液化石油ガス
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この際、土砂がプロパンガスの貯蔵施設を直撃してガスが漏出したところに何らかの火が引火、ガスボンベ約120本が次々と爆発して付近の住民6人が重軽傷を負う出来事となった[24]

2011年に発生した東日本大震災では、津波によって流された家庭用プロパンガスボンベからガスが噴出、炎上爆発する津波火災が数多く目撃された[25]。これが津波被害に伴う港湾火災などでの火種の一つとなった。その後の被災地では爆発し焼け焦げたボンベが多く残された。

また東日本大震災は広域災害であったため、流通網と供給基地自体が被災により広範囲で機能停止あるいは寸断され、速やかな復旧とはならなかった。とはいえ茨城県土浦市などでは都市ガスが半年から1年の復旧期間を要したのに対し、プロパンガスの方が復旧が早かったのは事実である。茨城県も全域が激甚災害指定地域であり、県南地区の土浦市でも家屋の全半壊は多数発生した。
関連団体

日本LPガス団体協議会

日本エルピーガス連合会

高圧ガス保安協会

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 代表的な混合割合はブタン8:プロパン2の割合。なお気化性の問題から地域によってブタンとプロパンとの混合割合を変えて販売している[5][6]
^ 30°Cではブタン0.28 MPa(約2.8気圧)、プロパン1.11 MPa(約10.9気圧)である[10]
^ a b 一般的に、ガスの供給元(タンクやボンベ、カセット等)が冷えていると気化不良を起こし出力が低下する。また、容器に充填したりする際も吐出側より受け入れ側が冷えている方が効率よく(多く)充填することができる。

出典^ a b c d “総合エネルギー / 基礎知識 各種燃料比較”. 岩谷産業. 2023年4月13日閲覧。
^ 発熱量は水蒸気のエネルギーも含む高位発熱量である[1]。なお燃料ガスを容積単位で扱う場合の温度・圧力は、0°C・1気圧での値を用いる。
^ “ ⇒LPガスの基礎知識 - LPガスとは?”. LPガス安全委員会. 2023年4月13日閲覧。
^ “第4章 第1節 液化石油ガス(LPガス) - ENEOS石油便覧”. ENEOS株式会社. 2023年4月13日閲覧。
^ a b c “LPガスの規格”. 日本LPガス協会. 2023年4月13日閲覧。
^ “Q&A - LPガス自動車・LPガススタンド”. 一般社団法人 全国LPガス協会. 2023年4月13日閲覧。 “A.15 軽油も地域によって成分が違うように、LPGでも地域によって差があります。南の方では圧力の低いブタンを主成分としたLPGを使用し、北の方では、低温でも気化しやすいプロパンを主成分としたLPGを使用します。一般的にはブタン8:プロパン2の割合で使用します。”
^ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令で採用する値[1]
^ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令で採用する値[1]
^ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令で採用する値[1]
^蒸気圧計算[リンク切れ]に基づく。
^ a b c d e 主要国におけるLPガスの政策的な位置付けについて 日本エネルギー経済研究所
^ a b c 村松 秀浩『米国のシェール開発・生産をめぐる動向』 石油・天然ガスレビュー
^ 免状の種類と資格の概要及び職務範囲 高圧ガス保安協会
^石油情報センター 日本エネルギー経済研究所
^小売物価統計調査 調査結果(プロパンガスの銘柄符号は3614?3616) 総務省統計局
^関東地方に集中! プロパンガス訪問販売のトラブル 独立行政法人国民生活センター


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