横溝正史
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^ 野本によると、戦時中に自宅がB29の爆撃を受けた際、横溝はわざと大音量でベートーヴェンの『田園交響曲』をかけながら、「この芸術が分かるか!」と飛行機に向かって髪を振り乱しながら叫んだこともあったという[8][47]
^ 1974年の夏、横溝が揮毫した色紙には「謎の骨格に論理の肉付けをして、浪漫の衣を着せましょう」と書きつけられている[61]
^ 「金田一耕助シリーズ」の第1作。
^ 「金田一耕助最後の事件」として知られる。
^ 横溝正史による最後の長編。
^ 横溝正史の処女作の短編。
^ 横溝正史の最初の長編。
^ ノンシリーズ(シリーズ外作品)であるが映画化されており、ニューハーフの松原留美子が姉を演じて話題となった。
^ 主人公は不知火甚左。横溝正史の捕物帳シリーズ最初の作品。
^ 横溝の書いた初捕物帳。西洋人が黒幕で江戸城大奥にも絡む、大掛かりな新興宗教の本山が敵というスケールの大きな作品となっている。
^ 島抜けの直次郎(御家人くずれ)は後の「人形佐七」にも登場。
^ 「三人羽子板娘」の別題あり。
^ 『人形佐七捕物帳1 嘆きの遊女』嶋中文庫(2005年)収録。
^ 「振袖幻之嬢」の別題あり。
^ 振袖を着た女装美少年・幻之丞(実は大身旗本の正室(江戸御前)の息子)登場。旗本の隠し子で女装の美男という設定は、のちの女装の女狂言師「お美乃(舞台で男役の時は坂東蓑次)」として敵の屋敷に潜入する「お役者文七」に引き継がれている。
^ 『横溝正史時代小説コレクション-捕物篇2』出版芸術社(2004年)収録。
^ 『人形佐七捕物帳全集8(新装版)』春陽文庫(1984年)収録。
^ 花吹雪左近が難事件に挑む。
^ 旗本・服部左門を主人公にした捕物帳。
^ 性別を問わず変装できる美男・お役者文七(正体は大身旗本のご落胤)を中心に、だるま親分・その妻でお吉・女装姿の文七に惚れるお小夜などが活躍する推理群像劇。
^ 第一長編。中村錦之介主演で映画化(東映『お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷』1959年)。
^ 題名のほかは草稿の一部が判明しているのみの「幻の作品」とされていたが、1941年6月12日 - 12月29日の『新潟毎日新聞』(途中の8月1日から『新潟新聞』と統合して『新潟日日新聞』)に連載されていたことが発見され、2018年3月8日に戎光祥出版から単行本 ISBN 978-4-86403-281-0 として刊行された。この時点では最終回の上部が28行分欠損していたため、不足部分を山口直孝、浜田知明らが補っていた。その後、他の地方紙にも連載していたことが判明し、今のところ『京都日日新聞』が初出とされている。他の連載としては『九州日日新聞』1940年10月7日 - 1941年7月15日(『愛馬召さるゝ日』の別題にて)、『徳島毎日新聞』1941年1月11日(マイクロフィルム欠落のため推定) - 8月2日が判明している。2021年4月23日には、単行本で欠損を補っていた部分を『京都日日新聞』のテキストに差し替えるなどの校合を行ったうえで、角川文庫から文庫本 ISBN 978-4-04-109300-9 として刊行された[65][66]
^ 『大迷宮』と『黄金の指紋』の前日談で登場人物も一部共通するなど、世界観は金田一耕助のジュブナイル作品系統と同一だが、耕助本人は登場しない(等々力警部は登場する)。
^ 巻末に横溝による紹介文「フアーガス・ヒユウム」がある。
^ 扶桑社文庫S1-2 『昭和ミステリ秘宝 横溝正史翻訳コレクション 鍾乳洞殺人事件/二輪馬車の秘密』ISBN 4594052983 2006年12月刊に「鍾乳洞殺人事件」と併録。巻末に前記横溝正史の紹介文を「ファーガス・ヒューム」と仮名遣いを改めて収録、博文館の単行本の第10章が丸々割愛されて、結合するため前後の文章に相違のある『新青年』掲載版の該当部分を付録として収録、解説 杉江松恋、「横溝正史翻訳リスト」浜田知明
^ ベインはペイン(: Pain)の訳の誤り。
^ 作品名の表記は国立国会図書館のデータベースに準拠した。
^ 各巻の内容は国立国会図書館のデータベースによる。
^ 『悪魔の降誕祭』のみ1990年代に出版したものを改版。
^ 本コレクションに先立って『横溝正史探偵小説コレクション1』に収録されている。
^ 1946年の『むつび』と1949年の『ロック』に連載されていずれも中断しており、そのうち『ロック』のものは本コレクションに先立って『横溝正史探偵小説選5』に収録されている。
^ 本コレクションに先立って『横溝正史探偵小説コレクション4』に収録されている。
^ シリーズものの一部が角川文庫で欠落していた『怪盗X・Y・Z』第4話のみ重複収録されている。
^ 『不死蝶』の原型作品と『迷路荘の惨劇』の中間段階作品は、各々後述の論創社や出版芸術社の書籍に収録された。『火の十字架』については『金田一耕助の新冒険』の単行本版の解説では未収録としているが、文庫版では量的にも質的にも改稿に値しないとの記述に改められている。
^ 中絶作品『病院横町の首縊りの家』については1998年3月に光文社文庫に収録されている(病院坂の首縊りの家#原型短編を参照)。

出典^ a b c d 横溝正史 著、日下三蔵 編『横溝正史エッセイコレクション1 探偵小説五十年 探偵小説昔話』柏書房株式会社、2022年6月5日、327?329頁。"『探偵小説昔話』 「探偵作家の歎き」"。 
^ “昭和随一の流行作家は超遅咲き 横溝正史”. 本の話WEB (2011年7月11日). 2016年6月3日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2016年6月12日閲覧。
^ a b 小林信彦編『横溝正史読本』(角川文庫、2008年改版)「年譜」参照。
^ a b 「口絵 写真報告 自己紹介 横溝正史」『富士』第5巻第8号、株式会社世界社、1952年6月15日、15頁、NDLJP:3561709/10。 頁数は表示がある25頁から逆算。なお、出典では横溝の出生日について日付が1日異なる5月25日(楠公祭の日)であると自己紹介されている。
^ 横溝正史 著「『横溝正史の世界』書かでもの記」、日下三蔵 編『横溝正史エッセイコレクション2 横溝正史の世界 横溝正史読本』柏書房株式会社、2022年6月5日、40-52頁。 
^ 横溝正史 著「『横溝正史自伝的随筆集(抄)』(新保博久・編) 続・書かでもの記 1 - 10」、日下三蔵 編『横溝正史エッセイコレクション3 真説 金田一耕助 金田一耕助のモノローグ』柏書房株式会社、2022年6月5日、325-394頁。 
^ 江藤茂博、山口直孝、浜田知明 編「連載 横溝正史年譜事典 3 横溝宜一郎」『横溝正史研究 創刊号』戎光祥出版株式会社、2009年4月10日、180?181頁。 
^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab週刊現代』2022年6月11日・18日号「昭和の怪物」研究・横溝正史「人の心の闇を見つめて」pp. 173?180

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