次元大介
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なお、銭形に関してはルパンと同じく敵ながら親しみに似た感情を抱いており、『TV第2シリーズ』では銭形をからかったり[ep 3]、「(銭形は)憎めないやつなんだ」と言い[ep 4]、茶化すような一言を投げかけて銭形を落ち込ませ、逆ギレさせたこともあった[ep 5]が、ルパンが銭形を助けようとした際には彼に賛同している[ep 6]

TVスペシャルでは五ェ門とはルパンに次いでコンビを組むことが多く、互いに似たような気質から気も合う。

不二子のことは最も煙たがっている。普段から彼女には冷たい態度をとり、相手にしないことも多い。不二子が人質に取られた際にはまず敵とグルであることを疑っている。こういった経緯もあって「不二子が絡むとろくな事にならない」と愚痴をこぼしたこともある。
次元と銃

愛用リボルバー銃は S&W M19 コンバット・マグナム(アニメでは4インチ、『ルパン三世Y』では2.5インチ)。様々な銃器を扱うがこの銃が最も使用頻度が高い。『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』では「じゃじゃ馬」と評していて、『ルパン三世 GREEN vs RED』では「40年も使ってる」と語っている。

映画作品や『峰不二子という女』ではS&W M27 .357マグナム(4インチ)を愛用する[5]。『峰不二子という女』第2話で、M27を手にする前はルガーP08を使用していた。

次元は拳銃使用の際にホルスターを使わず、ズボンとシャツの間(もしくはズボンとベルトの間)に挟んで持ち歩くことが多い。パイロットフィルムではスラックスのヒップポケットから抜く描写が(なお、これでは銃が邪魔になって椅子に座れない)、『TV第1シリーズ』の初期オープニングとTVスペシャル『ルパン三世 ルパン暗殺指令』、『EPISODE:0 ファーストコンタクト』ではヒップホルスターを使用している描写が存在する。そのため、作品によって描き方に差異はあるが、ショルダーホルスターを使用しているルパンとは対照的に腰の背部にしまっているのが特徴。

「オートマティックよりもリボルバーが好き」と語った[ep 7]ことがあるようにリボルバーを好んで使っている。TVスペシャル『ルパン三世 1$マネーウォーズ』では、潜入した時に足を踏み外して落下しそうになった時にM19を落とし、同情したルパンからワルサーP38を借りたが[注 3]、相性の悪さから何度か使用してから返却した(このおかげでルパンは命拾いをした)。その後、M19の代わりにリボルバーのS&W M586を購入し、M19を取り返すまで使用した。ただ、オートマティックの扱いが苦手なわけではなく、『TV第2シリーズ』第145話「死の翼アルバトロス」では、機上でとっさに銭形警部のコルト・ガバメントを抜き、迫り来る複数の熱追尾ミサイルを全弾撃墜しているため、後述のとおり好みで使っている面が強い。ただし、TVスペシャル『ルパン三世 グッバイ・パートナー』では(表向きは)メンテナンスに出しているとの理由で、オートマティックであるSIG SAUER P229を使用したが、これはルパンに対するある種の暗号であり[注 4]、その一件が解決してからはM19に戻っている。

また、「銃というのはメンテナンスが大事」と考えており、「荒野に散ったコンバットマグナム」の作中で、ルパンから「ハジキ(拳銃)を組み立てることぐらい、目を瞑っててもやれる男だ。」とまで言われたほど手入れも上手である。ちなみに、この作品の中で、次元はルパンからの“ハジキは預かった。国境までの目印を置いておく”の手紙通りに部品単位にまでフィールドストリップされ並べられたM19のパーツを一つずつ拾い、且つ組み立てながらストーンマンの銃弾から逃げ続け、最後に残った弾倉はストーンマンに銃弾で弾かれるが、ルパンが支援で撃ち返した弾倉をジャンプして空中でキャッチしてそのまま空中で銃にセットし、着地と同時にストーンマンを射殺するという離れ業をやってのけた[注 5]。また、『GREEN VS RED』では、道端で出会った少年のリボルバー遊戯銃の故障をいとも簡単に直してしまった。

超一流のガンマンであるため、その腕を買われることもしばしばある。ルパンと組む前は、南アフリカの王家の用心棒だったり(TVスペシャル『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』)、ニューヨークマフィアのガルベス一家の用心棒でもあった(TVスペシャル『EPISODE:0 ファーストコンタクト』)。また、アラスカで列車強盗をしていた過去もあり(TVスペシャル『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』)、アメリカ軍の給料輸送車を襲ったことがある。その際に仲間だったマッシュに裏切られて左腕を撃たれ、傷痕が残っている。

『TV第1シリーズ』第9話「殺し屋はブルースを歌う」では中盤、アジトに侵入した敵に利き手である右手を傷つけられた際、敵の車を止めるべく左手で拳銃を撃ったものの外している。次元自身も左腕だと狙いが定まらないという発言をしている。しかし、同シリーズ第2話で練習していた時は、左手で銃を撃ってもしっかり狙いが定まっていた。

なぜリボルバーを愛用しているかについては、殺し屋稼業が長かったせいであるという[注 6]。リボルバーは構造上ジャム(装弾不良/排莢不良)が発生しないため、仮に不発が起こった際、もう1度引き金を引くだけで次弾が発射可能であるという利点が存在する。そのため、咄嗟の反応という点ではリボルバーに分があるため、あえてそちらを選ぶケースは実際でも見られ、アメリカ大統領シークレットサービスもリボルバーを採用している[6]

『ルパン三世(2015年TVシリーズ)』第4話では、劇中での銭形の推測が正しければの場合ではあるにせよ、八方から飛んできた銃弾を紙一重で全弾回避して同士討ちさせるという離れ技をやっている。これは、弾丸そのものを五ェ門のように超人的な動体視力と身体能力でかわしたのではなく、八方のそれぞれの拳銃のタイプ・向けられた銃口から発射された弾丸が当たる位置・銃を構えているのが全員素人で完全な同時発射を出来ない事を計算し、自分が動くことで向かい側の相手に命中するよう次元が立ち位置や姿勢を数回変えることで成し遂げた[注 7]
拳銃以外の扱い

拳銃以外にも、狙撃銃対戦車ライフルなど、あらゆる兵器を使いこなしている。これには、さまざまな軍隊を流れ歩いたという設定があり、「戦争の英雄」と言われたギャランコや、フランス外人部隊の指揮官ギースの下で否応なく数回戦地に送り込まれた戦歴を持つことから会得したスキルでもある。『TV第2シリーズ』第148話「ターゲットは555M」では、直径約2ミリ(推定)の的に風が吹いているにもかかわらず300メートル近く離れた所から狙撃銃で当てることに成功、さらに555メートル離れた所から風力3にもかかわらず先程の2ミリの的に全弾命中させることにも成功している。 また、『PartIII』第50話では、原子力潜水艦イワノフの操舵まで行っている。それらのスキルを生かし、ヴェスパニア王国で軍隊の教官を務めていたこともあり、その際は部下から慕われていた(TVスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』)。


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