『NARUTO -ナルト-』のマイト・ガイ役では、アドリブを盛り込み台本通りに演じたことがほとんどなく、収録のときには既に台詞を暗記していて、台本を持たずに演じているとうずまきナルト役の竹内順子が語っている[71]。それについて本人は「ガイを演じる際はガイになりきってしまうため、彼が言わないような台詞をアドリブで変えてしまう」と説明した[71]。
『かいけつゾロリ』で江原が演じたガオンは、山寺宏一が演じたゾロリのライバルとして登場する。このガオンは、原作者の原ゆたかが『カウボーイビバップ』の大ファンで、作品で山寺演じる主人公スパイクのライバルである江原演じるアンディを見て「彼のようなキャラクターを、『かいけつゾロリ』にも登場させたい」とインスパイアされて生まれたキャラクターであり、アンディと同じく江原がガオンの声を演じることになった[85]。
インタビューで声優になるきっかけを聞かれた際に、声優として最初にもらった仕事の『若草物語』のローリー役については常にアップで写っていて台詞が少なく等身大で合わせやすかったが[21][9][17][28]、劇団四季では声優としての仕事はそれっきりだったと答えた[21]。別の劇団に移籍後、四季時代にすでに声優デビューしていたことでプロ扱いになっていたため、そのキャリアを抹消しデビューし直すことになった[21]。しかし、その後すぐにもらった吹き替え収録の際に、最初の仕事のようなアップで喋るシーンがない白黒のフランス映画だったためどこで喋っていいかわからず、全然違うところで喋るなど失敗を重ねたために結局その劇団では在籍中二度と声の仕事がもらえず、劇団昴に移籍するまでしばらく干された状態だったと語った[21][9]。
2012年のインタビューで印象に残っている作品を聞かれたときは、印象に残る作品はたくさんあるがふと思い出した作品が『3人のゴースト』で、心温まる作品だと答えた[28]。そのインタビューでは、吹き替え作品で共演が多かった野沢那智[注 5]や若手を含めて好きな人はたくさんいるが、中でも前述の『3人のゴースト』や『アンタッチャブル』などで共演した富山敬の仕事への真摯な姿勢を模範にしたいとも語った[28]。 太字はメインキャラクター。
出演
テレビアニメ
1979年
若草物語(ローリー)[86]
1987年
トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ(スパイク[87]、スキャッターショット/コンピューティコン[88]、パウンス)
1988年
いきなりダゴン(ジザム[89])
グリム名作劇場(悪魔)
魔神英雄伝ワタル(サンダーブルー、イモ川短銃郎)
ミスター味っ子(杉本〈味将軍グループ〉)
1989年
魔動王グランゾート(ミラーマン、隊長)
ドラえもん(テレビ朝日版第1期)
1990年
それいけ!アンパンマン(1990年 - 2024年、はさみどり、クレヨンマン緑、パイナップルマン[86]、うなどんまん、ドリアン王女)
ダッシュ!四駆郎(アイルトン・ウルセーナ)
ふしぎの海のナディア(ゴンザレス[86])
魔法のエンジェルスイートミント(通行人)
ロビンフッドの大冒険(1990年 - 1992年、アルウィン[86][90])
1991年
おばけのホーリー(ニャンギラス、ムキムキマン)
シティーハンター'91(林張謀)
魔法のプリンセス ミンキーモモ(海)(父[86]、アバンタイトル[86])
横山光輝 三国志(荀ケ〈初代〉)
1992年
お?い!竜馬(山内容堂[86])
カリメロ(ペペ[86])
チロリン村物語(ブラックバット[86])
ママは小学4年生(杉田健夫[86])
笑ゥせぇるすまん(割井肝造、三好、食堂のおやじ)
1993年
ジャングルの王者ターちゃん?(アラン[86])
忍たま乱太郎(1993年 - 2023年、草井平四郎〈初代〉、若い頃の竜王丸〈初代〉、魔槌語楼)
美少女戦士セーラームーンR(キラル)
ポコニャン!(木の葉シゲル〈パパ[86]〉、チンプク)
1994年
おまかせスクラッパーズ(日間梨社長[86])
ぐりむのあな(王子[86])
とっても!ラッキーマン(TVアナ[86])
幽☆遊☆白書[91](黄泉[86])
1995年
クレヨンしんちゃん(1995年 - 2021年、マジー・デ・ガメッチーニ、バックレー一味、ナガーイ)
孔子傳(曾参)
十二戦支 爆裂エトレンジャー
ヤンボウ ニンボウ トンボウ(エリフ)
1996年
超者ライディーン(クラーケン)
爆走兄弟レッツ&ゴー!!(1996年 - 1998年、土屋博士) - 3シリーズ[一覧 1]
バケツでごはん(ズブロフスキー)