流星人間ゾーン
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ミニチュア制作を担当した東宝美術の長沼孝は、ゲスト戦闘機は完全に任されていたため、自身の好みのプラモデルを改造していたと述べている[27]

登場ヒーロー

諸元ゾーンファイター
(巨大化時)
身長62 
m[1][8]
体重5万5千 t[5][8]
走行速度800 km/h
出身地ピースランド星[8]

ゾーンファイター(巨大化時)
ゾーンファイター(等身大)が[注釈 5]「ゾーンダブルファイト!!」のかけ声で二段変身した姿[1][8]。体長の40倍飛翔できるほか、300キロ先まで見える視力と常人の2倍の視力を持つ。外見上の変化は顔およびベルトのみで、それ以外の部分は等身大時と変わらない。主なエネルギー源は太陽光線を元にしたプロトンエネルギーであり[10]、そのエネルギー残量はバックルの部分に出現したゾーンメーターに表示される[8]。通常時ではゾーンメーターは青であるが、エネルギーの残量にしたがって「青→黄→赤」と変化し、赤の点滅になると残りの行動時間が110秒になってしまう[8][注釈 6]。ただし、ファイターのエネルギーは頭部の角飾りについているゾーンマーカー[28][注釈 7]からいつでも補給することができ、エンジェルとジュニアがゾーンマーカーから発する光線で直接補給するか、スモーキーを使ってゾーンマーカー自体を交換する「ゾーンマーカーチェンジ」によってエネルギーを回復させていた。なお、甚大なダメージを受けた場合は、たとえマーカーが青でも強制的に等身大に戻される。宇宙空間も飛行可能な能力を備えており、多彩な武器や技を駆使して恐獣と戦った。なお、キングギドラについては単独で撃退している。

デザインを担当した岡迫亘弘は、プロデューサーの衛藤公彦から「ウルトラマンに似たもの」と依頼されていた[20]

マスクの原型製作は、東宝の安丸信行によるもの[29][12]。主題歌レコードのジャケットなどには、NG版スーツの写真が用いられている[9]



流星ミサイルマイト[8][10]
一定のポーズを取り、「流星ミサイルマイト!」のかけ声とともに閃光を伴って両腕に装着される強力なランチャー。高い威力を誇るプロトンミサイルを発射し[8]、恐獣に致命傷を与える。片腕発射・両腕発射の2パターンがあり、飛行しながらの両腕発射も第25話で見せた。第1話から使用され、ほとんどの敵を葬った[注釈 8]。光線をフィルムに合成するのではなく、腕に仕込んだ花火を実際に発射しているのが特徴である。製作ナンバーの初期では発射時の効果音が異なったものになっている。発展技に、相手の肩を抱えて腹部に直接ミサイルマイトを撃つ「流星零距離ミサイルマイト」「流星ダブルアンチミサイルマイト」がある。

腕にミサイルを装着するという設定は、岡迫のアイデアによる[20]。また、光学合成を減らすための処置で、予算からの逆算でもあった[30]

