この項目では、劇場アニメーション映画について説明しています。原作小説については「涼宮ハルヒシリーズ」をご覧ください。
涼宮ハルヒの消失
監督石原立也(総監督)
武本康弘(監督)
脚本志茂文彦
原作谷川流
製作伊藤敦
八田英明
出演者杉田智和
平野綾
茅原実里
後藤邑子
小野大輔
音楽神前暁
高田龍一
帆足圭吾
石濱翔
エリック・サティ
主題歌茅原実里 「優しい忘却」
撮影中上竜太
編集重村建吾
制作会社京都アニメーション
製作会社SOS団
配給角川書店
クロックワークス(配給協力)
公開 2010年2月6日
上映時間162分[1][注 1]
製作国 日本
言語日本語
興行収入8.4億円[2]
テンプレートを表示
『涼宮ハルヒの消失』(すずみやハルヒのしょうしつ、英語: The Disappearance of Haruhi Suzumiya)は、谷川流のライトノベル作品『涼宮ハルヒの消失』を原作とする2010年2月6日公開の長編アニメーション映画。「涼宮ハルヒ」シリーズ初の劇場版アニメーション作品であり[3]、制作は京都アニメーション、総監督は石原立也、監督は武本康弘がそれぞれテレビシリーズから引き続いて担当している。
物語はテレビアニメ版最終回から続く形となっており、テレビシリーズの集大成的な位置付けとなっている[4]。公開当時では珍しい深夜アニメ発の劇場版作品としてヒットした[5]。上映時間は162分であり、全編新作の劇場版作品としては異例の長さとなっている[1][注 1]。 県立北高校1年生のキョンは、同級生である涼宮ハルヒが率いるSOS団に無理やり引きずり込まれ、実は超能力者・未来人・宇宙人という正体をもつメンバーたちとともに、ハルヒが自覚なく巻き起こす騒動に振り回されていた。クリスマスシーズンを迎え、ハルヒは団でパーティーを開催すると盛り上がっていた[9]。 12月18日、教室に入ったキョンは、ハルヒの席であるはずのキョンの後ろの席に、SOS団のメンバーで「宇宙人」である長門有希と以前に対決して消滅したはずのクラスメイトである朝倉涼子が現れて座ろうとしたことに驚く[10]。しかもクラスメートの誰もハルヒという人物など知らないという[11]。驚いたキョンは、SOS団のメンバーの一人である古泉一樹の在籍する1年9組へと向かうが、古泉はおろか9組そのものが存在していない[11]。同じくメンバーの朝比奈みくるは鶴屋さんと一緒にいたが、2人とも、SOS団のこともキョンのことも全く覚えていない[12]。最後にSOS団が占拠していた文芸部室に向かったキョンは、そこで長門と出会う[13]。しかし彼女はメガネを掛けおどおどと戸惑う「普通の少女」であった[14]。長門の話を聞くとこの世界のキョンと長門は知り合いで、キョンが長門に図書館で図書館カードを作ってあげたことがあると教えられる[15]。
あらすじ