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EIUによる2023年民主主義指数の地図[1]。濃い青が最も民主的(指数10)、濃い赤が最も非民主的(指数0)2022年の世界の民主主義のデ・ジュリ(法律上)の状態。民主主義と自称していないのは、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、ブルネイ、バチカンのみ。中国、北朝鮮、ラオスは憲法で自国を人民民主主義国家と記載。
民主主義(みんしゅしゅぎ、英: Democracy、デモクラシー)とは、法律・政策、指導者、国家・その他の主要事業が直接的または間接的に「人民(people)」によって決定される統治システム[2][3]。現代民主主義国家では、人々は選挙権を行使して自らの代行者(代議員)を選ぶ。選ばれた各々の代行者は自己を選出した人々の意思を代行し、多数決・法治主義の下に権力を行使する[4]。日本では民主制、民主政体などとも訳される[5]。
民主主義という用語は古代ギリシャで「者の支配」を意味し、君主政治や貴族政治との対比で使用された[3]。しかしその後は衆愚政治などを意味する否定的な用語として使用され続け、近代より肯定的な概念として復権して、第一次世界大戦後には全世界に普及した[3]。
民主主義には直接民主制と間接民主制があり[3][2]、また自由主義的な自由民主主義(批判的にブルジョワ民主主義)の他に、経済的平等を重視する社会主義・プロレタリア民主主義なども登場した[6]。