榊英雄
[Wikipedia|▼Menu]
 報道を受けて『蜜月』の製作委員会は、2022年3月25日に公開予定だった同作品の公開をいったん中止して今後の公開予定も全て未定とした[8]。榊も所属事務所を通じ、「今回の記事上で、事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々にも、大変申し訳ない。事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません。猛省し悔い改めることを誓い、日々を大事に生きていきたい」[9]とのコメントを出した。

3月10日

 前出の早坂は、この榊のコメントをうけ、自己のブログで「大きな違和感を覚えました」と述べ、「謝罪しているのは映画の関係者、家族の順で、最後に『事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々』で、謝意も順に薄くなっています。当然ながら謝罪するのは第一に被害者であるべきです。また『過去のことをなかった事にはできません』とあります。過去を軽視しているような表現ですが、『性被害者』がどれくらい苦しみ悩むか全く想像ができていないように感じます。そもそも『性被害者』と認めていない点で『肝に銘じる』ことも『これからの先へ猛進』することも許されないと考えます」との見解を表明した[10]

同日

週刊女性PRIMEが3月9日に配信された文春オンラインの上記記事に言及しつつ、元俳優の石川優実が同10日に更新したブログで《榊英雄氏に関する週刊文春の報道を受けて》とのタイトルで、『週刊文春』の取材を受けたことを明かしたと指摘。石川について、「榊氏の被害者であることを勇気を持って名乗り出た形だ」と評した[11]

3月14日

『蜜月』と同じく榊が監督を担当し、2022年4月15日に公開予定だった映画『ハザードランプ』の製作委員会は、「当初の予定通り公開する」と表明した[12]

3月26日

 報道を受け、榊の所属するファミリーツリーと業務提携していたRuby・sueが業務提携を解消することを発表した[13][14]

3月31日

 上記のように14日に「当初の予定通り公開する」と表明していた映画『ハザードランプ』の製作委員会も前言を撤回し、公開中止を発表した[15]

4月2日

 女優の睡蓮みどりが『図書新聞』に連載している記事の中で、榊から性被害を受けたことを告発した[16]

4月11日

 榊の妻でシンガーソングライターのが自身の公式ホームページで、榊と離婚に向け、別居、協議を進めていることを明かした。それと共に、榊が週刊文春の取材に「妻から許してもらっている」と応えたことについて、「一度も榊を許したことはありません。 それを『妻から許してもらっている』とコメントするようなことに象徴される、耐え難い行き違いがありました。わたしも被害者なのです」との見解を表明した[17]。その後、5月末に離婚が成立したと報じられた[18]

5月4日

『蜜月』の主演女優だった佐津川愛美が幻冬舎plus上の連載「いつまで自分でせいいっぱい?」で、『蜜月』が公開中止になったことについて、「公開中止という結果が今後の映画界、エンタメ界をより良くする何かのきっかけになってくれたら、それでいい。そうしていくのは、私たちです」との見解を表明した[19]

12月18日

 自身のインスタグラムに投稿を再開。投稿によると活動を再開したとみられる。
2023年

1月23日

週刊女性PRIMEが榊の近況を伝える記事を配信した。記事によると、榊は“再始動”の第一歩となるワークショップの募集のメールに、本人のコメントとして、《今年は自主映画時代に戻って、原点回帰で、作品を夏イン目標で準備することにしました。予算は小さいですが、志は高く作品創りをします》と記載していたという。また、同誌の取材に応じた映画関係者が「彼は性加害の過ちから心機一転するため、“今後は『榊シンイチ』に名前を変えて活動していく”と語っていました」とコメントしたといい[20]、また同ワークショップ終了後の打ち上げに参加者の女性が参加できないと知ると肩を落として落胆していたとも報じられた。

7月11日

週刊女性PRIMEが再び榊の近況を伝える記事を配信した。記事によると、映画製作等の活動は確認されていない。この記事の配信以前、榊がデリバリー配達員や中華料理屋で勤務している等の情報が流れたが、同サイトが改めて取材したところ、榊は都内のラーメン店で修行中であることが確認されたという[21]
2024年

2月20日

 演技指導名目で女性にわいせつな行為をしたとして準強姦容疑で警視庁に逮捕された[3]。榊は「冤罪です」と否認している[3]。警視庁によると、2016年5月23日、ワークショップで知り合った女性と2人で飲食した後、榊が「もう少し演技のことを話そう」とマンションに誘い、映画出演をほのめかし「タトゥーがあったら大変だから裸を確認したい」などと言って服を脱がせわいせつな行為をしたという[22]

