港島南町
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町内は「神戸医療産業都市」として開発が進められており、研究機関や高度専門病院群、医療関連企業・団体が集積されている[2]用途地域としては工業地域準工業地域商業地域が存在していて[3]、北東部(三?五丁目)が製造工場用地(工業地域・準工業地域)、北西部(一?二・六丁目)が業務ビル・研究所・商業施設等の立ち並ぶ業務施設用地(商業地域)、南部(七丁目)が研究所・大学等のある研究・文化施設用地(準工業地域)に指定されている[4][5]

ポートアイランドの各所と三宮神戸空港とを結ぶ神戸新交通ポートアイランド線(通称:ポートライナー)の駅のうち2つが港島南町にある。

港島南町の主な施設として、一丁目には中央緑地、神戸バイオテクノロジー研究・人材育成センター/神戸大学インキュベーションセンター(BTセンター)、神戸バイオメディカル創造センター(BMA)、神戸キメックセンタービル、神戸新交通医療センター駅が、二丁目には神戸市立医療センター中央市民病院、先端医療センター、再生・発生科学総合研究センターが、五丁目には国際ビジネスセンターが、六丁目には神戸健康産業開発センター、分子イメージング科学研究センター、神戸ハイブリッドビジネスセンターが、七丁目には神戸新交通計算科学センター駅スーパーコンピュータ富岳」(独立行政法人理化学研究所計算科学研究機構)、甲南大学ポートアイランドキャンパス、兵庫県立大学神戸ポートアイランドキャンパス、神戸大学統合研究拠点、神戸どうぶつ王国(旧・神戸花鳥園)がある[6][7][5]
歴史神戸花鳥園。入園者数低迷によって運営会社の「花鳥園」は約14億円の負債を抱えていた。平成26年(2014年)4月に福崎町の動物施設運営会社「アニマルエスコートサービス」のグループ会社、「どうぶつ王国」へと経営権が移譲され、現在は「神戸どうぶつ王国」という名前で運営されている。[8]「京」コンピュータの筐体(ラック)の一つ。4つのCPUを搭載した「システムボード」24枚と、1つのCPUを備える6枚の「IOシステムボード」などが組み込まれており、これが864台集まって一つのスーパーコンピュータを構成する。[9]

港島南町は、昭和61年(1986年)から始まったポートアイランドの南側を埋め立てる第2期工事で作られた埋立地に新たに起立された町名である[10]。この町名に含まれている「港島」とは、町のある人工島の「ポートアイランド(Port Island)」という英語で付けられた名前の直訳である[10]

神戸医療産業都市構想」のもと、北東部は製造工場用地、北西部は業務施設用地として、南部は研究・文化施設用地として企業の誘致・開発が進められている。平成15年(2003年)に甲南大学・先端生命工学研究所が開設[11]。平成24年(2012年)にはスーパーコンピュータの「」が七丁目に完成した[12]。スーパーコンピュータ「京」の設置に合わせて、その隣接地には平成23年(2011年)に兵庫県立大学神戸ポートアイランドキャンパス[13][14]神戸大学統合研究拠点[15]が開設されている。「京」は2019年8月30日に運用を終了し、設置されていた理化学研究所計算科学研究機構内には、2021年3月9日から「京」の100倍の性能を持つ富岳の運用が開始された[16][17]

三宮とポートアイランドを結ぶ新交通システム・ポートライナー(神戸新交通ポートアイランド線)は平成18年(2006年)2月、神戸空港の開港と対応して神戸空港駅まで延伸され[18]、その延伸区間の途中にあたる港島南町には先端医療センター前駅ポートアイランド南駅の2駅が設けられた。

平成23年(2011年)7月には神戸市立医療センター中央市民病院港島中町から当町の二丁目へと移転し[19][20]、これに伴って先端医療センター前駅は「医療センター駅」、ポートアイランド南駅は「京コンピュータ前駅」と改称され[20][21][22][23]2021年6月19日に「計算科学センター駅」に改称された[24]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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