小学校の頃から太り始め、大橋巨泉という陰のあだ名で呼ばれており、そういう自分が嫌いだったという[14]。その時に「芝居なら色々な人になれる」という思いがあったと語る[14]。
小学、中学、高校と学生時代は一貫して、ハンドボール、バレーボール、バスケットボールなどの球技熱中していた、スポーツ・ウーマンだった[4]。
14歳の時に映画『奇跡の人』を観て、俳優志望になった[12]。小学生の頃から芝居に興味を持ち、中高時代の演劇部の経験を経て[12]、大学では演劇科を専攻する[15]。さまざまな劇団を受けていた時に、声優たちが新しい事務所を設立し、その立ち上げ公演の参加者の清水マリの夫であり恩師でもある人物から誘いを受けて参加[15]。劇団がらくた工房の稽古場に遊びに行って、富田耕生に誘われて、『王様の耳はファンタジー』の春の雨役で出演[12]。事務所社長や先輩からも声優業への誘いを受けた[15]。
桐朋女子中学校・高等学校、桐朋学園大学短期大学部(現:桐朋学園芸術短期大学)芸術科演劇専攻卒業[4][12]。 外国ドラマ『刑事デルベッキオ』の吹き替えで声優デビュー[8][9]。1982年に『六神合体ゴッドマーズ』(フローレ役)で初レギュラー[8]。 かつてはぷろだくしょんバオバブ[8][16]、東京俳優生活協同組合(俳協)[8][17]、コンビネーション[7](2017年11月1日まで)に所属していた。 2021年2月16日、第15回声優アワードにて高橋和枝賞を受賞[18]。 豪胆な性格の指導者役で知られる[19]。 本人は自身の職業を「ヴォイスアクター」と称している。役を演じるにあたり、細かく設定や背景、クセなどを踏まえて、繊細で人間味に溢れる演技をいつも志しているという。 これまで演じた役の中で一番印象的だった役として、映画『ロミオとジュリエット』のジュリエット役(吹き替え)を挙げている。これは1968年公開のイギリス映画で、映画史に残る名作映画のひとつであり、ジュリエットを演じた英女優オリヴィア・ハッセーの代表作として知られる。このオリビア・ハッセー扮するジュリエット役の日本語吹替を榊原が担当した。後に「学生時代にはぜんぜん出来なかった役をどうにかできたことが一番の思い出」と当時を振り返っている[15]。またこの時の榊原が吹き替えた声と演技を音響監督の斯波重治が耳にしたことがきっかけとなり、自らが担当していた『うる星やつら オンリー・ユー』や『風の谷のナウシカ』へ起用した。その後[20]、以降「強い女性」を演じる機会が増えていくきっかけになったとされる。
デビュー後
人物・特色