機動戦士ガンダムの登場人物_ジオン公国軍_(た行-わ行)
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1話でV作戦の偵察のためサイド7にザクで侵入した小隊の隊長で階級は曹長。ジオン公国宇宙攻撃軍の所属。スレンダーには待機を命じ(これがガンダムシリーズにおける登場人物の発した最初のセリフである)、ジーンと共にスペースコロニー内へ侵入。搬入される地球連邦製のモビルスーツ及び関連パーツを発見する。しかし、ジーンが功を焦って攻撃に入り、偵察任務は一転して急襲となってしまう。そしてアムロが搭乗したガンダムの反撃でジーンのザクが撃破されると、怒りに任せて左回し蹴りを見舞おうとするが、ビームサーベルでコクピットを貫かれ戦死する。

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、公式設定本にて書き下ろされたエピソードにて初めからジーンを制止できず、後の暴走を許してしまうことをほのめかしている。また「ルウム編」では、ルウム戦役後ドズルからシャアに与えられたムサイのMS部隊に所属しており、レビル奪還作戦を行っていた連邦の艦船を臨検するシャアに同伴している。

小説版では階級がドレンやムサイ艦長と肩を並べる中尉となっており、「若僧」シャアへの対抗心と功名に逸りザクでスペースコロニー内での戦端を開いたのもジーンではなく彼である。ジーンのザクを瞬く間に撃破したガンダムの性能に驚いてサイド7を脱出した後、ガンダムと戦闘するシャアを援護しようとしたところをビームライフルに撃ち抜かれて戦死、とテレビ版でのジーンとスレンダーの役割をまとめたかのような役どころであった。

ゲーム『機動戦士ガンダム』では、デニムがヘルメットを脱いだ姿で登場するムービーがある。
デミトリー

声 - 永井一郎(テレビ版・第31話) / 古川登志夫(テレビ版・第32話、ゲーム作品) / 細井重之ギレンの野望シリーズ〈ジオンの系譜まで〉) / 長嶝高士機動戦士ガンダム 一年戦争

ザクレロのテストパイロットで、階級は曹長。反っ歯が特徴的。上官のトクワンを慕っており、ビグロが撃破された直後にシャアへ仇討ちのための出撃を願い出て却下されている[3]。その後、廃棄予定であったザクレロに乗り込み、シャアに無断で出撃した。戦闘ではハヤトのガンタンクを翻弄。その後、出撃してきたガンダム(MA形態)を拡散ビーム砲で攻撃し、シックルアームで斬り付けてガンダムの右腕を損傷させたものの簡単に動きを読まれ、メインエンジンにビームサーベルを突き刺されたザクレロと共に爆死した。

劇場版ではGメカ自体が登場せず、ザクレロが登場する必然性もないため、彼の活躍するシーンは完全にカットされている。

『THE ORIGIN』では「ソロモン編」で登場、階級は軍曹。ザクレロ部隊を率いていた。功を急ぐタイプであり、ハヤトのボールを中破させたあとガンダムにも挑戦、アムロに「侮れない」と言わしめる腕前を見せたが、改造後のガンダムの高速行動には追従することができず、至近距離からの銃撃で撃墜された。
デラミン

声 - 永井一郎

チベの艦長で階級は准将。ウラガンには「艦長」と呼ばれる。デラミンも、大佐であるバロムを「司令」と呼んでいた。実質的指揮権は階級が下のマ・クベが握っており、マ・クベ不在の時に彼が指揮をしていた。テキサス・コロニー付近でホワイトベースと睨み合って膠着状態にあったが、バロムがワッケイン隊と戦闘に入った事を知り救援に赴こうとする。これを機に一気に均衡が崩れ、Gファイターの接近を許す。僚艦のムサイを次々に沈められ、自身の乗るチベもホワイトベースに撃破されて戦死。劇場版には登場しない。

コンスコンの設定画を流用した「非・安彦デザイン」キャラの一人。
トクワン

声 - 政宗一成 / 戸谷公次(劇場版III)

濃いあごヒゲと斜めに走る顔の傷が印象的なジオン将校で階級は大尉(32話では何故かマリガンに少尉呼ばわりされていた)。宇宙へ向かう機動巡洋艦ザンジバルの艦長も兼ねていたと思われるが、キシリアに無断でマッドアングラー隊を離れ木馬追撃任務を遂行するシャアに乗り込まれ(結果的に)艦を接収されてしまう。本来はビグロ(とリック・ドム)の実戦テストに使用するはずだったが、急遽ホワイトベースを追撃することとなる[4]

優れた身体能力を持っており、耐G能力に優れていたことから、ビグロのテストパイロットに抜擢された。またヘルメットには、角付きドクロが描かれている。デミトリーを始めとする部下からは大変慕われていたことが第32話のマリガンの説明で明らかになる。

テレビ版第31話では、大気圏離脱直後のホワイトベースと交戦。ビグロの猛スピードでホワイトベース隊を翻弄した。セイラのGブルイージーをクローで掴み放り投げた上に、アムロのGスカイをも圧倒する。急遽換装したガンダムのビームライフルをことごとく回避しつつ、メガ粒子砲とミサイルでさらに猛攻を加えた。双方が接近した際にビグロのアームにガンダムをひっかける形となり、急激な加速度のショックでアムロは気絶する[5]。しかし、メガ粒子砲でとどめをさす寸前にアムロが意識を取り戻し、ビグロの弱点であるメガ粒子砲をビームライフルで撃たれ、愛機と共に爆死した。

劇場版『哀・戦士編』(ラストにワンカット出演)および『めぐりあい宇宙編』ではザンジバルの乗員としてのみの登場であり、ビグロとガンダムの戦闘シーンも全てカットされているため戦死していない。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、フラナガン・ブーンの代理のような役回りでグラブロのパイロットとして登場、ガンダムに撃破され戦死している。
トルガン

声 - 塩沢兼人

ランバ・ラルの部下。敵討ちの際にハモンが一人ずつ声を掛け握手をする際に真っ先に声をかけられ、笑顔で敵討ちを誓った。
トレノフ・Y・ミノフスキー

声 - 坂東尚樹THE ORIGIN

本作の多数の設定に関係する架空物質「ミノフスキー粒子」の発見者として、設定上存在する人物。ミノフスキー物理学の提唱者。出身に関しては宇宙世紀0025年サイド3に生まれたという説[6]と、デギン・ザビの手によりサイド4からサイド3に移住したという説がある[7]


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