機甲創世記モスピーダ
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ロボテック第3シーズンに登場の際には「スー・グラハム」(発音上は「グレアム」[46], Sue Graham)という名前に変更された。

司令官声 - 沢木郁也第24話、第25話に登場する地球軍第三次降下作戦の最高司令官で、旗艦イズモに乗りこむ。ムーンベースや、マルスベース、ジュピターベースといった各惑星からかき集めた戦力をダークタイプ仕様に替えた大部隊によって、レフレックス・ポイントへの攻撃を掛けるものの、結局それらの戦力でもレフレックス・ポイントを落とせなかったばかりか、インビットだけではなく、自軍の損耗が激しくなった為に、断腸の思いで最後の手段である荷電粒子ミサイルを撃ち込んで地球毎レフレックス・ポイントの消滅を図るが、地球を発つ決意をし、旅立とうとするレフレスによってミサイルは消滅させられた。
登場メカ
地球(火星)人側
艦艇
装甲降下艇 ホリゾント(Horizon-T)
[47]
第2次地球奪還作戦に投入される強攻降下用装甲艇。火星(マルスベース基地)から地球までは宇宙空母「イカズチ」に牽引されてきた。両舷にあるコンテナ下部にレギオス+トレッド(分隊指揮官機)を1機ずつ懸架可能で、パイロットを搭乗させる機構もある。実質はモスピーダ等のアーマーサイクルや兵員を地上に送り込むための降下専用艇でしかなく、その大気圏突破能力や船体構造強度にも不安がある。インビットが地球大気圏上層部に施した罠[5]に落ち、そのほとんどが異常大気及び異常加速度により燃え尽きて全滅した。第3次奪還作戦ではHBT(ロボテック版ではProtoculture)の反応を抑えるステルス仕様のダークタイプ(同じくロボテック版では「シャドウ」型、Horizon-V)も参加している。
高速輸送艦 ガーフィッシュ
第1次 - 第3次地球奪還作戦に投入される高速輸送艦。海外版ロボテックでは高速軽巡洋艦に分類されており、同作内では主砲を持たない同型の艦体下部に、大型の格納庫を装備した遠距離高速輸送艦型(ロボテックではマラソン (Marathon) 級)もある。艦底部に3機ずつレギオスを収納するコンテナ式の格納庫を3つ持つ。第3次ではダークタイプも参戦する。このクラスは地球奪還作戦のための強行突入用輸送艦としての性格が強く、武装は左右の船体スリット(合計6か所)から発射されるミサイルと、艦底部コンテナの前に3連装ビーム砲塔が1基あるのみ。このため後方からはもちろん、上部からの攻撃にも弱いが、ロボテック版では幾らか改善されているらしい。大気圏内に直接降下し、重力下での航行も可能である。第18話では第一次降下部隊所属の本艦が、インビットの中継タワーに自爆特攻を敢行する。

ロボテックでは仕様により、斥候艦 (Scout Cruiser) または軽巡洋艦 (Light Cruiser) 及び強襲輸送艦 (Assault Transport) に区分され、「ロボテック:シャドウ・クロニクル」(Robotech:The Shadow Chronicles) にもCGとなって登場、船体強度の低下を忍んでゼントラーディ軍の艦艇のように艦体自体が上下に割れて大型シンクロトロン砲を発射する新機構が加わった。

宇宙空母 イカヅチ
大型の宇宙空母。第2次降下作戦参加艦から登場した艦種で、各部コンテナに24機ずつ、計140機近い「レギオス」可変戦闘機を搭載できる。同型艦多数。三連装ビーム砲塔を各所に装備していて火力も高い。ただし、上甲板の砲塔8基中5基は艦橋構造物が邪魔で右舷方向を攻撃できない。ガーフィッシュ級同様にダークタイプも存在し、第3次降下作戦時には、一部主砲をシンクロトロン砲に換装している。同型艦の「ホーセット」は、その第三次降下作戦で、撃沈されている。

