通称・ガロガ[31]、ガロガ軍団[1][注釈 12]。戦闘本能と征服欲に取り付かれており、全宇宙を征服すべく生物の住む星を次々と攻撃している[34](ピースランド星はその最初の犠牲)。
ガロガロック[31]と呼ばれる鞭にもなる長い触角と、ガロガエッジと呼ばれる腕のノコギリ状カッター、歯がむき出しになった醜悪な顔が特徴。本来の姿でもあるビースター・フォームのほか、地球人にも変身することが可能だが、手の水かきが残る。恐獣と呼ばれる巨大生物を侵略兵器として使用するほか、自ら恐獣化することも可能。衛星軌道上に宇宙要塞を築き、そこから恐獣ミサイルを発射して地球に送り込む。掟は冷酷で、任務に失敗したりミスを犯した者は、ガロガ憲法により即刻処刑される。ガロガバラン星の詳細や、首領の存在については明かされなかった。なお、頭の触角・ガロガロックは、己の意に反して攻撃されると急所にもなる諸刃の剣である。 ゾーンジュニア役には、当初『ゴジラ対ヘドラ』や『ゴジラ対メガロ』に出演していた川瀬裕之が予定されていたが、川瀬は学業を優先するためこれを断り、同じ劇団出身の佐藤賢司が起用された[35]。
メカに記されている文字は、ミニチュアを担当した長沼孝が独自に考案したもので、美術監督の小村完も黙認していたという[27]。
ゴールドガロガ
「コマンダー」と呼ばれる地球侵略部隊の最高司令官[31]。多くの部下を率いて侵略計画を進める。常にステッキを携帯している[31]。
レッドガロガ
ガロガの指揮官の一種で複数人の存在が認められる。第14話では、そのうちの1体がミサイル恐獣デットラゴンに変身してゾーンファイターと戦った。
シルバーガロガ
ガロガの一般兵士[31]。リーダーは顔の色が金色である[31]。3人一組で合体して恐獣になる。地球では水かきのついた人間に変身して暗躍する。人間に変身する、あるいは元の姿に戻る際は「ズビダラガロガ!」、恐獣化する際は「ズビダラスポリボリボガロガ!」の掛け声とともに変身する。
ガロガ薬事局長(ホワイトガロガ)
第14話に登場。ガロガ科学者の1人。地球の少年をガロガ少年攻撃隊に改造する特殊ガスを発明した。
ホワイトガロガ
第21話に登場。ゴールドガロガとは旧知である。宇宙生物を改造して軟体恐獣ジュラーを誕生させた。
ガロガ科学技官(ホワイトガロガ)
第22話に登場。ガロガ科学者の1人。超磁力恐獣スーパージキロを開発した。
コバルトガロガ
第26話に登場。劇中ではガロガガンマーX[31]と呼ばれる5人が現れ、コバルト光線で健少年の視力を奪った。全員が合体することで幻覚恐獣グロデガウロスになる。
ガロガバラン星人のメカ
ガロガ宇宙ステーション[34][31][注釈 13]
地球侵略用に建造された、ガロガバラン星人の本拠地。恐獣ミサイルはここから地球に向けて発射される。ゴールドガロガはここから全ての作戦指揮を執る。
恐獣ミサイル[31]
ガロガバラン星人が、他星を侵略する際に恐獣やシルバーガロガを格納して送り込むミサイル。二段式で、大気圏突入後は弾頭部が空中で爆発して恐獣が登場する(この際、恐獣はパラシュートをつけて降下する)か、地上で爆発してクレーターからシルバーガロガが這い上がってくる。また、地中に潜伏することも可能(第4話など)。キングギドラが送り込まれた際には宇宙空間で爆発した。
第1話のエンディングナレーションによると既に10数個発射されているが[注釈 14]、その後の言及はなかった[注釈 15]。
ガロガカー[31]
ガロガバラン星人が工作や逃亡に用いる特殊車。普段は黒塗りのトヨタ・クラウンS30前期型に偽装しているが、カモフラージュを解くと派手なカラーリングをしておりボディー上に連装砲を装備している。
ガロガ円盤[31]
ガロガバラン星人の宇宙飛行艇。本星と宇宙ステーション間を航行するほか、実戦にも使われる。
惑星間ミサイル(名称不明)
オープニングに登場。ガロガバラン星人がピースランド星を攻撃した際に用いた赤いミサイルでガロガ本星から発射される。ピースランド星はこのミサイルの集中攻撃により爆発四散した。
キャスト