水谷豊
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2013年公開の映画『少年H』で『事件記者チャボ!』以来28年ぶりに共演し夫婦役を演じている[28][29]。また、娘の趣里には「ダダ」と呼ばれている。

妻・蘭の曽祖父は第15代広島市長を務めた伊藤貞次である[30]。2013年7月26日、映画『少年H』のPRのため広島市役所を夫婦で訪れている[30]
略系図

       伊藤貞次   奈良村正則  

                   

       伊藤太郎   ハマ
    
                    

         伊藤英邦   八重子  
    
                        

       水谷豊   伊藤蘭     
    
                    

          趣里        


松田優作との関係

親友であった
松田優作とは、互いを「優作ちゃん」、「豊ちゃん」と呼び合い、二人で旅行に行ったり、互いの主演番組にゲスト出演するほどの仲であった。二人の共通の友人である桃井かおりは若かりし頃に、「若い俳優達がたくさん出てきているが、その中でも優作と豊が一番俳優には向いていないと思う。二人には華がないし、短気すぎる。」と言ったことがあった[31]。ちなみに松田は生前、自分よりも水谷の方が短気だと言っていた。

娘の趣里の誕生日は松田と同じ9月21日である。

2023年7月15日、水谷は「水谷豊自伝」を著した。これは松田の元妻である美智子のロングインタビューに答える形でまとめられたものである。

人物

演じるキャラクターには庶民的な設定が多く、近年は比較的おとなしめの役(『
相棒』が顕著)が多いが、『熱中時代』に出演するまでは、『傷だらけの天使』、『青春の殺人者』、『男たちの旅路』などで演じた、棘や影のある青年やチンピラなどの役で出演する事が多かった[注釈 4]

刑事貴族』や『ハロー!グッバイ』、『探偵事務所』シリーズでは、シュールでスピード感のある破天荒かつ調子のいい二枚目半的な役も演じていた。また、記者役においては地方が舞台などの形が多く、刑事役においては、ロンドン在住経験やイギリス車を重用、さらにはロンドン警視庁での研修勤務経験があることなど、何らかの形でイギリスと関わりのある設定が多い。コーヒー派であるが、『相棒』での演技をきっかけに紅茶を嗜むようにもなった。

俳優人生において、初の刑事役は1975年、『夜明けの刑事』での山本刑事役。

師としている人物の一人である岸田森と同じく、「あの役は地でやっているのですか?」と聞かれることが一番の褒め言葉だという。

『熱中時代(教師編)』ではオルガンとギターの演奏、ダンス、水泳、跳び箱による回転着地を披露、『赤い激流』『相棒』ではピアノ演奏も披露するなど、多才を発揮している。

中村雅俊とは、40年以来の友人であることを2011年2月20日ウチくる!?』の「メルくる」のコーナーでVTR出演した時に語った。松田優作を介して、3人で飲むこともよくあったという。水谷が歌手デビューの際、中村に相談したり、ドラマ『外科医 須磨久善』でも共演している。

『相棒』では完成した役柄として毎回紅茶を飲んでいるが、ティーポットのお茶を肩の高さから手元のカップに注ぐ優雅な仕草は、実際の撮影ではしばしば飛び散る紅茶による火傷を我慢しているという。また、右京役で紅茶を飲むようになって、紅茶のおいしさに目覚めたと語っている。撮影中に飲んでいるのは、アールグレイダージリン・ティーが基本で、たまにフレーバーティーを飲んでいる。

「10年間住み続けている自宅の中で迷子になるほど」の大変な方向音痴だという[32][33][34]。方向音痴の逸話は他にもカーナビの音声案内が終了した後で道に迷う[32]、4階の楽屋へ行こうとしてエレベーターを3階で降り、フロアは真っ暗な上に部屋には鍵がかかっているのを「何で開いていないんだ!」とわめいていたところを目撃される、転居後 半年たって旧宅に帰りクルマを降りてから表札で気付いた[33]、方向音痴が災いし『相棒』の収録には専用の送迎車がある[33]、など。

下戸である。

20代の頃にアクションの撮影で右肩を痛め、本人曰く「野球のできない体」になっている[32][34]。香港ロケの際に現地でマッサージを受けたところかえって炎症がひどくなり、日本に帰国後検査を受け「(右肩に)水がたまっていた」ことが判明したこともあった。そのため、今でも精神的にショックを受けると右肩に激痛が走るという[34]

エピソード

とんねるずの2人とは友人であり、石橋貴明は番組内で「礼節をきっちりしないと怒る人」と語っていた。1980年代に共通の友人であるフジテレビの社員を通じての旧友であり、ちなみにはじめての出会いは焼肉屋だったという。キャピトル東急の「ORIGAMI」という店の排骨拉麺は二人の思い出の料理らしく『うたばん』出演の際にお土産に持ってきた[出典無効]。大の伊藤蘭好きの木梨憲武にはじめて出会ったときのことを「憲武の目を見て、こいつはキケンだと思った」と語っている。木梨とは、水谷のセルフカバー・アルバム『TIME CAPSULE』のプロモやコンサートにシークレットゲストとして参加したり(その際に「カリフォルニア・コネクション」を水谷と共に熱唱)、プライベートでもよく会う間柄である。

プロ野球読売ジャイアンツファンで特に長嶋茂雄を尊敬している。長嶋と対面した際は使いきりカメラで2ショット写真を撮ったが勿体なくて現像に出さず、10数年間そのまましまっていた。10数年経っていたためフィルムの劣化などで写っていない恐れもあったが『うたばん』(2008年12月11日放送分)で無事に写っていたことが確認された[出典無効][注釈 5]

熱中時代』(教師編・第1シリーズ)のロケ地であった高畠町立時沢小学校が2010年3月限りで廃校になることを知り、時沢小学校の卒業式の際にビデオレターを寄せてロケ当時の想い出話などを語った。その模様が2010年3月26日放送の『ズームイン!!SUPER』で紹介された[出典無効]。

役作りについて、何をやる時もいろんなものが自分の中にあって、どれを色濃くするかが結果的になっている[35]

笑い始めると止まらなくなる部分があるようで、『相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』公開前の『お願い!ランキング』とのコラボ番組で監督らとの対談を裏のモニターで見ていて、あまりに褒められ笑いが止まらなくなり、ともに見ていた神戸尊役の及川光博に静かにするよう注意されていた[出典無効]。

出演
テレビ
ドラマ
NHK

男たちの旅路シリーズ1976年 - 1979年NHK) - 杉本陽平 [36]


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