音の類似をもって、語源と主張する例。
「奈良」は、朝鮮語で国を意味する「??(ナラ)」に起源を有するとの説。
海を意味する「わた」「わたつみ」は、朝鮮語で海を意味する「??(パダ)」に関連するとの説。
「わっしょい」が朝鮮語「??(ワッソ 来た)」に関連するとの説(四天王寺ワッソ参照)。
熊は、朝鮮語で熊を意味する「?(コム)」に起源を有するとの説。
島は、朝鮮語で島を意味する「?(ソム)」に起源を有するとの説。
これらはいずれも現代朝鮮語を元に主張されている巷説であり、朝鮮語の古代音などが未解明であるため不成立な説である。
脚注
注釈^ 明解言語学辞典は、「民衆語源」を主見出しとして掲げ、「民間語源、語源俗解とも呼ぶ」としている(執筆;遠藤光暁)[2]。
^ なお「全く関係のない言語同士でも、ある言語音を聞かされると同じ図形を選ぶ」というケースが心理学において確認されており、ブーバ/キキ効果と呼ばれる。
^ 神々が出雲大社に集まるためというのは、「奥儀抄」などに見える俗説[9]。
^ 神無月の字をあてるようになったのも、平安時代に入ってからだと考えられる。・・・カミナツキの意味については、新米を収穫して酒を造る月だから醸成月(かみなしづき)の意だとか、神嘗祭(かんなめのまつり)の行われる神嘗月から出ているとか諸説があるが、まだ決定できない[10]。
^ 随筆・山崎美成『世事百談』二・方言 「また筑紫がたにては詞の末にばってんといふ助語をそへていふことあり〈略〉ばとてといふ詞の国なまりにてばってんとなるなり」 [12]
出典^ 『フォークエティモロジー
典拠管理データベース: 国立図書館
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