第4話でワルギルガーに対して出動したのが初登場。コンコルドに類似した三角翼の戦闘機と戦車隊から編成されている。戦車のミニチュアは市販のプラモデルを転用したものらしく、61式戦車に混じってV号戦車パンターやIV号突撃砲の姿も見られる。 諸元ゾーンファイター
ミニチュア制作を担当した東宝美術の長沼孝は、ゲスト戦闘機は完全に任されていたため、自身の好みのプラモデルを改造していたと述べている[27]。
登場ヒーロー
(巨大化時)
身長62 m[1][8]
体重5万5千 t[5][8]
走行速度800 km/h
出身地ピースランド星[8]
ゾーンファイター(巨大化時)
ゾーンファイター(等身大)が[注釈 5]「ゾーンダブルファイト!!」のかけ声で二段変身した姿[1][8]。体長の40倍飛翔できるほか、300キロ先まで見える視力と常人の2倍の視力を持つ。外見上の変化は顔およびベルトのみで、それ以外の部分は等身大時と変わらない。主なエネルギー源は太陽光線を元にしたプロトンエネルギーであり[10]、そのエネルギー残量はバックルの部分に出現したゾーンメーターに表示される[8]。通常時ではゾーンメーターは青であるが、エネルギーの残量にしたがって「青→黄→赤」と変化し、赤の点滅になると残りの行動時間が110秒になってしまう[8][注釈 6]。ただし、ファイターのエネルギーは頭部の角飾りについているゾーンマーカー[28][注釈 7]からいつでも補給することができ、エンジェルとジュニアがゾーンマーカーから発する光線で直接補給するか、スモーキーを使ってゾーンマーカー自体を交換する「ゾーンマーカーチェンジ」によってエネルギーを回復させていた。なお、甚大なダメージを受けた場合は、たとえマーカーが青でも強制的に等身大に戻される。宇宙空間も飛行可能な能力を備えており、多彩な武器や技を駆使して恐獣と戦った。なお、キングギドラについては単独で撃退している。
デザインを担当した岡迫亘弘は、プロデューサーの衛藤公彦から「ウルトラマンに似たもの」と依頼されていた[20]。
マスクの原型製作は、東宝の安丸信行によるもの[29][12]。主題歌レコードのジャケットなどには、NG版スーツの写真が用いられている[9]。
技
流星ミサイルマイト[8][10]
一定のポーズを取り、「流星ミサイルマイト!」のかけ声とともに閃光を伴って両腕に装着される強力なランチャー。高い威力を誇るプロトンミサイルを発射し[8]、恐獣に致命傷を与える。片腕発射・両腕発射の2パターンがあり、飛行しながらの両腕発射も第25話で見せた。第1話から使用され、ほとんどの敵を葬った[注釈 8]。光線をフィルムに合成するのではなく、腕に仕込んだ花火を実際に発射しているのが特徴である。製作ナンバーの初期では発射時の効果音が異なったものになっている。発展技に、相手の肩を抱えて腹部に直接ミサイルマイトを撃つ「流星零距離ミサイルマイト」「流星ダブルアンチミサイルマイト」がある。
腕にミサイルを装着するという設定は、岡迫のアイデアによる[20]。また、光学合成を減らすための処置で、予算からの逆算でもあった[30]。