ロボテックでも同様に("Ikazuchi" / 「雷」)級は大型(または重)巡洋艦 (Large Cruiser) に分類され、「ロボテック:シャドウ・クロニクル」にもCGとなって登場する。

イズモ級旗艦
第三次地球奪還作戦の艦隊旗艦。Neutron-S(S型中性子)ミサイルをはじめ、戦略級の兵器を格納可能な他、強力な力場シールドや多数の艦載機を格納している。建造費用があまりに高額なため、2044年の現時点では1番艦、かつ旗艦でもある「イズモ」1艦しか建造されていない。

ロボテックではSDF-4(マクロスと同じ『超時空要塞』に区分)の艦籍番号を持ち、同じく「ロボテック:シャドウ・クロニクル」(「影の年代記」)にCGとなって登場し、艦級名称も 遠征艦隊軍(UEEF)の旗艦「リベレーター」("Liberator")級 と改称されている。

荷電粒子ミサイル
爆発と同時に大量の荷電粒子を周囲に撒き散らし、1発で地球規模の惑星の大半を破壊出来るという、核兵器以上の破壊力を持った第3次奪還軍の最終兵器。キノコ型で傘が本体、軸がブースターの二段式超大型ミサイルである。本編では、地球に居座るインビットを地上に残る人類を巻き添えにしてでも滅ぼすために艦隊から複数発射されたが、インビット女王レフレスの力で中和・消去された。

『ロボテック:シャドウ・クロニクル』では、S型中性子超時空戦略 核ミサイル("Neutron S Type Super Dimensional Strategic Nuclear Missile")と呼ばれ、このミサイルやシンクロ・キャノンの技術提供元の異星人「ハイドニット」("Haydonites")に重要な秘密が隠されており、伏線となっている。

ガンボート
第16話に登場。南米の海軍基地跡に遺棄されていた砲艦。パナマ地峡を経由せず、海路北アメリカに渡るために再整備され、スティック一行の足となった。劇中では艇首に速射砲を持つ大型のAタイプ1隻と、囮として無線操縦される小型のBタイプ2隻が登場し、どちらも多連装ミサイルランチャーで武装している。
航空・宇宙機
可変戦闘機 レギオス
第2次地球奪還軍の主力兵器。第1次地球奪還軍に配備されていた可変戦闘機『コンドル』の発展機で、第1次奪還軍が全滅しているため徹底的に能力の強化が図られ性能は段違いにアップしている。単独大気圏突入能力を持ち、機体中央後(アーモソルジャー時の股間)ベクタードノズル部をドッキングコネクタにしてトレッドを接続することで大気圏離脱も可能になる。戦闘機形態のアーモファイター、中間形態のアーモダイバー、人型形態のアーモソルジャーに変形可能。VTOL機のためファイター形態でも滑走路が不要であり、あらゆる局面でインビットとの交戦が可能な万能の機体である。後述のトレッドと共に製造メーカーは「マルス・ガーランド工業」[48]だとされる。コンドルと操縦・制御系統が近似しており、同系のコンバートで地球に降下したイエローと整備兵だったジムはともかく、まともな訓練を受けていないレイやフーケにも扱えるような初心者用[49]と、熟達した操縦士であるジョナサンのような歴戦の勇士が扱う際の熟練者用の、二つの操作性を持ち合わせる多機能の操縦補助機能を持つ。なお、操縦士の対G機能は全てライドスーツがまかなう。

レギオス・エータ(AFC-01Η):指揮官用で機体色は青。本編ではほぼ一貫してスティック専用機であり、一行がイオタやゼータも手に入れた後は編隊長機として活躍する。

