桜蘭高校ホスト部
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ちなみに、題名のルビはホスト部(クラブ)だが、作中での呼び名はホスト部(ぶ)である。
登場人物

学生キャラクターの学年は物語スタート時。16巻にて、全員進級(あるいは卒業)している。また、ホスト部員はハルヒのボストン留学に合わせ、最終話に全員で留学している。
ホスト部員
藤岡 ハルヒ(ふじおか ハルヒ)
通称ハルヒ・ハルヒ君。光邦のみハルちゃん。たまに環に娘と呼ばれている。なお、ヅカ部の天草紅緒らからは乙女と呼ばれる。1年A組。155cm。O型。
2月4日生まれ。男子学生服を着るだけ(一応スポーツブラを着用している)でごまかせるほどのなだらかAカップで、中性的ながら全体的に整った容姿である。好きな食べ物は寿司(特に大トロ)、ラーメン。嫌いな食べ物は甘い物、辛い物(一部例外)。天然系で、普段は極めて無関心・無感動な「薄い」性分。得意科目は古典英語で、嫌いな科目は美術。学年首席(特待生でいるための条件。一度ミスで3番に落ち追試を受ける)。物語の主人公。一人称は「自分」。一般庶民だが、成績優秀につき特待生として桜蘭学院高校に入学。ホスト部には、割ってしまった花瓶の損害800万円の返済のため入部。部員達に振り回されたり、金持ちとの感覚の違いに辟易したりと苦労が絶えない。将来は奨学金を貰って大学部(法学部)に進み、亡き母・琴子の職業であった弁護士を目指す予定(『LaLa』2011年9月号の特別編にて、無事に進学している)。そのため本質的にガリ勉で、運動は全般的に苦手。リズム感も悪いためダンスも歌も下手で、演技も大根である。中学時代はロングヘアだったが、進学後、近所の子供によって髪にガムを付けられた事から自分で大雑把に切っており、以来ボストン留学まで第1話で双子が手直ししたショートカットだったが、ボストン留学中から後ろ髪のみ伸ばし始める。基本的に大雑把な性格で、無自覚な毒舌家。あまりに薄い性分から周囲が空回りすることも多く、悪意のない強烈な一言でとどめを刺し、よく人を落ち込ませる。恋愛に対する無自覚さは、メイに「同情できないレベルで罪に値する」とまで言われた。しかし、人の特徴や行動などを無意識のうちに細かく観察しており、双子の違いを看破したり、些細な変化から心情を汲み取ったりしている。無自覚な仕草など、時折少女らしい一面も見せるが、父・蘭花がニューハーフなせいか性別や容姿には無頓着で、周囲を嘆かせている。また、ご馳走に釣られやすい(大トロに憧れるも環の妨害や不運のため未食)。結構律儀で、なし崩し的に取り交わした約束も守ろうとするため、周囲からは信頼されている。母親を早くに亡くしたため、幼い頃から家事などを行い、父・蘭花が夜間勤務で家にあまりいないこともあり、「誰かに頼る」という考えに至らないことが多く、基本的に自分の事は一人で解決しようとする。そのため無自覚なうちに環をはじめとした周囲を心配させ、光邦に注意された上、鏡夜の「あえて悪役に回る」という遠回しなフォローを受けたこともある。また、環らと出会って以降、自分のものの見方や考え方が変化したと自覚している。学院内では、部員と笠野田以外の生徒には女とばれていない(女装した際も、ホスト部常連は「良く似合う」という程度の認識しかしておらず、最終話の蘭花の発言でやっとバレた)が、中学時代の同級生や近所の知人には周知である。高所・閉所・など、怖いという人が多いものは割と平気だが、が大の苦手で、体がすくんでしまうほど極度に怯える。作中中盤で、環の前だと激しい動悸が起こるようになり、本人は風邪の症状だと思っていたが、環が鹿谷と二人でいるところを見たときに嫌だと感じたのをきっかけに、その少し前から環のことが好きだと自覚している。周囲には環のことが好きなのは隠しているつもりだが行動や言葉でバレバレ。環が学校に来なくなってからは、光に「殿を助けるためにも告白しろ」とハッパをかけられた(第80話ラストにて告白)。が、その後はいつも通りのさっぱりとした態度だったため、双子には「告白=任務完了」タイプだと評されてしまう(表に出ないだけで、2人きりになれる時間を待っていたりなど、一応気にしてはいたらしいが)。
