また、そのかたわら、外国映画通関連絡協議会では会長、日本映画製作者連盟では参与、外国映画輸入配給協会では副会長、映画産業団体連合会では顧問を務めるなど、さまざまな業界団体の役職も歴任した[3][8][9]。東京国際映画祭では実行委員を務めていたが、チェアマンの依田巽の退任にともない、2013年4月1日付で新設されたディレクター・ジェネラルのポストに就任した[4][10]。 若いころは東映のヤクザ映画を好んでいたが、それ以外の映画にはあまり興味を持てなかったという[4]。本格的に映画を観始めたのは、住友商事で映像メディア事業に携わるようになった30代後半からである[4]。その後は多くの映画作品にスタッフとして携わり、エグゼクティブプロデューサーなどを務めている。映画『グーグーだって猫である』においては、井上伸一郎らとともに出演している。
人物
略歴
1951年 - 東京都にて誕生。
1974年 - 早稲田大学理工学部卒業。
1974年 - 住友商事入社。
1987年 - 住友商事映像メディア事業部参事。
1991年 - アスミック映像事業本部本部長。
1998年 - アスミック・エース エンタテインメント専務。
2000年 - アスミック・エース エンタテインメント社長。
2004年 - 角川エンタテインメント社長。
2006年 - アスミック・エース エンタテインメント会長。
2009年 - 角川映画社長。
2011年 - 角川書店専務。
2013年 - 東京国際映画祭ディレクター・ジェネラル。
2013年 - KADOKAWA相談役。
作品
実写映画
ターン(2000年) - 製作
ピンポン(2002年) - エグゼクティブプロデューサー
阿弥陀堂だより(2002年) - エグゼクティブプロデューサー
木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003年) - 製作
ホテルビーナス(2004年) - 製作
真夜中の弥次さん喜多さん(2005年) - エグゼクティブプロデューサー
逆境ナイン(2005年) - 企画
空中庭園(2005年) - 製作
大停電の夜に(2005年) - エグゼクティブプロデューサー
博士の愛した数式(2005年) - エグゼクティブプロデューサー
間宮兄弟(2006年) - エグゼクティブプロデューサー
木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年) - 製作
さくらん(2007年) - エグゼクティブプロデューサー
ヒーローショー(2010年) - エグゼクティブプロデューサー
オカンの嫁入り(2010年) - 製作
ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年) - エグゼクティブプロデューサー
最後の忠臣蔵(2010年) - 製作
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010年) - 製作
漫才ギャング(2010年) - 製作統括
日輪の遺産(2010年) - 製作代表
軽蔑(2011年) - エグゼクティブプロデューサー
夜明けの街で(2011年) - 製作
源氏物語 千年の謎(2011年) - エグゼクティブプロデューサー
月光ノ仮面(2011年) - 製作
劇場版テンペスト3D(2011年) - エグゼクティブプロデューサー
キツツキと雨(2011年) - エグゼクティブプロデューサー
Another アナザー(2011年) - 企画
愛と誠(2012年) - エグゼクティブプロデューサー
天地明察(2012年) - 製作
アニメーション映画
茄子 アンダルシアの夏(2003年) - エグゼクティブプロデューサー
鉄コン筋クリート(2006年) - エグゼクティブプロデューサー
いばらの王 King of Thorn(2010年) - 製作
ももへの手紙(2012年) - 製作
テレビアニメ
妄想代理人(2004年) - 製作
OVA
宝魔ハンターライム(1996年) - エグゼクティブプロデューサー
出演
実写映画
グーグーだって猫である(2008年) - 出演
脚注[脚注の使い方]^ “ ⇒理事・監事・評議員名簿”. 公益財団法人角川文化振興財団. 2019年6月8日閲覧。
^ “役員・評議員
^ a b c d e f g h i j k l m 「椎名保略歴」『 ⇒第26回東京国際映画祭 。