渋谷駅
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^ 運賃計算上は半蔵門線に合わせ1.3 km。

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開業以来東急百貨店東横店西館3階の位置にあったが、2020年令和2年)1月3日に約130 m東側(表参道寄り)の明治通り上に移設され[44][45]、同日の始発より供用を開始した[新聞 5](工事の詳細は東京メトロ銀座線#渋谷駅移設工事を参照)。

1面2線の島式ホーム(最大幅12 m)を有する高架駅[44][報道 17][新聞 10]。改札口は明治通りを挟んで東側に明治通り方面改札とヒカリエ方面改札が、西側にスクランブルスクエア方面改札がある[報道 17][報道 20]。銀座線で唯一地上部に位置しており、他社管轄の渋谷駅と比較すると最も高い位置にある。

ホーム全体を覆う屋根は、それぞれ形の異なる「M」字形のアーチを2.5 m間隔で45本並べ、その上からの侵入を防ぎつつ換気を最大限に行えるようにアルミの引き抜き材で構成している[44]。また、駅舎部の線路がJRの線路を跨ぐために緩やかな上り勾配になっていることや駅舎上部を将来的に線路とは逆勾配となっているスカイウェイ(渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ)を通すため、断面形状が西側に行けばいくほど幅が広く天井が低くなっている[44]。「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ」は2021年(令和3年)7月15日に供用開始[報道 24][報道 25]

元々地上(高層階)にホームが設置されたのは、当駅周辺の急勾配を建設当時の電車が登れる見込みがなかったことに加え、銀座線の新橋駅・渋谷駅間を建設したのが東急系列の東京高速鉄道であったという歴史的経緯によるものである。当駅の先には渋谷駅構内側線(渋谷車庫、旧・渋谷検車区)が置かれているが、この構内側線は旧東急玉川線二子玉川駅方面へ延長する予定であったルートの一部分である。旧・渋谷検車区と旧・東急玉川線渋谷駅、京王井の頭線渋谷駅の再開発に伴い、現在は渋谷マークシティ3階に移設されている。

移設前は2面2線の相対式ホームであった。2番線(乗車専用ホーム)と1番線(降車専用ホーム)が完全に分離されており、1番線に降りると一旦改札を出る以外に移動手段はないため、「間違えてここまで乗ってしまった方は窓口まで」という旨の貼り紙が掲示されていた。現在は1番線ホームがそのまま新ホームに向かうコンコースに転用されている。

また、移設前は1番線に到着したすべての電車を一旦構内側線まで引き込ませた後で、折り返して2番線に入線する形態をとっていた。しかし移設後は表参道方に両渡り線が設置されてホーム上での折り返しが可能となり、1番線の先に車止めが設置され、2番線のみが構内側線に接続する構造となった。

同一事業者の半蔵門線・副都心線ホームとは改札口が別で、事実上別の駅として扱われている。銀座線から副都心線へ乗り継ぐ際は60分の乗り換え時間の制限が設けられ、切符で副都心線に乗り換える時は乗り継ぎ用自動改札機(オレンジ色)を通る必要がある(運賃が不足する場合は、乗り継ぎ用の自動精算機で運賃精算)。

銀座線改札口からPASMO・Suica等の各種ICカードで入場する場合、残額が東京メトロの初乗り運賃の178円未満であっても、東急線の初乗り運賃である140円以上であれば入場が可能である。また、東急線の乗車券も使用できる。これは、東京メトロ半蔵門線・副都心線と東急東横線・田園都市線の渋谷駅が同一構内にあるために発生する現象である。

半蔵門線の駅業務は、副都心線開業に関連して2007年平成19年)12月2日の始発より東急電鉄に移管されたが[23]、銀座線の駅業務は副都心線開業後も東京メトロが引き続き管理している。
のりば