須王 環(すおう たまき)(フランス名:ルネ・環・リシャール・ド・グランテーヌ)
通称キング(ただし自称)・環・環先輩・環様。双子のみ殿、まれにお父さん。光邦のみタマちゃん。たまに鏡夜のみ父さん。2年A組。183cm。A型。4月8日生まれ。好きな食べ物は庶民ラーメン庶民菓子(特にベビースターラーメン)。ややナル&おバカな王子系で、ホスト部創立の理由も「自分が楽しいから」という、善意で周囲を振り回す性格。得意科目は英語フランス語世界史で、学年次席(勉強は全くしない天才型で運動も得意)。指名率7割を誇るホスト部部長。甘いトークで女性のハートを捕らえる接客を得意とし、その際は「苗字+姫」で呼ぶ(これは部員のほとんどに伝染している)。その名声(?)は初等部にも「女を喜ばす天才」、クラス男子には「おバカ」として有名。母に教わったピアノの腕前は抜群。生まれてから一度も風邪をひいたことがなかったが、9巻で初めてひく(原因はハルヒ)。部員(鏡夜とハルヒ以外)に黙って修学旅行を欠席した罰として越中褌一丁の姿の時に、カメラを向けられピースサインをしたことも。本人曰く「カメラを向けられると自然にそうなる」らしい。フランス人の母を持つハーフで、母が正妻でないため共にフランスで暮らしていた。14歳のときに日本に呼ばれ、桜蘭学院中等部へ編入して知り合った鏡夜と、高等部入学後ホスト部を設立する。父から聞いた(間違った)日本文化に憧れていたらしい。涙と情に脆くお人好し。部員のイタズラやツッコミを受けては子供のようにいじけるが、どんなに落ち込んでも苦境や苦難を自分のエネルギーに変えてしまう超ポジティブ思考の持ち主。それによって、複雑な家庭事情も乗り切ってきた「意外に苦労人」でもある。部長の威厳は皆無だが、そのしぶとくも明朗な人柄は、部員には慕われている。脳内では自分が父、鏡夜が母、ハルヒが娘、双子が息子という家族設定を持ち、オリエンテーリング以前はハルヒへの恋心をあくまで「父としての愛情」と錯誤するほど自分の感情に疎く無自覚だった(作中では、祖母によって引き離された両親を間近に見ていたため、「家族の絆」に固執することで無意識のうちに恋愛感情を封じているせいと推測されている)。オリエンテーリング後、ようやくハルヒへの恋心を自覚し、光を呼び出しハルヒのことが好きだと告げる。父属性のせいか行動が親馬鹿全開となる蘭花似で、ハルヒが環のあしらいに手慣れているのはこのため。人懐こい犬を飼っている。原作では来日の際に須王第二邸の使用人達から子犬をプレゼントされ、「アンアン」と鳴くのでアントワネットという名前を付けた。アニメでは庶民デパートのペットショップで衝動買い。時代劇や「おしん」など人情系の番組を好む(これは父の策略の結果でもある。時代劇の劇伴曲をピアノで弾く事も出来るほど)。そのほかに子供向けのヒーローもののテレビも見たりする。ハルヒとの出会いで更に庶民の生活に興味を持つ(特に、以前から憧れだったコタツがお気に入りで、出会って早々の頃に鏡夜の家に作らせたほど)。また、シリーズものの食玩を全部コレクションしていたり、駄菓子(「庶民菓子」)を買い集めては空袋をスクラップ帳にとじ、感想まで書いていたりもする。ただし知識がテレビや聞き知ったレベルのため“庶民”のイメージはかなり貧困で、ハルヒに対して気を遣ったつもりでホスト部員の中で一番失礼な扱いをしている。フランスへの修学旅行には祖母との約束があるので、部員(鏡夜以外)やほかの生徒には内緒で欠席した。その間は第2邸の使用人達も休暇を取っていたため、暇なのでたびたび父親と食事をしていた。その際の出来事がきっかけで、自分がやりたい事を「須王」の中に見出し始めている。原作16巻にて須王本邸へ移ることが決まったが、会長である祖母の命により、外部の人間(特にハルヒ)を「須王」にまつわる事件に巻き込まないよう、ホスト部と縁を切ることとなった(最終的に復帰)。ハルヒが留学を決めてからハルヒには内緒で留学を決めたが、放課後や休日に祖母の用事をこなすという条件を出されたため、しばらくそれに忙殺されていた。その合間に、ボストンでの新居として、アントワネットを飼えて、リビングのドアで互いに行き来できるアパートを密かに探していた。将来ハルヒと結婚するだろうと作者から示唆されている。
