諸元ゼンカイザー
身長190 cm
体重90 kg
スピード100 km/h
パワー1,500馬力
ゼンカイザー
介人が変身する戦士[出典 5]。ゼンカイスーツは白を基調としており[34]、赤、青、黄、緑のラインやゴールドのプロテクターカイザーアーマーがある[出典 6]。キャッチフレーズは「秘密のパワー!」。初期メンバーで唯一人間であることから能力のバランスが良く、持ち前の根性と機転で状況を打開する[15]。ニンジンワルドの攻撃によって、ニンジンのように赤くなったこともある[36][ep 3][注釈 6]。
『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャーがモチーフ[5][10]。額のセンタイナンバーは「45」[38]で、羽根の意匠がグラフィック化されたものにVアンテナが加味されている[15]。
当初はレッドにする予定であったが、ジュランをレッドにしたことから、赤が1つのチームに2人もいるのはおかしいという香村の言葉で現在の色となり、過去の戦隊の赤ヒーローが客演した際に埋没しないように白をキーカラーとし、白をベースにそれまでの提案の中にあった他のメンバーのカラーを差し色として配したレインボーカラーの真ん中の赤成分を多くした[出典 7]。
デザインはPLEXが担当。前述のように「スーパー戦隊戦隊センタイジャー」というタイトルの時もあり、テーマが「スーパー戦隊」しかなかったため、具体的なモチーフとして挙がったのがスーパー戦隊マークの「V」であったことから、Vの意匠が全身のあちこちに入っている[10][15]。その後、少しディテールを増やして、アカレンジャーを現代風にアレンジしたものとなった[10][15]。
ベーススーツはアップ用・アクション用が制作され、アクション用には損傷があるものが優先されている[35]。スーツはスパンテックス製で、肩はフィルムシート、胸のプロテクターは塗装によって処理しており、ラインはプリント処理で表現している[35][15]。マスクはアクション用が1個、アップ用が2個制作された[15]。アップ用は前後分割式で松葉ピンをマスク内側に設けられた蝶番に挿して固定する方式のもので、演者の眼がどんな角度からも透けないように紗が2枚ゴーグルの内側に貼られている[15]。アクション用はパチン錠となって外から見える仕様となっており、アンテナがアクション時の破損を考慮して軟質樹脂で成形され、紗が1枚になっているほか、呼吸用のスリットも広く多く設けられている[15]。アカレンジャーのようにゴーグルが前に出た形状ではなくほぼフラットな形状に収められ、アカレンジャーのデザインには存在しなかったのぞき穴状のグラフィックがデザインの意匠として成立している[35][15]。ゼンカイザーのスーツアクターを務める高田は、無数に開いた小さな穴に日光が差し込むと視界が白飛びしてしまうため、見づらかったという[41]。
名乗りはアカレンジャーの後期の名乗りをモチーフとしている[1]。戦闘開始時のその場で足踏みするアクションは、『赤い戦い! オール戦隊大集会!!』撮影時の高田のアドリブで、改めてテンションを高めてから行く、というイメージで腿上げのような動きをしたのが始まりだという[42]。高田が過去に演じた『キュウレンジャー』のシシレッドなどとの違いを出すものとして序盤のころはピョンピョン動き回っていたという[41]。
諸元スーパーゼンカイザー
身長210 cm
体重410 kg
スピード120 km/h
パワー2,000馬力
スーパーゼンカイザー
ゼンカイザーがゼンカイジュウギアによってスーパーチェンジ全開する強化形態[出典 8]。キャッチフレーズは「秘密のパワーアップ!」。第29・35カイ!では直接この形態に変身した。鋼鉄の鎧で全身を覆い、先端部を飛ばすことが可能な長槍状の全長2.8メートルのドリルゼンカイテンランスが武器[43][3]。