日本では、日清戦争の頃まで大村湾、伊勢湾、駿河湾などは海図上で海湾とされていた[2]。また、東京湾、陸奥湾、島原湾、鹿児島湾は第二次世界大戦後も海図上は海湾とされていた[2][注 1]。しかし、昭和40年代になり海図に使用されてきた海湾(Gulf)は日本の地形の規模にはふさわしくないとして湾(Bay)に改記された[注 2]。 湾が作られた原因には、主に以下の3つがある。 日本での典型例としては、それぞれ などがあたる[4]。
成因
海面の上昇によってそれまで陸であったものが海面下に沈んで、周囲がたまたま高かったために湾となったもの
火山性のもので、火口やカルデラだったものが海面下に沈んだもの
プレートテクトニクスで説明される地下深部の動きに関連して生じたもの
東京湾や大阪湾など
鹿児島湾
富山湾(日本海での新しい沈み込み中)、相模湾(フィリピン海プレート)、駿河湾(フィリピン海プレート)
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 東京湾の場合、湾全体を収める1880年2月刊行の海岸図第90号の表題は「東京海湾」とされていた[3]。
^ 東京湾の場合、海岸図の図名の表題が「東京海湾」から「東京湾」に変更された[3]。
出典^ a b 日本陸水学会, ed (2006年3月31日). 陸水の事典. 講談社. p. 19
^ a b c 中西良夫「海峡地形の呼称について その呼称起源と妥当性の問題
^ a b c d 島上毅徳「東京湾北部海上巡検用図」『地図』第33巻第4号、日本地図学会、1995年、25-26頁、doi:10.11212/jjca1963.33.4_25、2020年2月25日閲覧。
^ 藤岡換太郎著『深海底の科学』 日本放送出版協会 1997年11月25日第1刷発行 ISBN 4140018143
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、Gulfs(規模の大きな湾)に関連するカテゴリがあります。ウィキメディア・コモンズには、Bays(規模の小さな湾)に関連するカテゴリがあります。
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