河口
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河口(かこう、英語: estuary, river mouth)とは、河川など他の水域へ注ぎ込む地点のこと[1]
概要

地名や俗称として川口(かわぐち)、川尻(かわじり)などの呼称も用いられる。用語としては河川の大きさにかかわらず「河」の字を用いて表現する。

河川から供給される岩石堆積し、三角州干潟砂浜が形成される。また海沿いに堆積した土砂や砂州に遮られた場所では、一つまたは複数の川が流れ込む潟湖入り江ができていることもある。潟や入り江は、細い水路で海につながった閉鎖的な水域で、上流から流れてくる淡水の満ち引きで入ってくる海水が混じる汽水域となっていることが多い。流れが複雑で泳ぐことは大変危険である。

三角江のような大きな河口は、海面が陸地よりも高くなって河口部を沈水させたような海岸によくみられる。またリアス式海岸フィヨルドなど海没したに川が流れ込むと非常に大きな河口部が形成される。こうした大型の河口は、海峡などの名をつけて呼ばれることもある。

古くからなどに使用され、人間の経済活動において重要な場所となっている。その一方、海水・汽水・淡水・止水・流水など複雑な水環境が形成され、生物多様性の観点からも重要な場所である。藻場ヨシ原マングローブなど、河口に多い大型植物が作り上げた環境もある。
ギャラリー

安曇川の河口に形成された三角州

天竜川河口。海に面した地点に砂州が形成されている。

松川浦に注ぐ宇多川河口に形成された潟湖

河口部にできる入り江

浦内川の河口付近のマングローブ

出典^ 『河口』 - コトバンク

関連項目

リマン (地形)

河口堰

合流点(英語版)

外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。河口 ウィキメディア・コモンズには、河口に関連するカテゴリがあります。

百科事典マイペディア『河口』 - コトバンク

河口付近のようす 。NHK for School










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