2020年10月現在、高校ではApple社のiPadを、中学ではMacBookを全員が購入、授業の一環で使用している。また、教員もiPadやMacBookを所有しており、授業でプロジェクターと接続して授業を進めている。
さらには、全教室にプロジェクターが設置されている。これによりデバイスを用いた授業がより一層活発に展開され、家庭学習や遠隔学習などでも活用している。
中学では、今後は中学1年から高校1年の4年間にわたる情報教育のカリキュラムを技術という授業の中で新たに開始し、基礎的な操作から動画編集、プログラミングなど段階的に学習していく[3]。プログラミングはプログル技術というソフトウェアを使っている。 敷地面積は21,142uほどあり、山手線沿線に所在している学校の中では最大級である。 天野賞は、学年末に、成績優秀者に1学年に2人ずつ授与される。天野敬一第6代理事長から寄贈された100万円を基金として設立された。天野は、明治39年、日比谷中学校閉鎖の危機に創立者・古賀喜三郎を助け、財団法人を組織させ、以後引き続き理事を務め、昭和23年から昭和41年まで理事長となり、60年の長きにわたって本校の発展に貢献した。天野賞受賞者の内、三年間を通じて特に成績が優秀であった生徒には、海城学園賞が授与される。
学校施設
運動施設
運動施設としては、人工芝のグラウンド(約13,000m2)、アリーナ(体育館)、屋外プール、柔道場、剣道場、オムニコート(テニスコート、2面)、弓道場がある。
特別教室
特別教室としては、特別活動室、視聴覚教室、技術室、音楽室、美術室、書道室、物理実験室、化学実験室、生物実験室、共同実験室、合同教室を備える。他に、カフェテリア(3階建のガラス張りの開放的な食堂オープンスペース)、図書館(蔵書数:約60,000冊)、講堂(約450名収容)、家庭科の調理室、カウンセリングルーム、多目的ルーム、自立活動支援室などがある。
天野賞
学校行事
海の家
中学1年の夏休みに、千葉の富浦寮で行われる伝統行事である。伝統の長距離遠泳や自然観察を通じて、団体生活を学ぶ。また、挨拶の徹底などの規律が厳しいことで知られる。なお東日本大震災の影響で2011年度以降は実施されていない。
山の家
毎年7月の夏休み開始直後に行われる。中学1年生全員を対象に、湖や森林に囲まれた自然環境の中、ハイキング、オリエンテーリングなどを通じて、連帯感や協調性、自然保護の大切さを学ぶ。しかし、2016年に落石事故が発生し、以後は箱根方面への研修旅行が行われている。2019年度は新潟で行われた。また、2021年はコロナウイルスの影響で中止された。
PA(プロジェクト・アドベンチャー)
グループで困難を解決しながら、人間関係の構築や自己研鑽を積む目的で行われる。中一春(日帰り)、中二春(1泊2日)に、高尾の森「わくわくビレッジ」で実施される。
海城祭
中学・高校合同で行われる文化祭である。生徒会や文化祭実行委員会を中心に、生徒達が一丸となって企画・運営する。毎年9月中旬に、2日間にわたり行われ、例年20,000名程度の来校者がある。2020年度は新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの開催となった。
体育祭
中学生を対象にして、生徒会と体育祭実行委員会が中心となり実施される。
スポーツ大会
高校生を対象にして、スポーツ大会実行委員会を中心に、生徒達によって企画・運営する。学年ごとにクラス対抗で行われ、これまでドッジボール・サッカー・バスケットボールが行われていたが、2019年度は例外的にドッジボールが行われず、サッカー・バスケットボール・バレーボール・ボッチャの4種目となった。
スキー教室
中学生の希望者を対象にして、団体割がきくスキー場にて実施される。
アメリカ、イギリス研修
生徒希望者のうち、面接やスピーチなどの選考基準を満たした生徒のみを、2週間ほどアメリカの高校や大学に短期留学させるプログラムである。
学校関係者と組織
関連団体
海原会(うなばらかい) - 1921年(大正10年)発足。海城学園の卒業生等による同窓会組織。
海城中学・高等学校PTA - 1948年(昭和23年)発足。会員資格は、在校生の父母と教職員。
海城中学・高等学校後援会 - 2007年(平成19年)発足。会員資格は、在校生の父母と教職員、教職員OB、卒業生、卒業生の父母、学校理念に賛同する個人と法人。
関係者一覧
「海城中学校・高等学校の人物一覧」を参照
関連校
新モンゴル学園[4] - 2015年10月より提携校。2000年10月にモンゴル初の日本式高等学校として設立。
那須高原海城中学校・高等学校 - 2017年(平成29年)3月閉校
セントジョンズベリーアカデミー - 交換留学校。アメリカバーモント州
脚注[脚注の使い方]^ 一般財団法人 東京私立中学高等学校協会編集『2011[平成23年度] 東京都内 私立中学校・高等学校案内(付:東京都内私立小学校案内)』(一般財団法人 東京私立中学高等学校協会、2010年8月発行)の「平成23年度 加盟学校 学校案内 中学校・高等学校編」(pp.25-275) の「海城中学校高等学校」(p.59) のうち「入試情報」によると、「高校募集を停止し、中学帰国生入試を1月に行います。」と記されている。
^ 学校沿革
^ “MacBook Air 中学生への配布完了しました
^ 新モンゴル学園だより