フランスでは空軍の中距離弾道ミサイルSSBSシリーズにおいて、1971年に配備されたSSBS S-2ミサイルが核出力120キロトンのMR 31、1980年に運用が開始されたSSBS S-3ミサイルが核出力1.2メガトンの熱核弾頭であるTN 61を搭載した。1974年に配備された陸軍の短距離弾道ミサイル(地対地ミサイル)のプルトン(Pluton)は核出力25キロトンのAN 51
が、後継として1984年から開発が始まったハデス(Hades)では80キロトンのTN 90が搭載されている。これらのミサイルは冷戦終結後に全て廃棄された。海軍では潜水艦発射弾道ミサイルのMSBSシリーズにおいて、M-1とM-2が核出力500キロトンのMR 41を搭載し、M-20とM4ではTN 61、M4A/M4Bが核出力150キロトンのTN 70/TN 71を搭載している。M-45/M-51ではTN 75が搭載されている。空軍の最初の核爆弾AN-11、及びミラージュIV爆撃機用の航空爆弾AN-22に替わる巡航ミサイルASMPが1986年に配備されている。弾頭は核出力100キロトンから300キロトンのTN 80およびその後継のTN 81が搭載されている。後継ミサイルのANSの弾頭は未定の模様。中国、インド(アグニV)、パキスタンが核兵器を保有しているが、機密とされ詳細は不明である。南アフリカと、核兵器の保有が疑われているイスラエル、北朝鮮も同様である。
脚注[脚注の使い方]^ “(いちからわかる!)核軍縮、進んでいる?:朝日新聞デジタル