる児童もいない[6]。一方で、ヌルハチが城や寺を築いて最初の根拠地としたヘトゥアラ(?????
???、hetu ala、赫図阿拉)[注釈 3]、すなわち、同自治県の西方、永陵鎮老城村はヌルハチ即位の地であり、ヌルハチの祖先の陵墓である永陵があり、太陰暦4月18日に各地の満洲族が集まる祭礼の地となっている[11][注釈 4]

満洲民族の人口は清朝の時代には200万人ほどとされていたが、清朝滅亡後は迫害を恐れたため、続いて行われた中華民国初期の国勢調査で自らを満洲族としたのは約50万人にすぎなかったという。しかし、少数民族の権利が謳われるようになると、その人口は一気に500万人に増えたといわれている。
主要分布域満洲族の自治県シベ族の自治県
自治県・民族鎮・民族郷


自治県

満洲族には11の自治県がある。

遼寧省

新賓満族自治県

清原満族自治県

岫岩満族自治県

寛甸満族自治県

本渓満族自治県

桓仁満族自治県


吉林省

伊通満族自治県


河北省

青竜満族自治県

寛城満族自治県

豊寧満族自治県

囲場満族モンゴル族自治県


民族鎮


興城市

沙後所満族鎮

東辛荘満族鎮

郭家満族鎮

高家嶺満族鎮


四平市鉄東区

葉赫満族鎮


ハルビン市双城区

農豊満族シベ族鎮


五常市

拉林満族鎮

牛家満族鎮


チチハル市昂昂渓区

水師営満族鎮


綏化市北林区

綏勝満族鎮

永安満族鎮


望奎県

恵七満族鎮


民族郷


北京市懐柔区

長哨営満族郷

喇叭溝門満族郷


遵化市

西下営満族郷

湯泉満族郷

東陵満族郷


平泉市

七家岱満族郷

茅蘭溝満族モンゴル族郷


承徳県

崗子満族郷

両家満族郷


?平県

安純溝門満族郷

平坊満族郷

西溝満族郷

ケ廠満族郷

五道営子満族郷

馬営子満族郷

付家店満族郷


興隆県

南天門満族郷

八卦嶺満族郷


隆化県

偏坡営満族郷

尹家営満族郷

廟子溝モンゴル族満族郷

太平荘満族郷

旧屯満族郷

西阿超満族モンゴル族郷


文安県

大囲河回族満族郷


赤峰市松山区

当鋪地満族郷

:

カラチン旗

十家満族郷


涼城県

曹碾満族郷


ホルチン右翼前旗

満族屯満族郷


康平県

沙金台モンゴル族満族郷

柳樹屯モンゴル族満族郷

西関屯モンゴル族満族郷

東昇満族モンゴル族郷


瓦房店市

三台満族郷

楊家満族郷


荘河市

太平嶺満族郷

桂雲花満族郷


撫順市望花区

拉古満族郷


撫順県

湯図満族郷


東港市

合隆満族郷


義県

地蔵寺満族郷

大定堡満族郷


遼陽県

吉洞峪満族郷

甜水満族郷


鉄嶺市清河区

聶家満族郷


開原市

林豊満族郷


鉄嶺県

白旗寨満族郷

:

西豊県

徳興満族郷

明徳満族郷

成平満族郷

和隆満族郷

営廠満族郷

金星満族郷


興城市

羊安満族郷

元台子満族郷

白塔満族郷

望海満族郷

劉台子満族郷

大寨満族郷

南大満族郷

囲屏満族郷

鹸廠満族郷

三道溝満族郷

旧門満族郷

薬王満族郷


綏中県

西平坡満族郷

葛家満族郷

高甸子満族郷

范家満族郷

網戸満族郷

明水満族郷


長春市九台区

莽?満族郷


吉林市昌邑区

両家子満族郷

土城子満族朝鮮族郷


東豊県

三合満族朝鮮族郷


梅河口市


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