液状化現象
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札幌市清田区里塚[9]北広島市大曲並木地区[10]などで発生した。また、札幌市東区東15丁目屯田通の一部(札幌市営地下鉄東豊線栄町 - 環状通東間およびその北側道路)約4km間でも地下鉄路線上を含めた箇所の道路陥没が発生し、液状化現象が発生したと考えられている[11][12]
2019年6月18日 山形県沖地震
山形県鶴岡市の鶴岡駅付近で発生した[13]。駅前駐車場にて1メートル程の範囲で茶色い水が見られたほか、その敷地内では車の一部が埋没し動けなくなった事例もあった。 
2024年1月1日 令和6年能登半島地震
新潟市西区[14]高岡市[15]など、広い範囲で液状化が発生した。郵便局の駐車場では一部の車両が水没したほか、破裂した水道管からは水が溢れ出していた[14]
日本国外サンフランシスコ市マリーナ地区。ロマ・プリータ地震が発生した際の液状化によって損傷した歩道
1906年 サンフランシスコ地震
まだ液状化という用語は用いられていなかったが、それが原因と見られる地盤変状は多く記録され、文書にまとめられている。サンフランシスコ市エンバカデロ(英語版)沿いのフィッシャーマンズ・ワーフ近くの地域、サンフランシスコ湾に沿ったオークランド市を含めた埋め立て地モンテレー湾に沿ったサンタクルーズ市とワトソンビル市と国勢調査指定地域のモスランディング(英語版)など、1989年のロマ・プリータ地震と液状化発生地域の大部分が一致している[16]。その一方で、サンフランシスコ湾南部のアラメダ・クリーク(英語版)とコヨーテ・クリーク(英語版)に沿った地域などのようにサンフランシスコ地震では大規模な液状化が発生したが、ロマ・プリータ地震では液状化が発生しなかった地域もあった[17]。全体の液状化の程度としては地域の一部が液状化しただけの83年後の地震のそれとは比較にならないほどの大規模なものになった[18]
1964年 アラスカ地震

1985年 メキシコ地震
メキシコシティで発生。
1989年 ロマ・プリータ地震
サンフランシスコ市のマリーナ地区(英語版)は地盤の液状化現象が顕著に見られた[19]。地震による被害が特に大きかった建物が集中している地区である[20]。マリーナ地区ではほとんどすべての建物が何らかの被害に見舞われた[21]。この地区の埋め立て地と砂丘砂の地域では地震動の大きさにあまり差はないが、液状化被害の程度は両者で大きく差が開いた[22]。また、同市のマーケット・ストリートの通りに沿った3つの埋め立て地のいずれの地域においても大規模な液状化現象が発生した[23]。比較的新しい埋め立て地であったサンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジのオークランド側取り付け部でも大規模な液状化が発生し、地表面での沈下量は最大40pにも及んだ[24]サンフランシスコ・ベイエリアではこの他にオークランド国際空港(西側部分)、オークランド港(英語版)、アラメダ海軍航空基地(英語版)、ベイファーム島(英語版)、人工島のトレジャー島(英語版)などで大規模な液状化が発生している[25]。また、震源南側地域ではサンタクルーズ市内、ワトソンビル市近郊のパハロ川(英語版)流域、モスランディング(河川に沿った地域や太平洋沿岸)などで大規模な液状化が発生している[26]
2011年 カンタベリー地震
クライストチャーチ市で発生。
2018年 スラウェシ島地震
パル市サウスパルのペトボ地区で発生。
脚注[脚注の使い方]^ 文部省編学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、19頁。
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