棒術
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また刃物を持った相手を殺傷せずに制圧する手段として多くの捕手術流派で修練されていた。

現在でも祭礼で棒術が棒の手や棒術、棒踊り、獅子舞などと呼ばれ演じられる例が多くある。場合によっては、祭礼で演じられるが、伝承形態は武術そのものとして伝わっている例も散見される。
流派

棒術と称する流派

九鬼神流(棒術・半棒術、高木流に併伝)

相心流

高雄流

竹生島流

霊山竹生嶋流(竹生島流の一派か?)


椿木小天狗流

無辺要眼流諸賞流宗家が継承していた時期があったが、現在は別々に伝承)

養心流

古杉天神流

琉球古武術



杖術と称する流派

神道夢想流(江戸時代中期まで棒術と称していた)

無比無敵流(5尺5寸だが杖術と称す。為我流派勝新流と併伝)

今枝新流(杖術・短杖、今枝流より)



流派中に棒術がふくまれるもの

浅山一伝流

渋川一流(六尺棒、三尺棒、小棒。浅山一流とも。元は浅山一伝流の棒術)


荒木流

今枝流

理方一流(杖術)

初実剣理方一流(杖術)



鹿島神流(棒術、杖術)

香取神道流

鹿島新当流


貫心流

北窓流(元流派は柔術流派。現在は杖術のみ不遷流に併伝)

トダ流系

気楽流(棒術・乳切木)

當田流(弘前藩伝)


心月無想柳流(元は九鬼神流の棒術)

水鴎流(杖術)

専当一心流(杖術)

関口新心流

関口流富田派(小手棒、尺棒、半棒、六尺棒)

渋川流

広島藩伝渋川流



竹内流

力信流


立身流

長岡兼流(棒術、本来総合武術だが、棒術のみ現存)

難波一甫流

不変流

本體楊心流(長棒、半棒。元は九鬼神流棒術)

武蔵円明流( 棍術口訣書[1]には「剣術より出でたる棒」「戦場の利益に制したるの棍術」「棍術は槍術第一の便利に教傳する処也」などと記述されており、現在も技が伝承されている)

柳生心眼流(六尺棒、三尺棒、鼻捻)

楊心流(本来は薙刀術や棒術を含む柔術流派。楊心流薙刀術に伝えられている半棒術が現存)

鞍馬楊心流

養心流


柳剛流(本来は薙刀術や杖術を含む剣術流派だが、杖術のみを伝える系統がある)

合気杖(合気道の杖術、四尺二寸?五尺程度の棒を使う。会派によっては武産棒術ともいう)

新体道棒術(新体道に含まれる)

その他多くの流派が棒の手獅子舞、棒踊りや祭りの露払いとして地方に伝わっている。
脚注^ 武蔵円明流 棍術口訣書 文化二年五月吉日 石原律左衛門善勝

日本以外

原始的な武器である棒や棍棒を使う武術は世界各地に存在する。

中国武術 - 多くの流派で棒、短棒が含まれる。また2本の短棒を使う技法も多い。

西洋剣術 - 刀身の根元にある切れない部分(リカッソ)を持って棒のように使う技術がある。


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