2014年(平成26年)2月に設立された100%出資子会社の毎日新聞出版企画株式会社が、毎日新聞社から出版事業を引き継いだ形で[4]、出版事業を独立した事業法人として運営することで、収益性と専門性を兼ね備えて機動性の高い経営を実現するために設立された[2][5][6]。エコノミスト、サンデー毎日などの雑誌や書籍の他、電子書籍や電子雑誌などの発行を通して、新しい出版文化を創造していくとされる[2]。いつまでもみずみずしい心を維持できるような出版物を世の中に出すために、「100歳までの幸福の追求」をモットーとしてスタートした[7]。2018年、文庫レーベル「毎日文庫」を創刊[8]。既存の主要文庫レーベルとは異なり、当初から不定期刊行である(創刊ラインナップは、中村文則『あなたが消えた夜に』の1点)。2023年には5周年を迎え、書店でフェアを実施した[9]。
また毎日新聞のグループに、出版・ポータルウェブサイトを運営するマイナビ(旧・毎日コミュニケーションズ。2015年10月1日付で、出版部門を「マイナビ出版」に委譲)があるが、毎日新聞社・毎日新聞出版との資本関係は低く[注 1]、毎日新聞系の新聞・雑誌が掲載した記事他の出版化についても基本的に毎日新聞出版側のみで行っている。 21世紀に入り大手新聞社は、ほぼ出版部門を分離独立し会社にした。朝日新聞出版、日本経済新聞出版社(のち日経BP)、産経新聞出版、なお読売新聞社は中央公論新社[注 2]である。
各・新聞社の出版部門
出版物
雑誌・定期刊行物
サンデー毎日
エコノミスト
MMJ
カー・アンド・ドライバー(日本版・2020年6月号以降)
大相撲中継:2017年5月からNHK G-Media 大相撲ジャーナルの発行元となり、現誌名となっている。
月刊Newsがわかる:小中学生向けのニュース解説。
佛教藝術
毎日新聞縮刷版(2015年4月号以後) 主に図書館や資料室向けに頒布
俳句αあるふぁ:季刊の俳句総合誌。2021年春号で休刊。
書籍レーベル
μNOVEL(ミューノベル)[10]
毎日文庫
脚注[脚注の使い方]
注釈^ その一方で、朝日新聞社もマイナビに出資している。
^ 1999年に中央公論新社は旧中央公論社の事業全般を、読売新聞社が受け皿となり引き継ぎ、読売新聞グループ本社の出版部門として、同社も便宜上新聞社系出版社のカテゴリに入る。
出典^ ⇒毎日新聞社の本と雑誌: 毎日新聞社出版局から、2015年1月27日。
^ a b c 社告:「毎日新聞出版」4月設立
^ ⇒【新文化】 - 毎日新聞出版、設立、2015年3月31日。
^ ⇒毎日新聞社、出版事業を分社、日本経済新聞、2015年1月26日。
^ 毎日新聞が出版事業を分社化 「サンデー毎日」など移管、産経ニュース(産経新聞)、2015年1月26日。
^ 毎日新聞、出版部門を分社化、朝日新聞デジタル、2015年1月27日。
^ ⇒毎日新聞出版 全面広告