江原正士
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特技は殺陣[4][32][35]。趣味はドライブ[70]、小さい文房具集め[71]。資格・免許は普通自動車免許、普通自動二輪車免許[7]。子供の頃はぼーっとしていたり、近所の裏山で秘密基地を探索していた[22]。性格は気さくで明るく、話好きで収録の合間にはよくスタッフや他の声優と話をしているという[33][65][72][73]。山寺宏一は2003年の『宇宙船レッド・ドワーフ号』声優インタビューで、江原を「語りたがる人」と述べている[74]。江原と約40年の付き合いだという大塚芳忠は、昔江原がたびたび先輩の声優から怒られていたが絶対に譲歩しない人だと話した[44]。また、『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』で共演した森田成一によると芝居の熱量がすごいという[75]。昔は半健康オタクで、自分で浄水した水をドイツ製水筒に入れて持ち歩いていたと語っている[71]。その他に『えいご漬け 文法/語順』の解説・例文を担当した英語教材編集者の鈴木希明によると英語の発音が抜群で、江原のマネージャーは、江原は耳がすごくいいと語った[76]

1998年当時のインタビューで仕事が休みのときは新しい映画を映画館で鑑賞すると語り、そのときは字幕版で見るという[27]。理由として、その吹き替えを後に自分がやる場合があり、人の吹き替えを見ると違った方向の演技にしてしまう性があるためだと語っている[27]。自分が吹き替えた作品も、「反省点が気になりすぎてしまい、ほとぼりが冷めるまで見ることができない」とも語った[27]。さらに2017年のインタビューでは、職業病で配役が合っているかなどを分析してしまうため、純粋にストーリーを楽しむことができないと理由を述べている[60]

テレビの洋画劇場で吹き替え新録がテレビ局ごとに頻繁に行われていたころ、トム・ハンクス、ロビン・ウィリアムズなど江原が担当した俳優を、同作品の別の吹き替え音源で担当することが多い山寺をライバル視しているかという質問に対して、「配役は上の人が決めるため、やりたいと思ったからやれるものじゃないので、当事者である役者同士は意識してないと思います」と江原は答えており[9]、山寺も「江原さんは大先輩。ライバルなんておこがましい」と答えている[77]。またこれらのエピソードを踏まえて、『ジェミニマン』では”史上最強のスナイパー”と”23歳の若きクローン”の2つの世代を一人二役で演じ分けるウィル・スミスの日本語吹き替えに、江原と山寺が揃って登板した[49]

アニメのインタビューでは若者が持つ「青春のパワー」を描いていることに言及することが多く[78][79][80][81]、若い人たちがアニメを通して「青春期のエネルギーをなんらかの方向性を持って沸き立たせていけると嬉しい」と語った[80]

普段も携帯しているデジタルカメラなどのデジタル家電が好きで[71][74][82]、スタジオなどで撮影した写真を編集して配ったりしている[74][83][84]。また『NARUTO -ナルト-』で共演している同じくデジタル家電好きの伊藤健太郎と収録の合間にその話題で盛り上がっているという[71]。2005年のオー!NARUTOニッポン出演時には文房具も好きだと話し、新宿の『NARUTO -ナルト-』の収録スタジオに行く途中にある大きな文房具店で、世界各国のマニアックな文房具を探すことが日課となっていると語った[71]
エピソード

テレビアニメ『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』では美形の敵役「メオ・トロルのフーリガー」を演じていたが、この役が気に入っていたらしく、江原から届くメールの署名が「フーリガー司令」となっていたと高山みなみが語っていた。

地方巡業した『王将』では、公演中は緒形拳とは役柄上ギスギスしており口を利くことも全くなかったが、公演終了後しばらくたった日に偶然ガソリンスタンドで緒形とあった際、江原が挨拶すると緒形が自分を覚えてくれており、笑顔で応じてくれたことがうれしかったと述懐した[22]

NARUTO -ナルト-』のマイト・ガイ役では、アドリブを盛り込み台本通りに演じたことがほとんどなく、収録のときには既に台詞を暗記していて、台本を持たずに演じているとうずまきナルト役の竹内順子が語っている[71]。それについて本人は「ガイを演じる際はガイになりきってしまうため、彼が言わないような台詞をアドリブで変えてしまう」と説明した[71]

かいけつゾロリ』で江原が演じたガオンは、山寺宏一が演じたゾロリのライバルとして登場する。このガオンは、原作者の原ゆたかが『カウボーイビバップ』の大ファンで、作品で山寺演じる主人公スパイクのライバルである江原演じるアンディを見て「彼のようなキャラクターを、『かいけつゾロリ』にも登場させたい」とインスパイアされて生まれたキャラクターであり、アンディと同じく江原がガオンの声を演じることになった[85]

インタビューで声優になるきっかけを聞かれた際に、声優として最初にもらった仕事の『若草物語』のローリー役については常にアップで写っていて台詞が少なく等身大で合わせやすかったが[21][9][17][28]、劇団四季では声優としての仕事はそれっきりだったと答えた[21]。別の劇団に移籍後、四季時代にすでに声優デビューしていたことでプロ扱いになっていたため、そのキャリアを抹消しデビューし直すことになった[21]。しかし、その後すぐにもらった吹き替え収録の際に、最初の仕事のようなアップで喋るシーンがない白黒のフランス映画だったためどこで喋っていいかわからず、全然違うところで喋るなど失敗を重ねたために結局その劇団では在籍中二度と声の仕事がもらえず、劇団昴に移籍するまでしばらく干された状態だったと語った[21][9]

2012年のインタビューで印象に残っている作品を聞かれたときは、印象に残る作品はたくさんあるがふと思い出した作品が『3人のゴースト』で、心温まる作品だと答えた[28]。そのインタビューでは、吹き替え作品で共演が多かった野沢那智[注 5]や若手を含めて好きな人はたくさんいるが、中でも前述の『3人のゴースト』や『アンタッチャブル』などで共演した富山敬の仕事への真摯な姿勢を模範にしたいとも語った[28]
出演

太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
1979年


若草物語(ローリー)[86]

1987年


トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ(スパイク[87]、スキャッターショット/コンピューティコン[88]、パウンス)


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