欧州通貨単位
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[2]基本的に、ECUはヨーロッパの公的機関によって中央銀行間の決済やEC予算における計算単位などとして活用されたが[2]、具体的な機能としては、次のような機能が挙げられる[3]

ERMの表示機能

乖離指標の基準

介入・信用メカニズムの計算単位

通貨当局間の決済手段

このように公的機関によって使われるECUは公的ECUと呼ばれる。これに対して、ヨーロッパの民間で自然発生的に使われ、民間の資本取引や経常取引に使われていたECUは民間ECUと呼ばれる。民間ECUは構成通貨を調達し、それらを組み合わせることで構築するbundleや、元のそれぞれの構成通貨に分解するunbundleが可能だった[3]
記号の符号位置

記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
₠U+20A0-₠
₠欧州通貨単位

参照文献^ 羽森直子(2009)「 ⇒EU通貨統合の歴史的背景」『流通大学論文集-経済・経営情報編-』2009年 17巻 2号 p.126-127, 流通科学大学学術研究会。
^ a b 白井さゆり(2009)「EUの通貨統合と金融・財政政策の規律」『MPRA Paper、MPRA』 2009年 p.6。
^ a b 藤田誠一(1994)「 ⇒人工国際通貨としてのECU」『国民経済雑誌』1994年 170巻 2号 p.26-27, doi:10.24546/00175068, 神戸大学経済経営学会。

関連項目

欧州通貨制度(EMS)

欧州為替相場メカニズム(ERM)










ユーロ
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I: ECU

II: ERM

III: EMU


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