湯河原町
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

厳密に述べれば、第四紀の火山である湯河原火山が、著しく浸食されて形成された地形の多くを町域としている[1]真鶴町と接する東北域には、緩やかな山麓部があり住宅地とミカン畑が混在して広がる。南部は千歳川の北沿いに温泉街や住宅地が集まる。海岸線には長さ700mほどの砂浜海岸があり、夏には海水浴客でにぎわう。

山:鞍掛山、大観山、城山、幕山、星ヶ山、南郷山

河川: 新崎川、藤木川千歳川

湖沼:自鑑水、池峯

海:相模灘

歴史

鎌倉時代相模国土肥郷と呼ばれていた。

江戸時代:宮上村・宮下村・門川村・城堀村・鍛冶屋村・(旧)吉浜村を土肥6ケ村とした。

1884年(明治17年):土肥6ケ村が連合して(旧)吉浜村に戸長役場を置き、吉浜村外5ケ村とした。

1889年(明治22年)4月:町村制の施行により、吉浜村外5ヶ村の内、宮上村・宮下村・門川村・城堀村が合併し土肥村とした。

同上:吉浜外5ヶ村の内、(旧)吉浜村・鍛冶屋村を合併し吉浜村とした。

1926年(大正15年)7月1日:土肥村が町制をしき(旧)湯河原町になる。

1936年(昭和11年):ハコネダケが開花、結実。ノネズミが大繁殖して農作物などに被害[2]

1940年(昭和15年)4月1日:吉浜村が町制をしき吉浜町になる。

1946年(昭和21年)7月27日:福浦村が所属した真鶴町外2ヶ村組合が解散。

1955年(昭和30年)4月1日:(旧)湯河原町・吉浜町・福浦村が合併し湯河原町が発足、現在に至る。

1983年(昭和58年)11月1日:固定系防災行政無線が開局される。

2001年(平成13年)10月1日:防災行政無線のチャイムの音色が変更する。

2011年(平成23年)3月1日:操作卓の更新などにより、防災行政無線放送等変更。

字・地名

土肥実平が統治していた時代より受け継がれているものが多く、小字名などで昔どのような地域だったのかが容易に想像できる。
地区

門川(もんがわ) : 千歳川の下流部に広がり
静岡県熱海市伊豆国)との境にある地区。年配者は"もがわ"と発音する場合が多い。

土肥(どい) : 区画整理によって生まれた地区で、元の門川・城堀・宮下の一部からなる。

中央(ちゅうおう) : 区画整理によって生まれた地区で、元の門川・城堀・鍛冶屋・吉浜の一部からなる。

城堀(しろほり) : 土肥城があった城山を中心に広がる地区。 

宮下(みやした) : 五所神社を境に下(海側)に位置する地区。

宮上(みやかみ) : 五所神社を境に上(山側)に位置する地区。温泉が湧いているのはほぼこの地区に属する。

温泉場(おんせんば) : 宮上地区中部の温泉旅館が集まる地域。

奥湯河原(おくゆがわら) : 湯河原の奥座敷と呼ばれ最も箱根寄りの地域。


鍛冶屋(かじや) : 新崎川の川砂に多く混ざる砂鉄を利用して鉄器や刀鍛冶などが盛んだったといわれる地区。

吉浜(よしはま) : 砂浜(吉浜)から箱根町小田原市の境にまで伸びる地区。

川堀(かわほり) : 真鶴町との山側の境にあり、"うさぎ沢"などの小字名がある地区。


福浦(ふくうら) : 真鶴町と海側の境にあり、湯河原町で唯一港のある地区。

小字

蔵町(くらまち) : 土肥地区(元の門川)だったあたり。現在は蔵町公園(通称タコ公園)の名称としてのみ残る。

弁当場(べんとうば) : 鍛冶屋地区の幕山中腹あたり。

陣馬の沢(じんばのさわ) : 城山から鍛冶屋側へ下った所。石橋山の戦いで敗戦し逃れてきた頼朝らの陣馬を野に放ったことに因む。

黒石(くろいし) : 南郷山のすそ野、黒い石が多い。現在も野面(のづら)積みの
石垣が残る。

白石(しろいし) : 城山のすそ野、白い石が多い。現在も野面積みの石垣が残る。

うさぎ沢(うさぎさわ) : 星ヶ山のすそ野。山深く現在になって開発がされてきている。

真砂(まさご) : 新崎川の下流部で流れが弱くなり砂が溜まりやすい所。

湯河原(ゆがわら) : 千歳川の河原に温泉が湧いていた地域。

その他多数

人口


湯河原町と全国の年齢別人口分布(2005年)湯河原町の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 湯河原町
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。

湯河原町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


神奈川県内の市町村で最も60歳以上の比率が高く、老人ホームの数も多い。

行政


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:67 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef