沖仲仕
[Wikipedia|▼Menu]
また学生時代に自らも沖仲仕を経験した生島治郎は「この人夫がいわゆるプー太郎というヤツで、横浜のドヤ街にいくらもごろごろしていた。プー太郎はニコヨンとも言い、これは当時の日給が二百四十円だったことからきている。/手配師が集めてきたプー太郎を会社が日給制で雇うのだが、手配師は会社から払われた日当(デズラと呼んだ)のピンをはね、プー太郎には二百四十円だけ払う」と、当時の沖仲仕を取り巻く状況を伝えている[6]

このような背景もあり、現代の港湾労働法では事業者が日雇い労働者を直接雇用することを原則禁じ、公共職業安定所の紹介を必須としている。
港湾労働経験を持つ著名人

生島ヒロシ[7] - フリーアナウンサー。渡米費用を工面する為、横浜で港湾労働に従事した[8]

若乃花幹士 (初代) - 少年期に室蘭港の荷運びで体を鍛え、大相撲の横綱に上り詰めた

エリック・ホッファー - 沖仲仕として働き続けた哲学者

グレン・シーボーグ - ノーベル化学賞を受賞した物理学者

ジェームズ・ジェローム・ヒル - グレート・ノーザン鉄道最高経営責任者

ジェームス・J・ブラドック - プロボクサー

ジェリー・コロンナ - コメディアン

ダニエル・パトリック・モイニハン - 上院議員国連大使

チーフ・ダン・ジョージ - 俳優

チャールズ・マンソン - カルト教団指導者

ドン・ムラコ - プロレスラー

ハルク・ホーガン - プロレスラー

バルトロメオ・パガーノ - 俳優

ハワード・ジン - 歴史家

ヒューバート・セルビー・ジュニア - 作家

ブライアン・ジェイクス - 作家

フランク・マコート - 作家

フランソワ・ファベール - プロサイクリスト。ツール・ド・フランスで総合優勝を果たした

マウノ・コイヴィスト - フィンランド第9代大統領

脚注^ “港湾業務用語集?す?”. 横浜市. 2019年3月閲覧。
^ 『沖仲仕』 - コトバンク
^ 『仲仕』 - コトバンク
^ 構成員約4万人、彼らはなぜ存在するのか?『山口組概論』 猪野健治著(評:荻野進介):日経ビジネスオンライン - ウェイバックマシン(2018年11月27日アーカイブ分)
^ コンテナ - umidas 海の基本講座|一般社団法人日本埋立浚渫協会
^ 生島治郎『片翼だけの青春』集英社、1985年9月、177-179頁。 


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef