1970年ごろまでは、若者の街、若者文化の流行の発信地といえば、何といっても新宿だった。しかし、1970年代になると、それが新宿から渋谷へと移動する動きが始まり、若者文化の歴史は大きく変わっていった(渋谷系#誕生の背景も参照)。この影響で渋谷だけではなく、渋谷区の中にある原宿を含めた渋谷区全体に大きな変化が訪れることになる。その流れは「新宿から渋谷、または原宿を含めた渋谷区全体へ」(つまり原宿、表参道、代官山、裏原宿方面も)と移り変わっていく。1973年には象徴的な出来事として渋谷PARCOの開店があった。
1970年(昭和45年)
10月1日 - 渋谷駅西口駅ビル竣工(3階 - 8階:東急百貨店東横店南館)。
1971年(昭和46年)
現在の公園通りの入り口に丸井ファッション館(現・マルイジャム)開店。
11月14日 - 渋谷暴動事件。
1972年(昭和47年)
渋谷区役所通りが、パルコ開店を前に公園通りと命名される。
10月20日 - 営団地下鉄千代田線、霞ケ関 - 代々木公園間開業。
1973年(昭和48年)
6月14日 - パルコPART1開店。「西武劇場」(現・PARCO劇場)開設。公園通りの活性化により「ファッションの街」としてのイメージが定着する。
6月20日 - NHKホール完成(オリンピック選手村跡地がほぼ現在の形になる)。