番線路線行先[46]
1・2 銀座線浅草方面

(出典:東京メトロ:構内立体図)
発車メロディ

移設前の2018年平成30年)11月22日から、スイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している[47][48]

番線曲名作曲者導入年月日
1道はここから福嶋尚哉2020年1月3日[注釈 10]
2アンディーン2018年11月22日

改札・出口
スクランブルスクエア方面改札
[報道 17]
渋谷スクランブルスクエア東棟3階コンコースにある。JR線・東急田園都市線・京王井の頭線の乗り換えに利用。
明治通り方面改札[報道 17]
渋谷ヒカリエ前の明治通りに面した場所にある。副都心線・東急東横線の乗り換えに利用。
ヒカリエ方面改札[報道 20]
渋谷ヒカリエ2階コンコースに直結。2020年令和2年)4月18日より供用開始。

明治通り方面改札(2020年1月)

スクランブルスクエア方面改札(2022年12月)

ホームドア設置前のプラットホーム。右が1番線、左が2番線(2020年1月)

床工事及びホームドア設置完了後(2022年12月)

移設前

移設前の銀座線ホーム(2016年10月)

東急百貨店方面改札(2016年10月)

移設中の渋谷駅ホーム。画面左上に旧ホームが見える(2018年12月)

利用状況

2018年度における各社合計の直通人員を含めた利用者数は約334万人で、新宿駅に次いで世界第2位を誇る。また、東急電鉄渋谷駅は私鉄駅としては世界一の乗降人員である(JRを含めた場合JR新宿駅、大阪駅に次ぐ3位となる)。ただし、これは東急の2路線と東京メトロの2路線による直通人員が含まれた値である。直通人員を除いた2011年度の1日平均乗降人員は約230万人であり[新聞 11]、新宿駅、池袋駅大阪・梅田駅に次ぐ第4位となる。

JR東日本 - 2022年度の1日平均乗車人員は292,631人である[利用客数 1]。JR東日本管内の駅では新宿駅池袋駅横浜駅東京駅に次ぐ第5位。2007年度のピーク以降は減少傾向が続いており、2017年度はそこから約75,000人も減少している。1994年度から2012年度まで、JR東日本管内では19年連続で新宿駅、池袋駅に次ぐ第3位であったが、東横線・副都心線の相互直通運転開始の影響を受け、2013年度は25年ぶりに40万人を下回って5位に転落。乗車人員自体は前年度比較で30,000人以上減少(−8.12%)。2016年度の乗車人員は品川駅を下回った。

東急電鉄[利用客数 2]

東横線 - 2022年度の1日平均乗降人員は384,781人である。同線の駅では第1位だが、実際に渋谷駅で乗降しない副都心線との相互直通運転による通過客も含まれている。

田園都市線 - 2022年度の1日平均乗降人員は552,163人である。同線の駅では第1位だが、実際に渋谷駅で乗降しない半蔵門線との相互直通運転による通過客も含まれている。


京王電鉄 - 2022年度の1日平均乗降人員は274,505人である[利用客数 3]。同社の駅では新宿駅に次ぐ第2位。井の頭線の駅では第1位である。

東京メトロ[利用客数 4]

銀座線 - 2022年度の1日平均乗降人員は158,056人である。同社の全130駅の中では表参道駅に次ぐ第10位。

半蔵門線・副都心線 - 2022年度の1日平均乗降人員は669,517人である(各線の合計値)。同駅で乗降しない田園都市線・東横線との直通通過客も含まれる(東急電鉄広報課・東京メトロより)。東京メトロの他社直通連絡駅では第1位。

これらの値は東京メトロ線同士の乗換人員を含まない。東京メトロ線同士の乗換人員を含んだ、2022年度の路線別1日平均乗降人員は以下の通りである[乗降データ 1]

銀座線 - 161,395人 - 同線内では新橋駅、日本橋駅、表参道駅に次ぐ第4位。

半蔵門線 - 433,624人 - 同線内では第1位。


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