レギオス・イオタ(AFC-01Ι):一般用で機体色は緑。本編では主にレイが搭乗するが、イエローが搭乗することもある。非戦闘時にはジムが操縦することもある。

レギオス・ゼータ(AFC-01Ζ):大気圏内での飛行能力強化型で機体色は赤。プラモデル等のデカールではジュピターベース所属機となっている。本編では主にフーケが搭乗。
レギオスアーモソルジャー時の性能諸元

全高:8.75m、全幅:4.3m、全備重量:16.70t、主エンジン出力:1840shp×2、副エンジン:最大推力4,800kg×4、最大走行速度:120km/h、武装:内蔵ミサイル最大96発(小型ミサイルが肩部に4×2×2、腕部に5×4×2。脚部に5×4×2[50]。)、手持式80mmビームキャノン×1(2)、ビーム砲×2(機首)

HBTは1ケース単位で交換する。第5話等でこの様子を見ることが出来る。

海外ロボテック版ではF/A-18 ホーネットの例にならいベリテック("VERITECH")(可変工学とロボット工学統合技術)による「可変戦闘攻撃機」として接頭記号 VFA-6 (Η,Ι,Ζ) の他に、後述の支援機「トレッド」(ベータ)との連携システム名称として「アルファ・ファイター」("Alpha (α) Fighter")の別名を持つ。
詳細は「ベリテック#使用例」を参照
無人レギオス
第11話に登場。無線による遠隔操縦機でドガーボのコレクション。無人機でありコクピットは外板で覆われており、エータ、イオタ、ゼータの3種類を揃えていた。ドガーボの遠隔操作により囮(おとり)機として使用され全損失した。ロボテック版では "VQ-6 Vandal"。
AFC-01X ダーク・レギオス
第23話から登場(正確にはシノブが持ってきたビデオ映像で映される)。その名の通り暗いグレーで塗装された第3次地球奪還軍の主力。HBT反応の機外への放出が抑えられ、インビットに探知されにくくなったステルス機である。有人機と無人機の2種があり、有人機の方は第3次降下作戦開始前に先発隊の何機かが地球に降下し、第2次降下作戦の残存兵達と共にレフレックス・ポイントの攻撃に参加。マニピュレーターは三本爪型に簡略化され、マルスベース開発のレフレックス・ポイントのシールドを破れるシンクロトロン砲を搭載する。本編では「ダーク・レギオス」と呼ばれるが、設定書の段階では「ブラック・レギオス」だった。シンクロトロン砲はアーモソルジャー時には担ぐ形で使用。頭部はエータのような形状に、イオタのような単眼カメラとなっているが、イオタが四角なのに対し、こちらは円形という違いがある。同色のトレッドもあるが、こちらは単体での運用活躍シーンは無い。最終回に登場した無人機の方は、ドガーボ・ジュニアの遠隔操作レベルの無人レギオスとは一線を画し、完全に『AI』によって制御され[51]、自らの判断で敵を認識・攻撃を行う「戦闘機型オートマトン」である。しかもこのAIは極めて攻撃的に設定されており、ひとたび敵と判断すればインビットと地球軍[52] の別無くあらゆる兵器を攻撃目標とするため、この無人ダーク・レギオスの投入は、まさに死なば諸共の最終決戦であることを意味する[53]。だがそれでも荷電粒子ミサイルを発射しないための最後の手段である。有人機との違いは頭部とコックピットが廃され、キャノピーに当たる構造物の前部がオレンジ色のカメラアイとなっている点である。

海外ロボテック版の正式名称は「VFA-6X シャドウ・ファイター」"Shadow Fighter"。こちらでは武装が"Disruptor cannon"(破壊砲)で、HBTではなく、プロトカルチャー(資源)の放出を抑えるという設定になっている。
これはこの世界が「マクロス・サーガ」[54]の世界とつながっており、日本の『超時空要塞マクロス』における監察宇宙軍」のオーバーテクノロジーに相当するものが Robotechnology であり、「プロトカルチャー(資源)」のエネルギーを動力源にしているためである。


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