2月21日

 榊から性被害を受けたと2年前に週刊誌で訴えていた元俳優の石川優実が、同日放送の「イット!」(フジテレビ)で、「声を上げてよかったという気持ち。今回の逮捕で自分がしたことに向き合って、本当に同意が取れていたのかをしっかり自分で考え直してもらいたい」と話した[23]

2月25日

 榊から性被害を受けたことを告発していた睡蓮みどりが東スポの取材に対し、榊を逮捕した警察の捜査に協力していたことを明らかにした。「担当した女性警察官は親身に話を聞いてくれました。被害を話すのは本当につらくて。泣きそうになった時には一緒に涙ぐんでいて。『何とか逮捕できるように頑張る』とおっしゃってくれて、気持ちをくんでくれました」と振り返り、「どうしても実刑を受けてほしい気持ちがあります」などと語った[24]

3月11日

 さらに別の女性に対する準強姦容疑で警視庁に再逮捕された。こちらは2015年3月19日、榊が監督する映画に出演予定だった女性に「初めての出演で不安だろうから練習しよう」とマンションに誘い、演技指導と称して性的暴行を加えたとされるが、榊は黙秘している[25]。2023年7月に押収されたSDカードに暴行の様子が記録されており、さらに別の複数の女性も写っていることから、警視庁は他にも被害者がいるとみている[25]

3月29日

 準強姦罪で東京地方検察庁に起訴された[26]

5月14日

 別の女性に対する準強姦容疑で警視庁に再逮捕された。女性は榊が制作したテレビドラマに出演。2016年7月に「撮影御礼」の名目で誘われた居酒屋で「売れるためには覚悟を見せろ」と言われ、被害に遭ったという。 翌月にもマンションに呼び出され、「映画出演のため、表情をビデオを撮らせてほしい」として撮影されながらわいせつ被害を受けたという[27]
出演
テレビドラマ

はみだし刑事情熱系PART2 第6話「密告殺人!娘の涙」(1997年11月19日、テレビ朝日

火曜サスペンス劇場警視庁鑑識班5 白い小鳥に込めた母への愛 誕生日に殺された少年の心の叫び」(1998年5月12日、日本テレビ)- 益田秀夫

医者と患者 doktor/kranke(2001年12月5日 - 、BSフジ

子連れ狼(テレビ朝日)

第1シリーズ 第3話「ぶりぶりを仕掛ける女 泣くな、大五郎!」(2002年10月28日)- 文句松

第2シリーズ 第14話「鉄壁城の陰謀!牢に入れられた大五郎!」(2003年11月10日)- 久世源太夫


科捜研の女 第4シリーズ(2002年、テレビ朝日)- 京都府警捜査一課 刑事 新山智美

女と愛とミステリー 文書鑑定人 白鳥あやめの事件ファイル(2002年6月9日、BSジャパン / 6月12日、テレビ東京))- 鮎原直哉

スカイハイ(2003年、テレビ朝日) - 喜多嶋貴史

万引きGメン・二階堂雪 ねたみ(2003年、TBS) - 曽我部洋一

特命係長 只野仁 第2話「美女アナ」(2003年7月11日、テレビ朝日)

スカイハイ2(2004年、テレビ朝日) - 喜多嶋

アットホーム・ダッド(2004年、フジテレビ) - 加藤

大奥(2004年、フジテレビ) - 稲葉正勝

八丁堀の七人 第5シリーズ 第6話「女盗賊の涙! 二人の息子が対立を…」(2004年、テレビ朝日) - 貞八

忠臣蔵(2004年、テレビ朝日) - 上杉綱憲

相棒シリーズ(テレビ朝日)

season3 第12話「予告殺人」(2005年1月26日) - 秋山正則

season11 第18話「BIRTHDAY」(2013年3月13日) - 大場三郎

season15 第18話「悪魔の証明」(2017年3月22日) - 軍司森一


名奉行! 大岡越前 第1シリーズ 第2話(2005年、テレビ朝日) - 土屋京之介

土曜ワイド劇場(テレビ朝日)

おとり捜査官・北見志穂 美人令嬢連続殺人!(2005年) - 大野木康男

警視庁科学捜査研究所・文書鑑定の女3(2006年) - 渡部省吾


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:70 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef