沖縄アクターズスクール
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2010年10月に提携を解消[44]

2012年頃までに村井が退職。この時のことをマキノは自著の中で「一時は私のもとで働き、そしていろいろな経緯があったにせよ、私が辞めさせ、全員が私の元から去っていった」と回顧している[45]

2013年の春に、スクールのレッスンを見学に来ていた三浦桔梗と出会いレッスンを開始[46]。2016年、残っていた生徒3人と組み合わせ「Precious J」を結成させた[47]。Precious Jは、北谷町美浜での無料ライブ実施や単独ライブの開催、修学旅行生を対象にしたライブなど地元密着の活動を展開していたが、2018年12月3日での修学旅行ライブを最後に[48]活動が休止状態となり、公式インスタグラムも2019年5月28日を最後に[49]投稿を停止している[注釈 5]

2019年3月、マキノが著書「沖縄と歌姫[52]」を出版したことを契機に[53]、マキノと平哲夫が20年ぶりにタッグを再び組むことが明らかとなり[54]、同年9月15日から「次世代スター発掘・ワールドプロジェクト[55]」が開始され、11月30日、第1回・5人の合格者が選ばれた[56]。尚、この時グランプリに選ばれた城間莉央にはライジングプロからのメジャーデビューがアナウンスされていたが、2020年からのコロナ禍でレッスンができない時期が続いたため[57]、2021年春にau沖縄セルラーのCMに出演した後[58][59]、プロジェクト第2回以降に入学した結南・らむと共に、後述する「大復活祭」へのオープニングアクト出演を経て、B.B.WAVES jr.へ合流している[60]

“現役生”3人がB.B.WAVES jr.に合流したことで、「マキノ正幸による沖縄アクターズスクール」の歴史にピリオドが打たれ[注釈 6]、その看板は正式に息子・彰宏と娘・アンナに受け継がれることになった。
再始動

2018年11月11日、LOVE JUNXを運営しながら振付師として活動していたアンナの呼びかけにより、開校当時の1期生から大阪校・横浜校までのスクール生や当時のスタッフなどが集まった関係者限定のパーティー「沖縄アクターズスクール35周年大同窓会[61]」を那覇市で開催し、320人が参加した。

2021年2月に、絶縁状態だったマキノアンナが再会、関係修復したことを契機[62]に、アンナが「卒業生が総出演するコンサート」を思い立ち、企画へ動き出す。ライジングプロ平哲夫代表の承諾を得[63]、主な卒業アーティストが出演する「沖縄アクターズスクール大復活祭」の開催が実現した[64]

2022年10月に行われた「大復活祭」の本番後、三浦大知が牧野アンナに対し「アクターズスクールを継承してほしい」と要請[65]、その後、次々と卒業アーティストたちがサポートを申し出た[66]ことから、アンナが再始動を決意する[67]

2023年1月、新法人を設立。2023年1月23日?3月12日に「NEW B.B.WAVESオーディション[68]」の申込を受付、4月8日・9日に審査を実施。その合格者46名に、2022年までマキノから直接指導を受けていた最後の生徒3名[注釈 7]が合流した49名[70]がB.B.WAVES jr.として入学、B.B.WAVESとしてのデビューに向けてレッスンを重ねている。

2023年7月に沖縄テレビ放送にてレギュラー番組「アクターズTune!」が開始、隆盛期同様、地上波テレビを通じレッスンの模様を毎週放送しているが、メディアを取り巻く時代の変化を取り入れ、InstagramTikTokYouTubeといったSNSを活用し、それぞれの特性に合わせた情報発信を積極的に行っている。

2023年11月19日に、沖縄市民会館にて開催したB.B.WAVES jr. 1st Concert「THE START」を皮切りに[71][72][73]、2024年5月5日に沖縄コンベンションセンター劇場棟にてB.B.WAVES&jr. 2nd CONCERT「THE BLAST」を開催するなど[74][75]、再始動から1年で立て続けに大きな自主コンサートを2回開催する。

2024年4月5日・5月5日、B.B.WAVES jr.の中からB.B.WAVESへの昇格メンバー誕生が発表された[76][77]

2024年1月9日に「第2回B.B.WAVESオーディション」開催を発表。2月11日?3月7日に申込を受付、応募総数206人により3月31日に審査を実施。合格した11名がB.B.WAVES jr.2期生としてメンバー入りを果たした[78][79][80][81]

2025年7月、再始動後初となるメジャーアーティストとしてNeilがデビューを果たすことが、5月5日開催のB.B.WAVES&jr. 2nd CONCERT「THE BLAST」にて発表された[82]

2025年3月16日、27年ぶりに日本武道館で「沖縄アクターズスクール完全復活祭」を開催することが告知されている[83][84]
概要(2023年?)
入学・学費

「NEW B.B.WAVESオーディション」の合格者のみが入学し、新規入学者は受け付けていない。入学者からの学費を廃止し、レッスンにかかる費用は、スクールの再始動に賛同しパートナーシップを結んだ複数の企業(スポンサー)が提供している
[85]

2024年、クラウド型応援金サービスを活用し、所謂“個人スポンサー”となる「パートナーシップメンバー」の受付を開始した。クラウドファンディング同様、投資額に応じた特典が用意されている[86]

育成方針

若い頃からジャズクラブを経営していた
[87]マキノが長年にかけて編み出した「マキノ式ビート感」「マキノ・フィーリング」[88]の理論[89]を下敷きに、後述の“アクターズ・メソッド”が構築され、現在に至るまでスクールの根幹理念として受け継がれている。

所謂「カリキュラム」が存在しない。チーフインストラクターのアンナを中心に、スクール出身のスタッフと何人かの実力のある生徒が、インストラクターやサブインストラクターとして「生徒同士が教え合う」というユニークなシステムを採用してきた[90][91]

2023年の再始動直後からは、アンナとB.B.WAVES出身の高良舞子・喜瀬健の3人がインストラクターとして指導を担ってきたが、1stコンサート終了後にメンバーの中からインストラクターを選抜、「生徒が生徒を教えていく」スタイルが再興された[92]。また、インストラクターとは別に、リーダー・サブリーダーが置かれている[93]

アクターズ・メソッド[94]@心を解放するA心の底から好きになるB大きな目標を持つC常に全力投球するD歌詞を徹底的に理解するE大地のエネルギーを吸収してビートを刻むF教えて学ぶGほめる
学科

中学生以上の「Aクラス」と小学生の「Bクラス」に分かれてレッスンを行っていたが、後にそれぞれ「B.B.WAVES jr.」「BABY WAVES jr.」に呼称が改められた。この中から「マインド、スキル含めてプロとして活動する用意が出来たと判断されたメンバー」が、B.B.WAVES/BABY WAVESのメンバーへの昇格を認められる
[95]

育成メンバー

2023年4月8日・9日に審査が実施された「NEW B.B.WAVESオーディション」参加者の中から、B.B.WAVES jr.には選ばれなかったが“2日間の審査だけでは素質が判断できない”とされたメンバーが、月に一度特別にレッスンを受け、2023年11月19日のB.B.WAVES jr. 1st Concert「THE START」にて1曲だけパフォーマンスを披露した。

THE DREAM STAGE

2022年10月2日に開催された
大復活祭で実施された「アクターズ・メソッド」の体験企画。2日間に渡るレッスンを経て選抜されたメンバーが、大復活祭のオープニングアクトに出演した。

2024年5月5日に開催される「B.B.WAVES&jr. 2nd CONCERT THE BLAST」においても、同企画を実施。今回は年齢の上限がなく、親子での参加も可能。2日間に渡るレッスンを経て選抜されたメンバーが「THE BLAST」昼公演のオープニングアクトに出演した[96]

概要(?2022年)
入学・学費

「原則として8歳以上20歳未満」「心身ともに健康」「入学から1年間継続する意思がある」という最低条件を満たしていれば、入学金と授業料を支払うことで誰でも入学できた
[97]。“8歳以上”としていたのは「子どもが“スターになりたい”“ステージで踊るような人になりたい”という意思をもって自ら通うようになるのは、8歳以上ではないか」というマキノの考えによる[98]

一方で、才能を発掘するためのオーディションも開催されており、その際の審査は基本マキノが一人で合否を判断していた[99]。オーディションによって選ばれた生徒は、学費が免除されることもあった。

学科

「本科」「準専科」「専科」が設置されていた
[100][101]

専科・準専科 - プロになれる才能があるとマキノから認められた中学生以上のクラス。

本科 - 専科と準専科への進学を目指す“予備軍”で、生徒のほとんどは本科に入学する。年齢別にA?Eの5クラスが、週2回、歌1時間とダンス1時間半のレッスンを受ける。

本科・専科・準専科の中から、才能を認められた生徒たちが選抜されたグループがB.B.WAVESとBaby Wavesで、テレビ番組への出演やコンサートの開催などプロ同様の活動を行いながら、メジャーデビューへの準備を行っていた。


メジャーデビューとは縁がなくなっていた2013年頃には「キッズ」「ジュニアセカンド」「ジュニアファースト」「ベーシック」「ミドル」「フューチャー」「JR DANCE TEAM & DANCE TEAM」というクラスのほか、修学旅行生向けの「JTB×Actors」という特別クラスもあった[102]

定期公演[103][104]

スクール生全員が出演する3か月に一度の発表会。後半はB.B.WAVESのコンサートが開かれた。

全国オーディション


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