流星プロトンビーム[10]
額のゾーンマーカーから発射する高威力の破壊光線。自らのプロトンエネルギーを収束して発射する光線で、ミサイルマイト以上の威力をもっているが、大量のエネルギーを消費するためにファイターのエネルギーが充分に残っている場合のみ使用できる。また、使用後は著しくエネルギーを消耗してしまう。主にとどめの一撃として使用される。初使用は第4話で、スパイラーに対して用いた。基本的には一定のアクションの後に光線が放たれるだけだが、第15話では派手なオプチカル効果を用いた全身発光の描写もみられた。この能力はエンジェルとジュニアも持っており、第2話でデストロキングの片方の頚部を切断した。
流星スライスショット[10](別称・流星スライスチョップ)
手から発射する赤いくさび型のカッター光線。敵の首や武器を切り落とすのに使った。初使用は第3話の対ドロラ戦。
流星風車(りゅうせいかざぐるま)
空中で高速回転し、その回転力を利用して敵に強烈なフライングパンチを加える技。番組の中盤で特に多用された。
流星ゾーンバリヤー
両手で虹色の輪郭を描いて作り出す防護壁。第4話でワルギルガーの攻撃を防いだ。
流星反射バリヤー
流星ゾーンバリヤーよりカバーできる面積は狭いが、相手の放った光線をそのまま撥ね返すことが可能な強化バリヤー。ゾーンバリヤーと同じ方法で作り出されるが、形状はより複雑な盾型である。第6話のキングギドラ戦で、引力光線を跳ね返した。
ゾーンバリヤー
等身大時のファイターがゾーングレートの助言でとっさに出した技。全身を赤いバリヤーで包み込む。
流星ゾーンスライス
ガンダーギラスの両腕を切断した。
流星スライスショット(ワイド)
横切りの大型赤色カッター光線。ゲルデラーの首を切断して倒した。
流星ジェット[1]
第6話における金星での対決で使用した、背中からのジェット噴射。重力の違いで素早い動きのできないファイターが、キングギドラに組み付くために使用した。
流星フリーザー
手の先から放つ冷凍ガス。浴びた敵は痙攣作用により細胞が死滅し、自重を支え切れなくなり消滅する。対バラギドンで使用。
流星ダブルアンチミサイルマイト
第22話の対スーパージキロ戦で使用した、ミサイルマイトをカスタマイズした武器。スーパージキロのアンチミサイルマイトに対抗すべく、雷太の「負けて勝つ」という発案で作られた。外見はミサイルマイトと大差ないが、敵の撃ち返したミサイルマイトの弾丸を再び銃口から回収する機能を持ち、さらに強力なプロトンミサイルを撃ち返すことができる。
流星隕石崩し
2段ジャンプした後、逆さに急降下しながらの背後からのパンチ。対デストロキングで使用。
流星プロトンカット
胸から同心円状の光線を出す。ドロラの張り巡らした四次元ネットをこの技で解除した。
流星スタティックパワー
倒木を腋の下でこすって静電気を起こし、ガロボーグの帯電の電源を破壊した。
アストロダッシュ
等身大時に使用する能力で、第3話で4次元空間から脱出する際に初使用。テレビのブラウン管越しの移動にも用いられた。ゾーンエンジェルとゾーンジュニアも使用できる。
スカイジャンプ
エンジェルとジュニアがスモーキーに乗り込む際に使う飛行能力。
ゾーンエンジェル
長女の螢が変身した姿。兄同様、額のゾーンマーカーから流星プロトンビームを放つことができる[31]

放送開始当初は途中からゾーンエンジェルも巨大化する案があったらしく、胸の模様が異なり、ミサイルマイトを装備したデザイン画が残っているが、結局巨大化することはなかった[注釈 9]

ゾーンジュニア
次男の明が変身した姿[31]。ガロガとの格闘時には、その小柄な身体を活かして戦った。
ゴジラ
ゾーンファミリーに協力する正義の怪獣王。第4話で初登場。第11話、第15話、第21話、第25話にも登場[19]。ゾーンファイターがピンチに陥った時、エンジェルやジュニアがゾボットを使って呼び寄せる。格闘技に優れており、勝利するとドラミングを行なう。詳細は「ゴジラ (架空の怪獣)#『流星人間ゾーン』」を参照
ゾーンファミリーのメカ
マイティライナー
ゾーンファイターの愛車。普段は一般車に擬装しているが、「ゾーン・コンバート」で異次元空間を通過すると変型する。ライナービームなど攻撃技も多彩で無線機も装備している
[注釈 10]。ベース車両は日産・スカイライン・2ドアHT「2000GT」(GC110型:通称ケンメリ)で前後のタイヤを各フェンダー内に格納し、さらに前後フェンダーの上部と車体後部から翼を展開して飛行形態に変型する。プラズマ流体振動エンジンによって大気圏内はもちろん、宇宙空間も飛行可能[8]
スモーキー[32][31]
主にゾーンエンジェルとジュニアが使用する偵察・攻撃用小型メカ。飛行速度はマッハ50[31]


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