吉野の民本主義の趣旨としては、
政権運用の目的は特権階級のみではなく人民全般の利福にある
政策決定は常に民意に基づくべき
と述べている[7]。
吉野が「民主主義」という言葉を忌避していたのは、当時の日本に憲法が制定され名義上立憲君主制であったもののまだ絶対君主的な風潮が強く、それとできるだけ衝突を避けるためにあえて穏健的な主張をしたとする説もある(ただし当時の大日本帝国憲法に関しては主権者が明記されていない)。 民主主義民本主義
民主主義との比較
主権国民問わない
人権永久の権利
参考文献
吉野作造「憲政の本義を説いて其有終の美を済すの途を論ず」(『中央公論』1916年1月号)
⇒『孟子』 (原文、現代中国語版、英語版)
脚注[脚注の使い方]^ 小学館・日本大百科全書ニッポニカ「民本主義」[1]
^ 「孟子の「民本説」について