また敦煌「歸三十字母例」も同じ高低にもとづき審紐を次清でなく清の位置に置き、心邪照及び曉匣影はそれぞれ「清濁清」の左右對稱形乃至、外の清が中の濁を圍遶する曼荼羅旋法である。 [2]
現代中国語の全濁の消滅と声調の関係詳しくは「濁上変去」を参照
現代中国語(普通話)では、中古音にあった全濁声母が無声化したが、声調によって以下のように変化した。
全濁声母は平声では無声有気音に、それ以外では原則として無声無気音になった。
平声では声調の違いによって清音が陰平に、濁音が陽平に移動したために、区別が保たれている。
全濁上声だったものは、去声に流入した。
元入声だったものは、原則として全濁は陽平声に、次濁は去声に流入した。
全濁上声が去声になったため、「上声」の「上」の字が去声(shang)になってしまったが、例外として「上声」の時だけ上声で発音する(sh?ng)。
脚注^ いしゐのぞむ「清濁易名陰陽考」、好文出版「中國語學研究・開篇」第二十號,第288-304頁、平成十二年,西暦二千年 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008035744-i23643098 https://researchmap.jp/ishiwi/published_papers/3333104 https://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10429059
^ 石海青「沈約創定紐位高下説」。輔仁國文學報22、2006 民95。 https://tpl.ncl.edu.tw/NclService/JournalContentDetail?SysId=A07014238 ⇒http://catalog.digitalarchives.tw/item/00/51/55/41.html
参照
五音
三十六字母
典拠管理データベース: 国立図書館
ドイツ
チェコ