2014年、映画『ぼくたちの家族』や『紙の月』などの演技が評価され、その年の多くの映画賞の助演男優賞を受賞。ドラマ『MOZU』シリーズでは双子の殺し屋・百舌を一人二役で演じ、第39回エランドール賞・新人賞を受賞した。
2017年、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』では現代の市井に生きる若者を演じ、ヨコハマ映画祭主演男優賞など市民映画賞を続けて受賞する[9]。
2018年、塚本晋也監督が初めて時代劇を手掛けた映画『斬、』で主演を務め、第75回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品された[10]。
2018年に主演を務めたドラマ『宮本から君へ』が2019年に映画化。この作品は2012年から真利子哲也監督と池松で映画化する企画が進んでいたが、途中で何度も頓挫しドラマ化を経て7年越しでやっと映画化に至った[11][12]。この映画での演技が評価され、第93回キネマ旬報ベスト・テンなど主要な映画賞の主演男優賞を受賞した[13]。 2021年、石井裕也監督が初のオール韓国ロケで現地のスタッフとタッグを組んだ映画『アジアの天使』で韓国に渡ったシングルファーザーの主人公を演じ、第20回ニューヨーク・アジアン映画祭でライジングスター・アジア賞を受賞した[14]。 同年9月、仮面ライダー生誕50周を記念した映画『シン・仮面ライダー』の主人公・本郷猛 / 仮面ライダー1号役に抜擢された事が発表され、2023年3月に全国公開された[15]。 新たな挑戦をするため、2023年8月末日をもって13年間所属したホリプロを退社し独立した[16]。 福岡大学附属大濠高校[17]、日本大学藝術学部映画学科監督コース卒業[8]。 姉は元劇団四季の女優・池松日佳瑠[18]。4人兄弟で下に妹と弟がいる[19]。父は福岡で会社経営をしている[18]。 子どものころの夢は野球選手で、『ラスト サムライ』のオーディションでも俳優ではなくイチローみたいな野球選手になりたいと答えていた[3]。 小学校から高校まで仕事と両立させながら野球部に所属[20]。1番バッターでポジションはセンター[21]。高校時代は硬式野球部では俳優活動と両立が不可能だったために軟式野球部に所属し副キャプテンを務めていた[22]。元中日ドラゴンズの古本武尊とは小学校からの幼馴染で、新庄剛志が作った少年野球チーム「長丘ファイターズ」で共にプレーし[23]、中学・高校も一緒だった[17]。 プロ野球は福岡ソフトバンクホークスのファンで子役時代には始球式を2回務めたことがある[24]。 特技は乗馬、水泳、ピアノ、書道、ラグビー[25]。小学校の5年間は、ラグビーをしていた[5]。 東京でたくさんの映画が公開していることに衝撃を受けてから映画をよく観るようになり[26]、2015年には年間200本観ると明かしている[27]。プライベートでアミール・ナデリ監督『CUT』を観に行った際には一般人として感想をコメントし、その動画が映画の公式ブログに掲載されている[28]。 大学では4年間、映画監督の勉強をしており監督を務めた卒業制作の『灯火』は2015年に下北沢トリウッドでも上映された[29]。俳優としては「すごい監督さんはたくさんいらっしゃるので、その人たちの想いに賛同できる俳優でいたい」と語る[30]。 プライベートで交流のある俳優仲間はそんなにいないと話すが[31]、同い年の林遣都や映画『DIVE!!』で共演した俳優たちとは17歳の頃から[32]、高畑充希、前田敦子、柄本時生とはドラマ『Q10』で共演して以来、交友が続いている[33]。
2020年代
人物