活火山の活動度評価の変遷(産業技術総合研究所 地質調査総合センター資料より引用)[10]機関と時期定義火山数 火山噴火予知連絡会、活動度による分類[14]。但し、気象庁では「今後の噴火の可能性や社会的な影響が考慮されていない」として利用していない。 ランク説明該当
測地学審議会 1998年8月から◎ 活動的で特に重点的に観測研究を行うべき火山13
○ 活動的火山及び潜在的爆発活力を有する火山24、海底火山を除く
気象庁 2003年1月から[11]
A,B,C のランク分け
ただし、火山学的に評価された過去の活動度。
海底火山及び北方領土を除くA 100年活動度、または1万年活動度が特に高い活火山13
B 100年活動度、または1万年活動度が高い活火山36
C 100年活動度、および1万年活動度がともに低い活火山36
気象庁 2009年6月から[12]
ランク分けにかわる示標として47火山を選定。2016年3火山を追加[13]
ランク分けにかわる示標として50火山を選定
1近年、噴火活動を繰り返している火山
過去数十年程度の間、頻繁に噴火している
100 年以内の間隔でマグマ噴火を繰り返している
23
2過去100 年程度以内に火山活動の高まりが認められている火山
過去100 年程度の山体浅部の地震活動
過去10 年程度のマグマ貫入等に伴う地殻変動
過去100 年程度の活発な噴気活動、地熱活動
18
3現在異常はみられないが過去の噴火履歴等からみて
噴火の可能性が考えられる火山4
4予測困難な突発的な小噴火の発生時に火口付近で
被害が生じる可能性が考えられる火山2
日本の活火山
分類
火山数火山名
A100年活動度または
1万年活動度が特に高い活火山13十勝岳、樽前山、有珠山、北海道駒ケ岳、浅間山、伊豆大島、三宅島、伊豆鳥島、阿蘇山、雲仙岳、桜島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島
B100年活動度または
1万年活動度が高い活火山36知床硫黄山、羅臼岳、摩周、雌阿寒岳、恵山、渡島大島、岩木山、十和田、秋田焼山、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山、栗駒山、蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山、那須岳、榛名山、草津白根山、新潟焼山、焼岳、御嶽山、富士山、箱根山、伊豆東部火山群、新島、神津島、西之島、硫黄島、鶴見岳・伽藍岳、九重山、霧島山、口永良部島、中之島、硫黄鳥島
C100年活動度および
1万年活動度がともに低い活火山38アトサヌプリ、丸山、大雪山、利尻山、恵庭岳、倶多楽、羊蹄山、ニセコ、恐山、八甲田山、八幡平、鳴子、肘折、沼沢、燧ヶ岳、高原山、日光白根山、男体山、赤城山、横岳、妙高山、弥陀ヶ原、アカンダナ山、乗鞍岳、白山、利島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、三瓶山、阿武火山群、由布岳、福江火山群、米丸・住吉池、池田・山川、開聞岳、口之島
対象外データが不足しているためランク分け対象外となっている火山(北方領土や海底火山など)23ベヨネース列岩、須美寿島、孀婦岩、海形海山、海徳海山、噴火浅根、北福徳堆、福徳岡ノ場、南日吉海山、日光海山、若尊、西表島北北東海底火山、茂世路岳、散布山、指臼岳、小田萌山、択捉焼山、択捉阿登佐岳、ベルタルベ山、ルルイ岳、爺爺岳、羅臼山、泊山