2014年4月、現本社が手狭になってきたことにより、近隣のオフィスビルなどに分散しつつある各部門・USJのスタジオ・千里丘ミリカセンターの中継車車庫など、放送に関連する部門すべてを本社至近地に集約することを目的に、既存の本社社屋に隣接した土地に新たな社屋となる「B館」が建設・竣工された。新御堂筋に面する「B館」東側の窓には、A・B両スタジオのフロアを示す看板状の大型プレート(「A STUDIO」「STUDIO B」)が掲げられている。既存の本社社屋にはこれを機に「M館」という名称がつけられた。
Cスタジオ(ギャラクシースタジオ)を含むM館2階のスペースについては、当社のテレビ放送事業60周年記念事業の一環として、生放送への対応や報道・制作両局間の連携を強化する目的で「ライブセンター」として新装。2019年1月28日の『ちちんぷいぷい』(生放送)から運用を開始した[11][56]。同年4月1日(いずれも月曜日)から2021年3月5日(金曜日)までは、当時後枠で編成されていた『ミント!』(関西ローカルニュースの「Newsミント!」を除く関西ローカルパート)と共用。『ちちんぷいぷい』が2021年3月12日(金曜日)で終了してからは、両番組のセットを撤収したうえで、29日(月曜日)から『よんチャンTV』の関西ローカルパートで使用している。「Newsミント!」はニューススタジオから放送していたが、『よんチャンTV』では、関西ローカルニュース(「4chanニュース」)も「ライブセンター」内のスタジオセットから伝えている。
「ライブセンター」では、Cスタジオのスペースを、生放送の情報番組と連動した「情報フロア」(報道局は完成後も6階にあるため、同フロアは生情報番組の制作ルームとして機能している)へ改装。ラジオ放送向けのブースも順次設置する。当初は視聴者の見学に対応したオープンスペースの設置も計画していた[57][58] が、「ちゃぷらステージ」(2014年4月4日からM館の1階で運用しているオープンスペース、かつてのアトリウム)を改修したうえで、「ライブセンター」へ組み込む方針に変更。このため、『ちちんぷいぷい』をはじめ、「ライブセンター」から放送される番組を常時見学できるようにはなっていない[13]。 東京を本拠に活動する政治家・有識者や東京支社報道部所属の記者・解説委員が本社制作の報道・情報番組(『よんチャンTV』内の「4chanニュース」など)へ出演する場合を中心に、茶屋町本社スタジオとの二元生中継で使用。2020年からは、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策の一環として、上記番組のレギュラー出演者(東京を本拠に活動するタレントなど)による「リモート出演」にも使われている。ただし、リモート出演者の多い番組(本社制作の全国ネット向け生放送番組『サタデープラス』など)では、スタジオよりスペースの広い会議室から放送している。 東京支社のスタジオはラジオ収録が主体でテレビ収録や生中継も可能な多目的スタジオとなっており、スタジオ設備のうちラジオ対応としては、茶屋町本社で別途、受けサブを必要とせずに生放送を送り出せる[注釈 51]。 また茶屋町本社から制御可能な遠隔操作(リモコン)HDカメラが1台常設されているほか、スタジオサブに隣接してテレビ用のVTR機材などが配置されている[59]。
MBS Tokyo Biz Studio (東京支社)
その他設備
中継車従来のデザインのMBSのハイビジョン中継車(三菱ふそう・キャンター)
多数の中継車を保有。そのほとんどは千里丘ミリカセンターに常駐していたが、2014年4月4日からは、本社「B館」に常駐している。そのためナンバープレートの地名表示は北摂・東大阪地域で登録される大阪ナンバーからなにわナンバーへと移行が順次進んでいる。
近年はハイビジョン対応の小型中継車を導入。三菱ふそう・キャンター(2004年式)と、日野・デュトロハイブリッド(2005年式)を保有している。
ヘリコプター取材用ヘリコプター (JA04CH)
報道取材用のヘリコプター(ユーロコプター AS365N3 / JA04CH)を八尾空港に配備し、朝日航洋に運航を委託している。2009年(平成21年)3月までは阪急航空が運航していた[60]。全面黄色の塗装にMBSのロゴが特徴。2012年4月更新され、ロゴも新ロゴに変更された。
番組詳細は「MBSテレビ番組一覧」を参照
報道・ドキュメンタリー・情報番組
在阪民放局の中でも古くから報道・ドキュメンタリー・地域情報番組・気象情報に力を入れている。『MBSナウ』から続くローカルワイドニュースなど近畿広域圏初のものも数多い。