氷河時代
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古いほうから挙げるとヒューロニアン氷河時代(今から24億年前から21億年前)、クライオジェニアン(8億5000万年から6億3500万年前)、アンデス-サハラ氷河時代(4億6000万年から4億3000万年前)、カルー氷河時代(3億6千万年から2億6千万年前)、第四紀氷河時代(260万年前-)である[4]。→#代表的な氷河時代

第四紀氷河時代は約260万年前の更新世に始まった。それは今もグリーンランド(英語版)、北極、そして南極大陸氷床が存在していることからいえる[5][6]

なお、当項目の記述内容は、まだ立証が十分でない仮説であったり、論争が続いていたりするような内容を含む。基本的に地球の氷河時代について解説する。(末尾で火星の氷河時代にも触れる。)
概説
用語法

氷河学的には、地球の歴史の中で、地球上に大陸並みの大きさの氷床が存在している時代を氷河時代という[7]。地球史において、広大な氷床が南極大陸グリーンランドに存在する現在(新生代第四紀)は氷河時代である[7]。また、地球上に氷床がない時代を温室期というのに対し、氷河時代のことを氷室期という場合もある[7]。氷河時代の中でも、中緯度地域まで氷河や氷床に覆われるような、特に氷河の発達した寒冷な時期を氷期という[7][8]。氷期と氷期の間の温暖期で、相対的に氷河が縮小した時期を間氷期という[7][9]。さらに、氷期や間氷期の間にも氷河・氷床の極大期と極小期があり、それぞれ亜氷期と亜間氷期と呼ばれる。

最近は気候変動関連の文章などで「氷期」ではなく「氷河期」という用語を使う人が増えているが[7]日本雪氷学会は「氷河期は氷河時代と氷期の両方の意味で使用されてきたが、混乱を避けるため、今後は氷期と同義とし、できれば本用語の使用は避け、氷期を使用するべきである」としている[10]。一方、英語では、氷河時代を ice age, glacial age、氷期を glacial period, glaciation, glacial、間氷期を interglacial period, interglacial などと表記するが[7][11]、実際には英語圏の研究者でさえ ice age と glaciation を区別せずに使う者が多い[7]など、使い分けが明確でない場合もみられる[10]
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この節の加筆が望まれています。
主に: 第四紀氷河時代(英語版)との違いについて (2017年11月)
新生代の気候変化。横軸の単位は「百万年前」

新生代氷河時代(現在の氷河時代)は、始新世中期(4900万年前)から始まったとされている[6]。その根拠は、南極での最初の氷河の存在の記録が始新世中期の陸上堆積物から確認できること、漸新世初期に南極大陸で氷床が成長を始めたことである[6]。なお、中生代(6550万年前以前)は地球全体が温暖で、北極や南極を含めて地球上に氷床が存在しない温室時代だった[6]

中生代にはゴンドワナ大陸の一部だった現在の南極大陸が分裂して南へと移動を始め、やがて南極大陸が孤立したが[12]ドレーク海峡での海流の影響で南極環流が生じ、南極への海洋熱輸送が遮げられた[13]。そして、南極氷床が成長するとともに、その周りの南極海の水温が下がったことで、冷たい深層海洋大循環が生じ、それが地球全体の寒冷化をもたらし、北半球の氷床形成に結びついたとする説がある。この説は新生代氷河時代に至った大まかな原理として現在では広く認められている[6]古第三紀新第三紀は温暖だったけれども第四紀になって寒冷化が急激に進行したという、旧来の気候変化像は正しいとはいえず、気候の寒冷化はいくつもの段階を経て進行したと考えられている[14]。北半球における氷床の発達の原因としては、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}北アメリカ?ユーラシア大陸の配置に加えて、[要出典]パナマ地峡の形成による大規模な海流の変化、ヒマラヤ山脈の隆起による地球大気系の大きな変化などが提唱されている[12]
研究史地球生命の系譜view ? discuss ? edit-4500 —–-4000 —–-3500 —–-3000 —–-2500 —–-2000 —–-1500 —–-1000 —–-500 —–0 —水の存在化学進化
細菌古細菌
共通祖先
原始生命体光合成細菌
ストロマトライト真核生物多細胞生物カンブリア爆発生物の上陸恐竜    哺乳類被子植物 地殻の誕生海の誕生最初の生命後期重爆撃期最初の酸素大気中の酸素酸素の大量発生最初の有性生殖エディアカラ生物群最初の人類
























ポンゴラヒューロン氷成紀アンデスカルー第四紀軸単位: 百万年前


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