水上人形劇_(ベトナム)
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簾で隠された舞台裏に回った人形の操者は腰まで水に浸かって演技を行い[1]、歌と楽器の演奏に合わせて人形が動かされる[2]。人形は長い竿の先に取り付けられ、糸によって首や腕を動かす事ができる[2]。人形の操作の習得について、簡単なものでは1年、複雑なものでは5年の練習が必要とされる[2]。それぞれの演目に物語的な一貫性はなく[1][3]、様々なシーンの集合体として構成されている[3]。上演される物語の多くは民話、伝説がモチーフとなっている[2]

人形の動作には躍動感があり、舞台が水上である点が活かされている[1]。演奏される音楽は紅河デルタ地方の伝統的な音楽のほか、宮廷音楽の影響も受けていると考えられている[3]

ホアンキエム湖の湖畔では毎夜、外国人向けの公演が行われている。また、2014年9月13日には、日本横浜赤レンガ倉庫のイベント広場で上演された。本来の予定では、同月13日と14日代々木公園で開催予定だった「ベトナムフェスティバル2014」で上演される予定であったが、同公園のからデングウイルスが検出されたため、同フェスティバルが中止となり、横浜での上演に変更となった[4]
脚注[脚注の使い方]^ a b c d e 今井、岩井『現代ベトナムを知るための60章』、211頁
^ a b c d e f ACG編集室編『ベトナムわんさか共和国』、68-69頁
^ a b c 鈴木「水上人形劇」『ベトナムの事典』、174-175頁
^ベトナムの水上人形劇赤レンガ倉庫で上演-カナロコ2014.9.14魚拓

参考文献

ACG編集室編『ベトナムわんさか共和国』(アジア・カルチャーガイド, トラベルジャーナル, 1995年4月)

今井昭夫、岩井美佐紀編著『現代ベトナムを知るための60章』(エリア・スタディーズ, 明石書店, 2004年6月)

鈴木康央「水上人形劇」『ベトナムの事典』収録(同朋舎, 1999年6月)

外部リンクウィキメディア・コモンズには、水上人形劇 (ベトナム)に関連するカテゴリがあります。

ベトナム・ハノイ水上人形劇1-YouTube

ベトナム・ハノイ水上人形劇2-YouTube


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