桃太郎
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^ 甲斐国巨摩郡逸見筋岩下村の甘露山慈雲院(明治31年の洪水で寺は失われた)で記録されたものだが、京都で聞いた話を伝えたものと記されている。
^ 加原は、草双紙は江戸や関西の都市で発行されたものなので偏重があり、日本全土の伝承を反映しているわけではないと意見する。
^ 桃太郎が桃から生れたとするのは、小池曰く「変遷期後期」(享和元年[1801年]?慶応三年[1867年])だという。Koike 1967, p. 36。
^ 『再板/桃太郎昔語』とも題されており、この再版のうち加賀文庫所蔵本は刊行年不明だが、これとは別に大東急文庫所蔵本は安永6年(1777年)があるのでほぼ同年代と比定できる。また、資料によっては赤本でなく黄表紙として扱われる[24]
^ 絵師の西村重信は、この号を享保16年(1731年)?延享4年(1747年)頃に名乗っており、のち「石川豊信」と改名した[25][26]
^ 他にも"中啓を右手にもち"、"髪には宝珠のような珠が飾られ"と観察する。
^ 教科書は公刊物なため著者名が記述されず、小波が著者という断定に至らない。
^ "もゝたろふが、おにがしまにゆきしは、たからをとりにゆくといへり。けしからぬことならずや。たからは、おにのだいじにして、しまいおきしものにて、たからのぬしはおになり。ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり。もしまたそのおにが、いつたいわろきものにて、よのなかのさまたげをなせしことあらば、もゝたろふのゆうきにて、これをこらしむるは、はなはだよきことなれども、たからをとりてうちにかへり、おぢいさんとおばゝさんにあげたとは、たゞよくのためのしごとにて、ひれつせんばんなり。(桃太郎が鬼ヶ島に行ったのは宝をとりに行くためだ。けしからんことではないか。宝は鬼が大事にして、しまっておいた物で、宝の持ち主は鬼である。持ち主のある宝を理由もなくとりに行くとは、桃太郎は盗人と言うべき悪者である。また、もしその鬼が悪者であって世の中に害を成すことがあれば、桃太郎の勇気においてこれを懲らしめることはとても良いことだけれども、宝を獲って家に帰り、お爺さんとお婆さんにあげたとなれば、これはただ欲のための行為であり、大変に卑劣である)"。
^ 桃太郎の模擬裁判を扱ったフィクション作品としては、民話の出来事を裁判員制度の題材とした漫画『裁判長! 桃太郎は「強盗致傷」です!』(漫画:相川タク、監修:小林剛)、NHK教育テレビジョンのテレビドラマ『昔話法廷』などがある
^ カチカチ山浦島太郎なども含めたSFパロディ作品。
^ 男女の役割を逆転させお爺さんが「川で洗濯」に、お婆さんが「山へ柴刈り」に行く。
^ 「脱力力」を武器とする桃太郎・ももぺの活躍を描く。読売新聞日曜版に連載・単行本化。

出典^ a b 加原 2010, pp. 52?53.
^ 小池藤五郎「記録されたる桃太郎古説話の研究(下)」『国語と国文学』第11巻第3号82頁、1934年。山崎 2019, p. 62に拠る。
^ 小池 1967, p. 9.
^ a b c 加原 2010, p. 54.
^ a b 服部 1979, p. 27(山崎 2018a, p. 59, 注6に拠る)
^ 関 1978, pp. 81?83.
^ a b c d e 加原 2010, p. 53.
^ a b c d e 野村純一他編 『昔話・伝説小事典』 みずうみ書房、1987年、254-255頁。ISBN 4-838-03108-4
^ 滑川 1981, p. 334.
^ a b 加原 2011, p. 488.
^ 滑川 1981, p. 25.
^ a b 大隅和雄『文化史の構想』吉川弘文館、2003年。https://books.google.com/books?id=WKoyAQAAIAAJ。 
^ Koike 1972, p. 25, Koike 1967, p. 16
^ a b c d e f g h 吉成勇編 『歴史読本特別増刊・事典シリーズ〈第16号〉日本「神話・伝説」総覧』 新人物往来社、1992年、274-275頁。
^ 小池 1967, pp. 19?20, 24?27
^ 小池 1967, p. 19.
^ 内ヶア 1999, p. 78(山崎 2018a, p. 59に拠る)
^ 加原 2010, p. 54, 注2
^ a b c 小池 1967, p. 21.
^ a b 源豐秋「氣比神宮の桃太カの彫刻に就いて」『歴史と地理』第11巻、第2号、72-78頁、1923年。NDLJP:3566881。https://books.google.com/books?id=OjpBAQAAIAAJ&dq=%22桃太郎%22。 
^ a b c d 小池 1967, pp. 35?37.
^ 小池 1972, pp. 24?28.
^ 山崎 2018b, pp. 33?34.
^ 山崎 2018a, pp. 51?53.
^ 山崎 2018a, p. 52.
^ 吉田暎二『浮世絵事典』 2巻、画文堂、1971年(原著1965年)、278頁。https://books.google.com/books?id=7qVNAAAAYAAJ。
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