鳳 鏡夜(おおとり きょうや)
通称鏡夜・鏡夜先輩。光邦のみきょーちゃん。環や双子からはお母さん・母さんと呼ばれる事も。れんげのみ鏡夜様。2年A組のクラス委員長。181cm。AB型。11月22日生まれ。クール系。好きな食べ物は辛い物。嫌いな食べ物は甘い物。得意科目は英語ドイツ語物理で、学年首席(環と違い、ある程度は努力する)。ホスト部副部長兼店長で、何事も理知的に計画を進める知性派。裏では(他の部員曰く)部の実権を握る「影のキング」で[9]、営業中は「悪魔の笑み」を絶やさない腹黒い策士。常に手帳(小説内では「閻魔帳」と呼ばれる。ドラマ版ではiPadを使用。)を携帯し、営業中も帳簿を手離さない。マネージメント担当のため接客は少ない。生徒のデータから裏情報に至るまで詳しいが、聞かれないと話さないタイプで、自ら部のトラブルを演出することもある。環の提案に「自分に迷惑が掛からないから」という理由で賛同することもあるが、大抵は深く関わろうとはせず、もっぱら様子を見ているだけ。低血圧で寝起きが悪く、無理に起こすと非常に怖い目で睨み付けられ、普段は厚顔無恥な常陸院ブラザーズですら恐れおののくほどである(通称・低血圧大魔王)。このため魔王、大魔王などと呼ばれているが、一部では般若一号(二号は笠野田律)としても恐れられている。以前は、兄達に劣らぬ才覚を持つも、彼らを立てる完璧な「三男」を演じてきたが、環の指摘で現状に甘んじている自分の姿に気付いてからは、虎視眈々と跡取りの座を目論んでいる。また、2人の兄がそろって医学部へ進学したため、あえて経済学部に進学し、その後、アメリカでMBAを取得するつもり。実際のところ、『LaLa』2011年9月号の特別編にて、アメリカの大学に進学しており、須王グループの事業の視察に行った環と食事したらしい。部員との付き合いを「メリットのため」と言い切る自称エゴイストだが、本当は「素直」ではないだけである。利益のためなら部員の私物や隠し撮り写真集を販売したり、媚を売ったりと何でも利用する。逆にメリットがないと、徹底的に無関心で無愛想。だがデパートで老婦人を詐欺から守ったり、修学旅行先で環の母親を探したりなど損得抜きで動く一面も。クールなイメージがあるが、環曰く「熱いヤツ」。環に冷たい対応が多いが、「親友」としてしっかり認めており、ほかの部員達も「かけがえのない友人」と認識している。また、須王家の騒動の最中は、弁護士・高坂の不審な行動や須王家の動向を密かに調査していた。最終話にて、無自覚ながらハルヒを好きだったのではないかと、光邦に指摘されたがそれは否定している。否定しつつ、かけがえのないものを得たためそれを壊すつもりはないと発言していることから、恋開く前よりさらに前の段階で止めてしまったのかもしれないが、真相は藪の中である。
常陸院ブラザーズ(ひたちいんブラザーズ)
1年A組。178.2cm。B型。6月9日生。イタズラと他人を玩具にすることが大好きな小悪魔系で[9]、ヒマになるとトラブルを起こすために何でもやるタイプであるため、周囲に警戒されている。好きな食べ物はイタリアン、激辛料理(他人が食べないような辛さのものを食べてみるのが好き)。しかしいろんな料理にメイプルシロップをかけたりするらしい。禁断の兄弟愛とシンメトリーが売りの双子。中等部3年より入部。営業中は光が攻め、馨が受けを担当。遊びとイタズラ好きの放楽主義で、つまらないことには無関心。前髪(光・右分け、馨・左分け)と服装以外はほぼそっくりだったが、後に光が髪の色を変え、見分けやすくなった。アニメ版においては、前髪の分け目が逆になっているシーンも多々見られる。


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