海遊館
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運営企業については「海遊館 (企業)」をご覧ください。

海遊館
Osaka Aquarium KAIYUKAN


施設情報
専門分野総合
事業主体株式会社 海遊館
管理運営株式会社 海遊館
最大水槽容量5,400t
水槽総容量11,000t
開館1990年
所在地552-0022
大阪府大阪市港区海岸通1丁目1番10号
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度39分16.1秒 東経135度25分44.0秒 / 北緯34.654472度 東経135.428889度 / 34.654472; 135.428889座標: 北緯34度39分16.1秒 東経135度25分44.0秒 / 北緯34.654472度 東経135.428889度 / 34.654472; 135.428889
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エントランス棟

海遊館(かいゆうかん、Osaka Aquarium KAIYUKAN)は、大阪府大阪市港区海岸通1丁目にある水族館
概要

大阪港ウォーターフロント再開発プロジェクト「天保山ハーバービレッジ」の中心的施設として1990年7月20日に開館した。

「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」と「リング・オブ・ライフ(環太平洋生命帯)」をコンセプトにしている。巨大水槽で環太平洋の海を再現し、従来の水族館の印象を劇的に変えた施設である。

施設の保有・運営は「株式会社 海遊館」が、隣接する商業施設「天保山マーケットプレース」や「天保山大観覧車」とともに行っている。

2013年現在、年間来場者数、延床面積、屋内水槽の規模が日本で3位以内に入る(日本の水族館#規模を参照)とともに、屋内水槽の規模に関しては世界でも上位五指に入るほどの世界最大級の水族館である。

水生生物以外の飼育・栽培にも力を入れており、1993年には日本で初めてツメバゲリの繁殖に成功した実績が認められ日本動物園水族館協会「繁殖賞」を受賞した[1]。また、館内日本の森水槽には約200種類の植物[2]が展示されている。

大型のアクリルガラスを使用することで、それまでにない巨大水槽を実現した。ジンベエザメが遊泳する「太平洋水槽」を含む14の大水槽を造るため、年間世界生産量の1.5倍(当時)にあたるアクリルガラスが使用された。海遊館以降に造られた水族館の大型水槽はほぼ全てがアクリルガラス製になっている。

建物外観の特徴になっている三色の色分けは、地と水と火の結合を模したもの。外壁に描かれた魚の壁画はアメリカ在住イギリス人デザイナーのサージ・アイヴァン・シャーメイエフの手によるもの、またケンブリッジ・セブン・アソシエイツ環境開発研究所を率いて建物全体の設計を担当したのは、その息子のピーター・シャーメイエフ(英語版)である。

2008年2月26日に、開業以来の入館者数が5000万人に達した。6317日(約18年)での達成は国内の水族館では最速。カップルや家族連れも多く、入館者の約6割がリピーターである。

2020年、開業30周年にあわせてエントランスビルの2階トイレやミュージアムショップやその周辺ゾーンのリニューアル工事を行い、ミュージアムショップは2月22日に再オープンした。水上散歩をしているような感覚で買い物を楽しんでもらうことをねらったミュージアムショップでは、海外で活躍するグラフィック・デザイナーの野津萌や、COCHAEのデザインによるオリジナルグッズが多数起用された[3]
主な施設
水槽海遊館のメインスター ジンベエザメイトマキエイ

入館者はまず8階までエスカレーターで上がり、回廊型の通路を4階まで下りながら、以下のような順序で鑑賞することになる。そのため、水上と水中など、複数回鑑賞することができる水槽もある。

水槽への水の出し入れは、一般的な方法(水面から入れ、底から出す)とは異なり、水槽下部から入れ上部から出す方法を採っている[4]。これは下から上への水流を作ることで水槽内に浮遊した餌の食べ残しや糞を回収しやすくし、水の透明度を増すためである[5]。酸素供給は、人工の滝を作ることで行っている。滝の多くは水槽の裏にあるが、一部は来場者に見える形で設置されている(日本の森水槽など)[6]

飼育されている目玉動物の一つはジンベエザメである。開館した1990年当時、ジンベエザメを飼育する水族館は世界中で海遊館しかなかった[7]。また同館では2008年にイトマキエイの世界初となる飼育、展示に成功した。国内でイトマキエイを保有している水族館は海遊館と沖縄美ら海水族館のみで、複数生体展示しているのは海遊館のみである。

ジンベエザメとイトマキエイを観ることができる「太平洋」水槽は、最大長34m、深さ9m、水量5,400m3。水槽の製作にはおよそ100枚のアクリルパネルが使われ[8][† 1]、アクリルパネルは三菱レイヨン日プラ住友化学工業、アメリカのレイノルズの4社によって生産された[10][† 2]
魚のとおりぬけ・アクアゲート(トンネル型水槽)
クロガネウシバナトビエイポートジャクソンネコザメヒフキアイゴスズメダイ類など


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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